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記事一覧
[ショートショート] モンブラン失言:根性がないんですよ根性が
はいどうもモンブランです。
最近の若者はね、根性がないんですよ根性が。何かといえばすぐ暑いだの水分補給だのって。
昔はクーラーなんかなかったんですよ。人間はどんどんひ弱になってきていますね。
ひ弱と言えばすぐ仕事を辞める人も増えていますね。すぐ諦めちゃうんですよね。
根性がないんですよ根性が。昔は就職したら定年まで会社一筋で働くのが当たり前だったんですからね。
男は一家を支えていか
[ショートショート] 誘惑銀杏:乳首が…
男をたぶらかして金を盗み取る悪質な事件が多発していた。
女は巧みに男を誘い出してホテルに連れ込むと、事を始める前に睡眠薬だか何だかを飲ませて意思不明とさせた挙句に金銭を全て奪って逃げるという手口だ。
巷では、“誘惑銀杏” とその女は呼ばれていた。何でも乳首が銀杏のように黄色くて艶々だと言うのだ。
そんな乳首あるか? と思いつつも俺は興味深々だった。正体が分かっていれば騙されることはな
[ショートショート] 永久迷宮:ひと夏の人間離れ
夏休み…。
と言っても夏期講習の毎日だ。
その日、教室には女の子が一人だけ来ていた。
見たことがない子だった。電気も点けずに薄暗い教室に立っている。
その子のワンピースの袖から伸びている腕がやけに青白くて、そして異常に長いことに気がついてしまった。
片方の腕だけが床につきそうなくらい長い。
気がつかないふりをして教室に入るべきか迷っていると、女の子が急にこちらに向かって突進してきた。
と
[ショートショート] 夏の残り火:0.001%
操縦席の前方に座っているスバルの首筋に汗が光っているのをさっきからずっと見ている。
彼は生存を諦めていない。
だが俺たちはここで死ぬのだ。
開拓用装甲車のキャタピラがガヌルの死骸をいくつも踏みつぶして嫌な音を立てている。
殺しても殺しても奴らは不気味な歯をガチガチいわせて襲ってくる。
異常事態である。
…スバルよ…、俺はもう覚悟はできているぞ。
この灼熱ガヌル地獄が俺たち
[ショートショート] 綾子と虎丸:1秒の恋
「姫さま〜!姫さま〜」
家臣たちが右往左往しているのを綾子は木の上から眺めていた。
…誰も私がこんなところにいるとは思うまい。
あんな重たい着物を着て婿面談だなんて綾子は真っ平ごめんだった。
まだまだ自由でいたい。婿くらい自分の間合いで決めたいのだ。
木の上からバタバタ走る者どもを見ていると、どうやら隠密集も動員されたようだ。無能な若衆たちに見た顔が混ざっていた。
(虎丸か…)
[ショートショート] 人間というよりは植物に近い:見たことがないスポーツ
タイムマシンがぶっ壊れてものすごい未来に来てしまった。
軽く数億年は経っていると推測される。
幸いなことに人間はいる。
…いや人間というよりは植物に近い感じなのだが人間に見える。
私は彼らを勝手にボタニカリアンと呼んでいる。
言葉は全く通じない。通じないが友好的な関係だ。
彼らは頻繁に私を大勢が集まる場所に招待してくれる。
最近これはもしや何かのスポーツなのでは…と思い始めている。
会場
[ネコミミ花火 / あなたの物語に曲つけます] ヒロキの場合
ネコミミ村まつり:サブ会場『あなたの物語に曲つけます』の物語募集はは、本日15日いっぱいです。
多少の遅刻は受け付けます。書いてる途中!という人はコメントください☆
ここでひとつ。せかっくなので私も物語を書いてみたいと思います。
先にこちらをお読みください。(4,000文字くらい)
↓
このお話のB面的な物語です。
[ネコミミ花火の物語] ヒロキの場合…※注意:若干グロいです。
名前も
[SFショート] もしも明日、この惑星が滅びるのならば | PJさんの滅亡企画
アスラとデーヴァは黄金色に輝く惑星を見下ろし、そこに生命がいるのかどうかを探っていた。
彼らは系外惑星の生態調査のため打ち上げれらた惑星探査機だった。
一つの身体に二つの頭脳を持った彼らは、異なる二つの計算方法でこの世界を把握するツインプロセッサが採用されていた。
当初は観測したデータを母星へと送っていたが、やがて通信も途絶え、果てしない時の中を探査機は孤独な旅を続けてきたのだ。