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声が心・性格・人生を変える!?  〜「声」と身体、心の関係について 〜

いきなりですが
あなたの声は大きいですか?小さいですか?
トーンは明るめ?🌟暗め?🌚

こんにちは(^^)
脳×心×体 革命大学🏫です✨ 

今回は、以前に書きましたセルフイメージの記事にとても関連するものなので、そちらを読んでから読むと理解度が全然違ってくると思いますので、未読の方はどうぞ読んでみてください。

今回は声(コミュニケーションの仕方)と身体、心の関係についてです。
冒頭で質問を書きましたが、みなさん、自分自身の声のトーンやコミュニケーションの仕方はどうでしょうか?
自分自身は声は大きいとかテンションは普通と思っていても、人に聞いてみると違うかもしれませんね。

内容としては声の大きさ、トーンなどのコミュニケーションの仕方が心、メンタルの状態を決めるのではないかという理論を展開していきます。
(慢性的な疲れ、自律神経の乱れ、高、低血圧、過食、など生活習慣病にも関連してくると推測。)

あとは最近話題のHSPやコロナでメンタルが崩れる理由も説明できます。

いったいどういうこと?またまた適当に題名だけで引き付けて内容は薄い、証拠もないんじゃないの?と思う方もいるでしょうが、科学的根拠を挙げて、順を追って説明していきますので、よろしくお願いします。ではいきましょう。

1.前回のおさらい 〜脳のシナプスのつながりが人格、性格、セルフイメージをつくる〜

少し前回のおさらいをします。
母親と子供を例に説明します。
A 母親はよく子供を褒め、スキンシップをとるタイプ
B 母親はよく子供を怒り、「あなたはだめな子、馬鹿ね、」などのマイナスの言葉をかけるタイプ

AとBでは子供の脳にどういう変化が起こると思いますか?
脳の中にはシナプスという神経がいくつも存在しており、何かを学習したり記憶したりする時、シナプス神経が増えることによってそれが可能となるのですが

まずAをみていきましょう
Aでは親が子供を褒めることで、子供は「私は凄いんだ、できる子なんだ」という認識が生まれます。それは脳のシナプスまで届き、シナプスが増えます。褒められ続けると、脳のシナプスは強く、太くなり、長期記憶されます。
つまりその子が、その子自身、つまり自分をどう思っているかという良い自己肯定感やセルフイメージが、シナプスによって形成されます。

そして感情の三角形の図を使うと(過去記事で紹介)
自分に自信がある=ドーパミンが優位となります。ドーパミンとは別名、幸せホルモンのことです。リラックスしているとよく脳から出ます。
ここで私の推測が入りますが、
なぜ自分に自信がある、自己肯定感が良いとホルモンバランスがよくなるのか?ですが、
自分に自信があるということはつまり、
自分は強い、良い生き物である=社会でも生き残っていくことができる=リラックスできる
と脳が認識しているのではないか
と考えます。



話を戻しまして、
Bの方はというと、だめね、馬鹿ねと親子から言われると脳、シナプスはそれを記憶します。そしてそれが繰り返されると長期記憶化され、子供は自分自身のことをだめで馬鹿であると強く認識、錯覚し、自己肯定感が低く、自信のない性格がつくられます。
ドラえもんに出てくるのび太のママのようですね。

感情の三角形でいうと
恥や劣等感を感じている時、脳からはノルアドレナリンやアドレナリンなどの脳内神経伝達物質がでます。(不安や悲しみ、興奮、怒りなど)


ここでも私の推測ですが、先ほど同様なぜ、自分に自信がない、劣等感や恥を感じているとノルアドレナリンなどが出るのか?ということに対しては

自分に自信がない、劣等感があるというのは
生物的には弱い立場にあります。
そうなると外敵に狙われやすく、生存が難しくなってきます。


そこでノルアドレナリンやアドレナリンなどを出して、筋肉を緊張させ(いつでも外敵から回避するため)、ネガティブな思考をし(そうすることで危険を先回りして想定して回避しようとしている)、生存しようと脳がさせるため、脳がノルアドレナリンなどを出していると考えます。

すいません、おさらいのつもりが長くなりました。
要するに、人の行為、行動、環境によってシナプスが増え、そのシナプスによって性格や、自信が形成されるということです。

2.声のトーンを変えるとなぜいいのか?

