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令和2(行ケ)10004  審決取消請求事件  特許権 【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】

■事件の概要 令和3年8月31日判決 原告 旭化成ファーマ株式会社 被告 沢井製薬株式会社 本件は,特許無効審決の取消訴訟である。 1特許庁における手続の経緯等(当事…

令和2(行ケ)10056  審決取消請求事件  特許権 【PTH含有骨粗鬆症治療/予防剤】

■事件の概要 原告 沢井製薬株式会社 被告 旭化成ファーマ株式会社 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。特許庁における手続の経緯等(当事者間…

令和2(行ケ)10132  審決取消請求事件  特許権 【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】

■事件の概要 原告 沢井製薬株式会社 被告 旭化成ファーマ株式会社 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。特許庁における手続の経緯等(当事者間…

令和2(行ケ)10044  審決取消請求事件  特許権 【脂質含有組成物およびその使用方法】

■事件の概要 原告 アーシャ ニュートリション サイエンシーズ, インコーポレイテッド 被告 特許庁長官 (1)ア原告は,平成21年4月20日(優先日平成20年4月21日,同年6月25…

令和2(ワ)4332  特許権侵害行為差止請求事件 【加熱式エアロゾル発生装置,及び一貫した特性のエアロゾルを発生させる方法】

■事件の概要 原告 フィリップ モーリス プロダクツ ソシエテ アノニム 被告 ジョウズ・ジャパン株式会社 (以下「被告ジョウズ」という。) 被告 アンカー・ジャパン株式会…

令和1(ワ)23407  特許権侵害差止等請求事件 【屋内のネット等の吊張体の吊張り方法,及びその装置】

■事件の概要 原告 東田商工株式会社 被告 テイエヌネット株式会社 被告 仲本建設株式会社 被告 有限会社明城建設 本件は,原告が,1被告テイエヌネット及び被告仲本建設…

令和2(行ケ)10142  審決取消請求事件  特許権 【基礎コンクリート形成用型枠の支持具】

■事件の概要 原告 株式会社東海建商 被告 株式会社エヌ・エス・ピー 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,サポート要件及び進歩性につ…

令和2(行ケ)10134  審決取消請求事件  特許権 【インターネットを介したデジタル・アート配信および鑑賞の制御ならびに画像形…

■事件の概要 原告 ビデリ インコーポレイテッド 被告 特許庁長官 (1)原告は,名称を「インターネットを介したデジタル・アート配信および鑑賞の制御ならびに画像形成のた…

令和2(行ケ)10053  審決取消請求事件  特許権 【二酸化炭素経皮・ 経粘膜吸収用組成物】

■事件の概要 原告 ネオケミア株式会社 被告 株式会社メディオン・ リサーチ・ラボラトリーズ (1) 被告は,平成11年5月6日に出願した特許出願(特願平11-1259 03号)の一部…

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令和2(行ケ)10054  審決取消請求事件  特許権 【核酸分解処理装置】

■事件の概要 原告 株式会社ウィングターフ 被告 株式会社シーライブ 1 特許庁における手続等(当事者間に争いがない) (1) 被告及び株式会社ノベルト(以下「ノベルト」とい…

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令和3(行ケ)10025  審決取消請求事件  特許権 【噴出ノズル管の製造方法並びにその方法により製造される噴出ノズル管】

■事件の概要 原告 X1 原告 X2 被告 Y 1 前提事実(争いのない事実は証拠を掲記しない。) (1) 当事者等(甲3,弁論の全趣旨) ア 日本インテグレーテッドワークス株式会社(…

令和2(行ケ)10057  審決取消請求事件  特許権 【電動ベッド】

■事件の概要 原告 株式会社プラッツ 被告 パラマウントベッド株式会社 (1) 被告は,平成14年11月11日,発明の名称を「電動ベッド」とする発 明について,特許出願(特願20…

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令和2(行ウ)423  手続却下処分取消等請求事件  特許権

■事件の概要 原告 ザリージェンツオブ ザユニバーシティオブカリフォルニア 被告 国 1 本件は,千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約 (以下「特…

令和2(行ケ)10147  審決取消請求事件  特許権 【ゲームプログラム】

■事件の概要 原告 グリー株式会社 被告 特許庁長官 原告は,発明の名称を「ゲームプログラム,ゲーム処理方法および情報処理装置」 とする発明(請求項1~8)について,平成…

令和2(行ケ)10094  審決取消請求事件  特許権 【逆流性食道炎の再発抑制剤】

■事件の概要 原告 大原薬品 被告 沢井製薬 (1) 原告は,平成29年4月4日,発明の名称を「逆流性食道炎の再発抑制剤」とする特許出願(特願2017-74712号。優先権主張 平成28…

令和2(行ケ)10004  審決取消請求事件  特許権 【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】

令和2(行ケ)10004  審決取消請求事件  特許権 【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】

