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小惑星リュウグウの試料に46億年前の「太古の水」,「海の起源」解明へ一歩!

■Abstract

A team from JAXA (Japan Aerospace Exploration Agency) and Tohoku University discovered liquid water trapped in crystals in sand brought back from the asteroid Ryugu in December 2020 by Hayabusa2 in the American science magazine "Science." 

Key words:Hayabusa2, Ryugu, Space, Liquid water, Science

JAXA(宇宙航空研究開発機構)や東北大学などのチームは、アメリカの科学誌「サイエンス」に、はやぶさ2が2020年12月に小惑星リュウグウから持ち帰った砂から、結晶に閉じ込められた「液体の水」を発見したと発表しました。

はやぶさ2 ホームページ

小惑星が地球に降り注いで海 や生命の材料をもたらしたとする説を補強する成果となります。

アメリカ学会誌に掲載する論文では、この水が二酸化炭素を含む炭酸水であることを正式に発表され、さらに、有機物や塩などが溶けていることも明らかにしこれまでの分析では液体ではなく水の痕跡が検出されていた。

研究チームは試料1粒の内部 を特殊な方法で分析した。 その結果、鉱物内の微小な空洞に液体の水が入ってることを5か所で確認した。

リュウグウはもともと、 直径約100Mの「母天体」の一部だったとのことです。 母天体は約45億年前に太陽系が生まれてから間もなく誕生していたと推定。その数百万年後、内 一部に岩石とほぼ同じくらい大量の水を含んでいたと、 鉱物の種類や量から推定している。当時、母天体内部で形成された鉱物に、周囲の水 が閉じ込められ、そのまま残ったと推定している。

■筆者の意見

現在、アルテミス計画により、世界各国が宇宙開拓するために力を合わせています。

そんな中、われわれはどこから来たのか?という疑問を明らかにするはやぶさ2の功績は、とても素晴らしいと思います。

また、はやぶさ2の小惑星から試料を持ち帰った技術も世界誇る日本の技術だと考えています。

参考資料


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