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地域の「輝く先輩」インタビュー:ゆきぐに探究委員会高校生の活動

こんにちは、新潟県地域おこし協力隊松井千枝です。

6月は雨が多いですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

私は、アジサイを楽しんだり、ハーブティーブレンドや梅酒作りに挑戦してみたり、梅雨の6月を楽しむために試行錯誤しております。

そして、今回の見出し画像はChatGTPのDall-E 3とCanvaで作ってみました。
なかなか可愛いのではないかと!満足。

そんな6月、「ゆきぐに探究委員会」の高校生たちは地域の気になる方にインタビューを行いました!今回の出会いで、「人生が変わった気がする」というメンバーもいました。

今回は、6月の「ゆきぐに探究委員会」の活動:生徒たちが地域の「輝く先輩」をインタビューする取り組みについてです!


デンマークのノーフュンス・ホイスコーレにて

大阪府堺市出身。教育大学在学中にフィンランドへ留学。卒業後は大阪府で高校教諭として勤務。その後、スペインの小学校とデンマークのフォルケ・ホイスコーレで日本文化教師を務める。2023年9月、十日町市に移住。新潟県地域おこし協力隊として、越後妻有を中心とした高校生の探究・教育活動の普及、「ゆきぐに探究委員会」の運営に関わる活動を行っている。

◎ゆきぐに探究委員会とは?

令和6年4月から、越後妻有エリアの対象高校(十日町市と津南町)で「ゆきぐに探究委員会」がスタートしました。

この委員会の目的は、高校生が自分自身を中心に社会と関わり、未来を創り上げる力を身につけることです。

各クラスの代表生徒が集まり、月に2回ほど放課後に活動を行っています。

★「ゆきぐに探究委員会」に関する詳しい説明はこちらの記事をチェック↓

1.地域の「輝く先輩」を取材

ゆきぐに探究委員会の活動、第5回!

今回の活動では、各学校でチームを組み、生徒たちが気になっている地域で活躍する「輝く先輩」を取材。

インターネットなどで情報を収集するだけでなく、地域で活躍する先輩たちの話を直接聞くことで、高校生にとって人生のキーポイントになるのではないでしょうか。

今回は、豪華なゲストの方にインタビューさせて頂きました。皆様活躍されていてお忙しい中、取材の依頼を快く引き受けて下さいました。

高校生のためなら!と親切な方に恵まれて、ありがたいです。

十日町高校
・十日町産業文化発信館 いこて店長 根津真理様
・松ノ井酒造の杜氏 吉澤裕様
・ミツヨシデザインスタジオの代表兼デザイナー 杉浦ミツヨシ様

十日町総合高校
・着物レンタルkcda 河田千穂様
・十日町市役所総務部企画政策課 大嶋美香様

松代高校
・十日町市協力隊六箇地区 田中礼様
・松代地域支援員 富澤恵子様

十日町高校に来ていただいたゲストの方々

2.取材を通して得られること

今回は先輩から学ぶ&存在を広く伝えることを目指して取材を行いました。

実際に取材の様子を見ていて確信したのですが、取材を通して身につく力は沢山あります。少し例を挙げると、

・コミュニケーション能力の向上
取材には、自分の聞きたい内容を踏まえたうえで、相手のことを考えて質問をすることが求められます。そして、普段関わることのない初対面の大人と話すことで、生徒のコミュニケーション能力の向上につながりますね!

私自身もインタビューの現場に同席していたのですが、緊張しながらも一生懸命に取り組む姿や、生徒たちの真剣な表情と熱心な質問に感動しました。

十日町総合高校:最後に堂々と自分の言葉で感謝を伝えられる姿に感動しました。

・地域への理解促進と貢献意識の醸成
実際に生徒の感想を聞いていて、地域の先輩たちの話から、地域のことを知ることで、「自分も地域の一員として何か貢献したい」という意見がありました。

・将来につながる世界観の広がり
ゲストの方々の今までの人生や価値観に触れることで、将来について具体的に考えるきっかけになったという声がありました。

誰かの人生に関してインタビューをすることで、高校生の世界観が広がったようです。越後妻有で活動するなら、というイメージの参考にもなったという生徒もいました。

・他にも、
ゲストの下調べを行うための、情報収集能力や、取材を記事にして発信する情報発信能力、文章力、表現力など、取材を通して色んな力が身につくのではないでしょうか?

取材をするのは、探究の基礎スキルを養うためにも役立ちますね。

3.インタビューを行った背景

真剣で頼もしい表情の松代高校「ゆきぐに探究委員会生徒たち」

私は、高校の先生、スペインの友人、デンマークで活躍する日本人の先輩、色んな人に出会って、話を聞いたり、価値観に触れることで人生が変わりました。

取材で得られる力も色々ありますが、純粋に高校生が普段会えないけど、気になる人に会える機会を作りたい地域の素敵な人を知って欲しい!という気持ちもあり、インタビューの実践を行いました。

生徒たちの取材記事が7月下旬には公開される予定なので、内容はお楽しみに!ですが、生徒は地域の多様な業種や役割についての理解を深め地元の魅力や課題に対する新たな視点を得ることができたはずです。

さらに、実際に活躍する先輩たちの経験や知識を通じて、生徒にとって自身の将来について考える貴重な機会になったのではないでしょうか!

練習のインタビューでも全力です

>生徒たちの感想

インタビューの後、生徒たちで感想を共有しました。少しご紹介します。

「地域で着物の魅力を再発見するために、こんなに素晴らしい活動をしている方々がいるなんて驚いた」

「地域のボランティア活動に興味を持った」

「ゲストの方の高校時代からのお話を聞いて、自分の将来を考えるきっかけになった」といった声がありました。

生徒たちがこの活動を通じて多くの学びを得たことが伝わってきます。

最後は緊張も解けて笑顔に!

また、「最初は緊張していましたが、ゲストの方が丁寧に対応してくれてリラックスしてインタビューできた」

「用意していた質問以外の質問を考えるのは難しいと思っていたけど、実際に取材してみるととても思っていたより上手にできて勉強になった」といった意見もありました。

取材を通じて地域の方とお話できたことで、生徒たちにとって実りのある学びになったことは間違いないです。

>記事の掲載予定

インタビューを元に作成された記事は、「note」の高校アカウントに7月下旬に公開される予定です。地域の皆さんにもぜひご覧ください。

記事を通じて、越後妻有の魅力やここで活躍する人々の姿を再発見し、生徒たちの学びの成果を共有することができれば嬉しいです。

4.おわりに

十日町市飛渡地区三ツ山の「田毎の月」イベント:田んぼに映る月を鑑賞するだけではなく、集落の方が歴史なども教えて下さって、とても貴重な経験になりました。

今回の活動を通じて、学校が中だけではなく、学校外の世界とコラボしていくことで、生徒にとって貴重な学びの場になると確信しました。

このような地域と連携した活動を継続して行うことで、生徒たちは地域社会の一員として成長し、将来は自分の軸を持って活躍できるのではないでしょうか。

私自身も新潟県や、越後妻有地域の素敵な方々ともっと出会い、学んでいきたいです。

この記事を読んでゆきぐに探究委員会の活動に興味を持っていただけたら、ぜひ応援のメッセージをお願いします。

ご協力いただいたゲストの皆様、そして活動を支えてくださったすべての方々、本当にありがとうございました

これからも「ゆきぐに探究委員会」をどうぞよろしくお願いいたします。

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