■事件の概要
令和3年8月31日判決
原告 旭化成ファーマ株式会社
被告 沢井製薬株式会社
本件は,特許無効審決の取消訴訟である。
1特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1)原告は,平成29年3月27日,その名称を「骨粗鬆症治療剤ないし予防剤」とする発明について特許出願(特願2017-61092号。平成22年9月8日(優先権主張平成21年9月9日・特願2009-208039号)

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令和2(行ケ)10056  審決取消請求事件  特許権 【PTH含有骨粗鬆症治療/予防剤】

令和2(行ケ)10056  審決取消請求事件  特許権 【PTH含有骨粗鬆症治療/予防剤】

■事件の概要
原告 沢井製薬株式会社
被告 旭化成ファーマ株式会社

本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1)被告は,平成28年4月18日,その名称を「1回当たり100~200 単位のPTHが週1回投与されることを特徴とする,PTH含有骨粗鬆症治療/予防剤」とする発明について特許出願(特願2016-82589号。平成2

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令和2(行ケ)10132  審決取消請求事件  特許権 【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】

令和2(行ケ)10132  審決取消請求事件  特許権 【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】

■事件の概要
原告 沢井製薬株式会社
被告 旭化成ファーマ株式会社

本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1)被告は,平成29年3月27日,その名称を「骨粗鬆症治療剤ないし予防剤」とする発明について特許出願(特願2017-61091号。平成22年9月8日(優先権主張平成21年9月9日・特願2009-20803 9号)を

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令和2(行ケ)10044  審決取消請求事件  特許権 【脂質含有組成物およびその使用方法】

令和2(行ケ)10044  審決取消請求事件  特許権 【脂質含有組成物およびその使用方法】

■事件の概要
原告 アーシャ ニュートリション サイエンシーズ, インコーポレイテッド
被告 特許庁長官

(1)ア原告は,平成21年4月20日(優先日平成20年4月21日,同年6月25日,同年11月5日及び平成21年4月17日(以下「本願優先日」という。),優先権主張国米国)を国際出願日とする特許出願(特願201 1−506377号)の一部を分割して,平成26年5月12日,発明の名称を「脂質含有

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令和2(ワ)4332  特許権侵害行為差止請求事件 【加熱式エアロゾル発生装置,及び一貫した特性のエアロゾルを発生させる方法】

令和2(ワ)4332  特許権侵害行為差止請求事件 【加熱式エアロゾル発生装置,及び一貫した特性のエアロゾルを発生させる方法】

■事件の概要
原告 フィリップ モーリス プロダクツ ソシエテ アノニム
被告 ジョウズ・ジャパン株式会社 (以下「被告ジョウズ」という。)
被告 アンカー・ジャパン株式会社 (以下「被告アンカー」という。)

1 本件は,発明の名称を「加熱式エアロゾル発生装置,及び一貫した特性のエアロゾルを発生させる方法」とする発明に係る特許権(特許第6125008 号。以下「本件特許権」といい,同特許権に係る

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令和1(ワ)23407  特許権侵害差止等請求事件 【屋内のネット等の吊張体の吊張り方法,及びその装置】

令和1(ワ)23407  特許権侵害差止等請求事件 【屋内のネット等の吊張体の吊張り方法,及びその装置】

■事件の概要
原告 東田商工株式会社
被告 テイエヌネット株式会社
被告 仲本建設株式会社
被告 有限会社明城建設

本件は,原告が,1被告テイエヌネット及び被告仲本建設は別紙対象製品目録記載1の製品を設置して原告の有する特許第3598508号の特許権(以下「本件特許権」という。)を侵害したと主張して,差止請求権(特許法100条1項)に基づき,被告テイエヌネットに対し,別紙対象製品目録記載1の製品

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令和2(行ケ)10142  審決取消請求事件  特許権 【基礎コンクリート形成用型枠の支持具】

令和2(行ケ)10142  審決取消請求事件  特許権 【基礎コンクリート形成用型枠の支持具】

■事件の概要
原告 株式会社東海建商
被告 株式会社エヌ・エス・ピー

本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,サポート要件及び進歩性についての各認定判断の誤りの有無である。
1 特許庁における手続の経緯
(1)被告は,平成19年5月29日,発明の名称を「基礎コンクリート形成用型枠の支持具」とする特許出願(特願2007-142255号)をし,平成22 年1月29日,その

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令和2(行ケ)10134  審決取消請求事件  特許権 【インターネットを介したデジタル・アート配信および鑑賞の制御ならびに画像形成のためのシステムおよび方法】

令和2(行ケ)10134  審決取消請求事件  特許権 【インターネットを介したデジタル・アート配信および鑑賞の制御ならびに画像形成のためのシステムおよび方法】

■事件の概要
原告 ビデリ インコーポレイテッド
被告 特許庁長官

(1)原告は,名称を「インターネットを介したデジタル・アート配信および鑑賞の制御ならびに画像形成のためのシステムおよび方法」とする発明について,国際出願日を平成26年3月14日とする特許出願(特願2016-503116[パリ条約による優先権主張平成25年12月17日,平成26年3月14日及び平成25年3月15日,いずれも米国]。