ここからようやく本題に入ります。
まず、みなさんのまわりに声の大きな人やトーンが明るい人、ハキハキ喋る人を思い浮かべてほしいのです。
そのかたは他の人よりも自信があるように見えませんでしょうか?
いかがでしょうか。

逆にぼそぼそしゃべる人は自信があるように見えるでしょうか?
多くに人が見えないと思うと答えるのではないでしょうか?

私はここである疑問が生まれました。
A.自信があるから声が大きい、ハキハキ、堂々としているのか?
B.もしくは声が大きい、ハキハキ、堂々としているから自信が生まれるのか?
そして私が考える答えは、どちらもYESであるが、後者のBの方が大事である。
という結論に至りました。

ではまずAについて解説していきます。
例えば、ある塾に通っていて算数が得意な小学生の子がいるとします。
その子は通っている小学校の算数の授業では、他の子より算数について詳しいので、自信満々に手を上げ答えるイメージが容易に想像できます。
こういう時は答えに自信があるので声も大きくなるのではないでしょうか?

脳科学的に説明すれば、これは
①塾というところで算数について勉強した(行動)
②それが脳の神経回路に組み込まれた。(シナプスの増加)
③行動の結果、それが自信につながった。

という少しシンプルですがこうなります。
スポーツでもビジネスでも同じことがいえると思います。

しかし、実際人よりも勉強していたとしても、恥ずかしがって自信満々に手を上げない自信のない子もいると思います。(自信満々に答えて、調子に乗ってると思われたらどうしよう。。間違っていたら恥ずかしいだけだからやめておこう。。。など)それはなぜでしょうか?

それについてはBで解説していきます。
Bでは声を大きく、ハキハキすることによって、自信があるとしました。
Aにおいては行動すること、つまり努力ともいえますが、それを積み重ねることで自信につながるが、誰しもそういうわけではないと書きました。


・仕事、勉強、スポーツができても、
「いや私なんか・・・」と自信なさそうな人
・イケメン・美女なのに自信がない人
・いい人・優しいのに自信がない人

あなたのまわりには、こういう方いないでしょうか?
ではなぜこんなことが起きるのか?
私はそれが声のトーンや大きさを含めたコミュニケーションの仕方にあると思っています。
ここで逆にぼそぼそ話すことが脳にどう影響してくるのかを解説していきます。

ぼそぼそと抑揚のない、コミュニケーションを続けていくと、脳にはその行為行動が脳神経回路に記憶されます。それが継続されていくと、シナプスは太く、強くなり長期記憶されます。

掛け算を大人になっても覚えているのは、同じことを繰り返し唱えることで脳に長期記憶されたからであり、原理は同じです。)

(これが俗にいう潜在意識と呼ばれるものでしょう。潜在意識とはシナプス回路の集合、集まりであり、これが性格、セルフイメージ、自己肯定感を形成すると考えます。)

そういうコミュニケーションを続けると、脳に記憶され、
脳は「私はぼそぼそと自信なさそうに話す人間なんだ」
と勝手に自分自身を認識、定義すると考えます。
そしてそれはつまり「生物的に私は弱い立場、能力なのだ」
と脳が認識する
のではないでしょうか。

そうするとどうなるか?
以前の記事にも書きましたが、人間にはマズローが唱えた5段階の欲求があると書きましたが

人間はこの欲求を満たすために行動しますが、
もし自分のことを「弱い」と認識している場合、脳は「私は弱いから、外敵にねらわれやすくなる!大変だ!警戒しなくては!」となり、
扁桃体などが興奮しやすくなり、不安や恐怖の脳内化学物質、ノルアドレナリンやアドレナリンなどが分泌されやすくなります。

現代では当てはまりませんが、人間が狩猟民族だったころなどは、人間同士の争い、殺し合いが多くありました。なので自信がない場合、対人においても不安や恐怖を感じるように、脳はプログラムされているのでしょう。

3.なぜ人見知りが起こるのか?(対人恐怖、コミュニケーション障害なども)

この理論から人見知りが起こるメカニズムを説明することができます。
5~6歳の子供を観察してみれば、自信満々でいつもハツラツな子供もいれば、だれに対してもビクビクしておいて自信のない、控えめ、おとなしい子もいます。
つまり自信は5~6歳の段階で持っている子とそうでない子にもうすでに分かれているということです。
そしてそれは脳が外界に対して警戒モードか否かであるだと考えます。(ノルアドレナリンやアドレナリンがでているか、ドーパミン(リラックス)がでているか)

親が厳しい、言うとおりにしないと怒られる、自分の言いたいことがいえないなどの環境に育った子は、外界は危険であると脳が認識し、生存欲求を第一に満たそうと行動するため、我慢することを優先します。
子供が親を怒らせると、親が子供を育てることを放棄する可能性があり、それは「死」を意味するからです。

