読書:桜の森の満開の下
梶井基次郎の「桜の樹の下には」に続き坂口安吾の桜にちなんだ作品も読んでみた。山賊が主人公の物語で、夫と一緒に歩いていた美しい女を連れ去り一緒に暮らしていく話であった。山賊の男は桜の木の下は理由はわからないが気が変になって恐ろしいものだという気持ちでいて、来年また花が咲いたらなぜ気が変になってしまうか考えようとしていた。しかしながら、考えてもわからないまま、物語の終盤では女と一緒に桜の下を恐れずに通ってしまい、それがきっかけで物語の終わりに向かう作品となっていた。
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