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令和2(行ケ)10053  審決取消請求事件  特許権 【二酸化炭素経皮・ 経粘膜吸収用組成物】

令和2(行ケ)10053  審決取消請求事件  特許権 【二酸化炭素経皮・ 経粘膜吸収用組成物】

■事件の概要
原告 ネオケミア株式会社
被告 株式会社メディオン・ リサーチ・ラボラトリーズ

(1) 被告は,平成11年5月6日に出願した特許出願(特願平11-1259 03号)の一部を分割して出願した特許出願(特願2007-154216 号)の一部を更に分割して出願した特許出願(特願2011-8226号)の一部を分割して,平成25年4月26日,発明の名称を「二酸化炭素経皮・ 経粘膜吸収用組成物

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令和2(行ケ)10054  審決取消請求事件  特許権 【核酸分解処理装置】

令和2(行ケ)10054  審決取消請求事件  特許権 【核酸分解処理装置】

■事件の概要
原告 株式会社ウィングターフ
被告 株式会社シーライブ

1 特許庁における手続等(当事者間に争いがない)
(1) 被告及び株式会社ノベルト(以下「ノベルト」という。)は,平成24年3月19日,発明の名称を「核酸分解処理装置」とする発明について特許出願(特願2012-62880号。以下「本件出願」という。)をし,平成26 年1月24日,特許権の設定登録を受けた(特許番号第546337

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令和3(行ケ)10025  審決取消請求事件  特許権 【噴出ノズル管の製造方法並びにその方法により製造される噴出ノズル管】

令和3(行ケ)10025  審決取消請求事件  特許権 【噴出ノズル管の製造方法並びにその方法により製造される噴出ノズル管】

■事件の概要
原告 X1
原告 X2
被告 Y

1 前提事実(争いのない事実は証拠を掲記しない。)
(1) 当事者等(甲3,弁論の全趣旨)
ア 日本インテグレーテッドワークス株式会社(以下「日本インテグレーテ ッド」という。)は,平成19年1月23日,工業用機械及び内燃機関の 機能維持用品の製造,販売等を目的として設立され,平成25年7月22 日に解散した会社である。
イ 原告X1は,日本イン

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令和2(行ケ)10057  審決取消請求事件  特許権 【電動ベッド】

令和2(行ケ)10057  審決取消請求事件  特許権 【電動ベッド】

■事件の概要
原告 株式会社プラッツ
被告 パラマウントベッド株式会社

(1) 被告は,平成14年11月11日,発明の名称を「電動ベッド」とする発 明について,特許出願(特願2002-327631号。以下「本件出願」 という。)をし,平成20年6月20日,その設定登録(特許第414123 3号,請求項の数2)を受けた(以下,この登録に係る特許を「本件特許」 という。)。
(2) 本件特許について

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令和2(行ウ)423  手続却下処分取消等請求事件  特許権

令和2(行ウ)423  手続却下処分取消等請求事件  特許権

■事件の概要
原告 ザリージェンツオブ ザユニバーシティオブカリフォルニア
被告 国

1 本件は,千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約 (以下「特許協力条約」という。)に基づき国際特許出願(以下「本件国際特許出願」という。)をした原告が,特許法(以下「法」という。)184条の 4第1項が定める優先日から2年6月の国内書面提出期間内に同項に規定する 明細書等の翻訳文(以下,「

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令和2(行ケ)10147  審決取消請求事件  特許権 【ゲームプログラム】

令和2(行ケ)10147  審決取消請求事件  特許権 【ゲームプログラム】

■事件の概要
原告 グリー株式会社
被告 特許庁長官

原告は,発明の名称を「ゲームプログラム,ゲーム処理方法および情報処理装置」 とする発明(請求項1~8)について,平成29年5月9日に特許出願(特願2017-92933号。以下,「当初出願」といい,願書に最初に添付された明細書及び図面〔甲3〕を「当初明細書」という。)をした。
当初出願は,原告が,平成25年5月24日(以下,「分割原出願日」とい

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令和2(行ケ)10094  審決取消請求事件  特許権 【逆流性食道炎の再発抑制剤】

令和2(行ケ)10094  審決取消請求事件  特許権 【逆流性食道炎の再発抑制剤】

■事件の概要
原告 大原薬品
被告 沢井製薬

(1) 原告は,平成29年4月4日,発明の名称を「逆流性食道炎の再発抑制剤」とする特許出願(特願2017-74712号。優先権主張 平成28年10月27日[以下「本件優先日」という。])をし,平成30年2月2日,その設定登録を 受けた(特許第6283440号。以下「本件特許」といい,本件特許に係る明細 書及び図面を「本件明細書」という。甲33)。なお

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