それによって生存欲求を満たすために、常に周りに気を使いながら、発言するようになり、声は小さく、恐る恐る出す習慣が身に付いてしまい、そこから先は、先ほど言ったとおりです。
これはあくまで例の一つです。
・他には職場のストレスが続くことでテンションが下がり、声のトーンも下がる。
・プライベートでショックなことがあり、テンションがさがり、声も下がる。
など色々あるでしょう。

ここで逆説的に考えると脳に「自分は強い人間だ」と認識させればいいわけで、ぼそぼそ話すのではなく、ハキハキ、トーンを上げる、反対のことをすればいいわけです。 

すると、→ドーパミンが出やすくなる→緊張することがなくなり、いつもリラックスできる→脳の警戒モードが解けるので、人見知りもなくなる→行動的になる→人生が楽しくなる。という好循環が生まれるわけです。

どうしても脳が警戒モードだと、つまりノルアドレナリンやアドレナリンが出やすいと、人間は回避行動を取りやすくなります。人からこう思われたらどうしよう、緊張しているのがばれたらどうしようなどと、手前でかんがえてしまい(これはノルアドレナリンやアドレナリンがでていると、ネガティブに考えやすくなります。)、人間は生存欲求、安全欲求を満たすように行動しますから、そう考えた瞬間、この行動を取ると生命のリスクにつながるかもしれない!(少し大げさですが笑)
というような思考回路により、行動しなくなります。
これがひどくなったのが、引きこもりや不登校です。
回避型パーソナル障害と呼ばれるもののしくみもこれでしょう。

5.まとめ


いかがだったでしょうか?
・私はダメな奴だし、自信がないから、声も小さいし、弱弱しく、行動力もないんだ・・・

ではなく

①ハキハキ、堂々と、笑顔で積極的。元気な行動、コミュニケーションをとる(声の出し方、表情、あいさつなどなど)
②脳の神経回路、潜在意識が書き換わる(脳の可塑性と言います)
③脳が「私はできる、強い人間だ」と認識する。
④不安や恐怖の元となるノルアドレナリンやアドレナリンがでにくくなり
代わりにドーパミンがでる(生物的に強いため、外敵、外界に狙われにくくなると脳が認識し、扁桃体の活動が抑えられるため。
⑤自信が生まれる

つまり逆から考えるという感じですかね。
弱い人、自信がない人の身振り手振り、ふるまいをしてるから、弱いままなのです。
面白い話があって、女優の米倉涼子さんっていますよね?



あの方は今でこそ、堂々と自信に溢れるかっこいい方ですが、
あの方も元々人見知りで、自信なんかなかった人らしいです。
ですが、そんな時に現場で人見知りながらもいろんな人に話しかける習慣を始めたら、人見知りがなくなったと仰っていて、まさにこの理論の通りだなと思いました。


あと「身体はトラウマを記憶する」という本のなかで 
トラウマを抱えた人が演劇を行うと治療の効果があると書いてあり、当初読んだときはなぜか分からなかったのですが、上で書いた通り整理すると、
1.声のトーン、話し方を演技によって変える
2.脳の神経回路がかわる
3.脳の自分自身への評価、認識がかわる
4.脳内化学物質が変わる。
ということだといえます。

そして最後に。これを紹介しておきましょう。

っていう格言ありますよね。
これは脳科学的にみても正しいと思います。
正し、行動(今回はコミュニケーションの仕方)が変わるから心(脳内化学物質)がかわり、そして行動(範囲、礼儀、質など)がかわり人生が変わるのではないかと思います。
つまり行動が先。
この世の中には残念ながら、ネガティブな要素が多くあり、それが私たち人間の心を刺激します。そしてそれに反応してしまうと、テンションが下がります。そしてそれが続くとそれが習慣になってしまい、性格(シナプス回路)を作ります。

なにがあっても、いつも元気に明るくコミュニケーションするということがとても大事なのです。

冒頭でコロナでメンタルが崩れる理由も説明できますと書きましたが、コロナで人と会う機会がへりると、声を出すなどのコミュニケーションが減ってきます。加えてSNSなどを見て充実してる人とかと比較などして、心が反応しネガティブになると声のトーンやテンションが下がってしまう、そして脳内物質も変わるという流れです。

ま~だまだ伝えたいことはありますが、今日はこの辺で。
指が疲れました(笑)
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