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恥ずかしいだけのガチポエム

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素敵な写真とセンチなポエム。現実の厳しさに疲れた心を癒やされたいあなたに贈る、こつこつと積み上げていく世界。 心のどこかがほんのりとあたたかくなれば幸いです。 がんばって、だいた… もっと読む
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2023年6月の記事一覧

松の光

松の光

松の向こうに町が見える。
はるか彼方みたいな。そこまで遠くないんだけど。だけど、松をくぐった向こうに見えるということで、視覚的に遠くに見える。

はじまり

はじまり

線路の上から眺めていたら、電車が走っていった。これは物語のはじまりだろうか。そんなことをふと思う。

味わい

味わい

高いところから見おろす。
その街並みは古びていて、ややごちゃごちゃしている。昭和のような気分。味わい、楽しむ。

記憶

記憶

昔はいろいろなものがあったのを思い返す。
いつの風景だか覚えていないけれど、無造作なおもしろさがあった。
それは記憶の中で作られたものなのかもしれないけれど。

セピアの時代

セピアの時代

懐かしい風景。
ほんとうに自分がここにいたのだろうかと、古い写真を眺めて思う。
セピア色に変色したその時代は、今の自分が生きるにはあまりにも純粋すぎて。

引き寄せられていく

引き寄せられていく

送電線ばかり眺める。
どこに魅せられるのかわからなくて、だけど、これはすばらしいと思う。
自分でもわからない魅力に引き寄せられていく。

だんだん

だんだん

高速道路がだんだんと続いていく。
はしごの下を走るように。
見上げるまもなく走り去る。

電線のゆくえ

電線のゆくえ

電線はいつまであるのだろう。
いつの日か電線がいらない世界が訪れたら、今世界中に張り巡らされた電線はどうなるのだろう。

不穏な空

不穏な空

夜空に雲がかかっている。
それはすこし不穏な空気を醸しだしていて、心地よい違和感を覚える。
そんな空の下、ぼくらは生きていく。

夏

人々の装い。影が濃くなって。
夏が近づいている。

灯り

灯り

立ち止まって町の光を眺める。
ぼくらは灯りが必要だ。
暗闇ばかりでは意識が眠ってしまう。

センチメンタルの条件

センチメンタルの条件

センチメンタルな空はいつも夕方以降で、空気はややひんやりとしていて湿度が高い。なぜ心が揺れるのか、ずっと探し続けていて。まだこれからも探し続けていく。

道

歩く。
道はいつも平坦じゃないけれど歩く道があるだけいい。
いつか、素晴らしい場所にたどりつくから。

答え合わせ

答え合わせ

交番だと思っていた建物が実は違っていた。それとも昔は交番だったろうか。久しぶりに訪れた町で記憶の答え合わせ。