仕事を冷静に見つめる:「やりがいのある仕事」という幻想【本紹介】
■概要
小説家である著者が「これからの働き方」をテーマに書いたエッセイ。
■印象的な部分
・人は働くために生きているのではない
労働していなくても、基本的人権は無条件で認められるはず。
働いているから偉い、働いていないと可哀そう、といったことはない。
「稼ぐ者が偉い」という考え方は産業革命でごく一部の人間が稼ぎ、社会を支配するようになったことで広まったもので、大昔からあった考え方ではない。
・仕事はすごいもの、というイメージが作られている
「国を動かす」「未来を築く」とい