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【広報つの掲載コラム】都農をめぐる冒険

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都農町広報誌「広報つの」に掲載していただいているコラムです。 移住者目線で都農町の今を綴ります。
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【広報つの2022年3月号掲載】都農をめぐる冒険Vol.6~「スポーツコミッション」と「スポーツ庁」をめぐる冒険

【広報つの2022年3月号掲載】都農をめぐる冒険Vol.6~「スポーツコミッション」と「スポーツ庁」をめぐる冒険

12月にスポーツ庁と日本スポーツツーリズム推進機構の皆さんが、ツノスポーツコミッションの活動を視察するために都農町に来られました。特に都農町・J.FC宮崎・ツノスポーツコミッションの三者が締結した「つの職育プロジェクト」に関する連携協定にもとづく、スポーツによる地方創生・まちづくりに資する活動が、全国的見ても先進的なモデルケースになる、というのです。

ここ10年で全国各地に170を超える数のスポ

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【広報つの2021年11月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.5 ~「勝利」と「敗北」をめぐる冒険】

【広報つの2021年11月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.5 ~「勝利」と「敗北」をめぐる冒険】

2021年9月19日(日)、九州サッカーリーグ最終戦が行われました。首位ヴェロスクロノス都農は、この試合で勝つか同点で優勝、敗れれば2位の沖縄SVが逆転優勝という大一番に臨みました。

拮抗した、紙一重の試合でした。

前半は、終了間際に都農が先制点を挙げ、理想的な展開となりました。後がない沖縄は、後半25分ごろから高身長の選手を都農ゴール前に集め、ひたすらにボールを放り込む作戦をとります。必死に

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【広報つの2021年7月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.4 ~「デジタル」と「アナログ」をめぐる冒険

【広報つの2021年7月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.4 ~「デジタル」と「アナログ」をめぐる冒険

都農町ではデジタル技術を地域づくりに活用する「デジタル・フレンドリー」が宣言され、いよいよ4月から本格的に運用が始まりました。
「デジタル」ってなんだか難しそうだな、私にはできないんじゃないかな、と思う方も多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのうちの一人です。でも大丈夫、怖がる必要はありません。
辞書を引けば「デジタル」は離散的(とびとび)に変化するもの、「アナログ」は連続的に変化するものを

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【広報つの2021年3月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.3 ~「高校生」と「地域活力」をめぐる冒険

【広報つの2021年3月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.3 ~「高校生」と「地域活力」をめぐる冒険

1952年に高鍋高校都農校舎として開校した都農高校は、2021年3月をもってその歴史に幕を閉じることとなります。都農町唯一の高校として、町と共におよそ70年間の歴史を刻んできました。最後の卒業生となる皆さんやOB・OGの皆さんがどのような心持ちで受入れることになるのか、私には想像も及びません。コロナ禍で制限も多くなるかと思いますが、思い出に残る素晴らしい閉校式を迎えられることをお祈りいたします。

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【広報つの2020年10月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.2 ~「ウイルス」と「スポーツ」をめぐる冒険

【広報つの2020年10月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.2 ~「ウイルス」と「スポーツ」をめぐる冒険

新型コロナウイルスは都農にも影を落としていました。町制施行100周年記念式典は大幅に縮小、夏祭りも中止、飲食店は休業や短縮営業を余儀なくされ、観光産業等も大きな打撃を受けました。スポーツイベントも軒並み中止、日常生活に制限されています。このコラムが掲載される頃がどのような状況か想像がつきません。
さて、都農町は10年前もウイルスと戦いました。口蹄疫です。
2010年当時、まだ岐阜にいた私は連日流れ

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【広報つの2020年6月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.1 ~「オタク」と「にわか」をめぐる冒険~

【広報つの2020年6月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.1 ~「オタク」と「にわか」をめぐる冒険~

「オタク」という言葉には、かつてアニメやマンガに没頭する者たちへの侮蔑的なニュアンスが含まれていましたが、今ではその意味合いもすっかり薄れ、「オタク」の使用が一般化しました。しばらくして蔑視され始めたのが「にわか」です。「オタク」が知識のひけらかしに終始し、「にわか」が愛情ではなくうわべの情報を語るときしばしば衝突が生まれてきました。同じものが好きな同志だというのに。
しかしその構図にも終止符が打

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