千葉ウシノヒロバ

千葉県千葉市若葉区に2020年10月にオープンした、牛が暮らすキャンプ場。人と牛と自然…

千葉ウシノヒロバ

千葉県千葉市若葉区に2020年10月にオープンした、牛が暮らすキャンプ場。人と牛と自然が穏やかに交差する、そんな場所を目指しています。 🐮https://ushinohiroba.com/ 運営=㈱千葉牧場 https://chiba.farm/

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    牛を出発点として、人間や自然や命などについて考えるためのウェブメディアです。テーマは「牛から考える、社会・自然・人間」です。

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なぜ今「エコツーリズムなのか——「観光」と「環境」を両立する

みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、キャンプと同様に非日常を味わえる「旅行」、そのなかでも「観光と環境を両立する旅のかたち」についてご紹介します。 🌱🐮🌱 みなさん、「エコツーリズム」という言葉を聞いたことはありますか?エコツーリズムとは、訪れる地域の自然環境に配慮して楽しんだり、地域振興につながる取り組みをしたりする

    • 東京大学OEGsと考える、地球の幸せと人間の幸せ

      みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、千葉ウシノヒロバが東京大学と一緒に取り組んでいる活動について紹介します。 東京大学では「ONE EARTH GUARDIANS(通称:OEGs)」というプログラムを実施しています。これは、たったひとつの地球で、ヒトと生物が共存するための未来をつなぐ「地球医」を育てるための取り組みです。千

      • 飲食からはじまるこころの豊かさ、明日への活力をデザインしたい|千葉ウシノヒロバメンバーインタビュー⑩箕山 璃咲さん

        今回話を伺ったのは、デザイナー兼プランナーである”みのさん”こと箕山璃咲さん(以下、みのさん)。みのさんは、ライブイベント「DJみそしるとMCごはん BBQ LIVE ウシノヒロバでジャスタジスイ」や、クリスマスイベント「ウシヒロクリスマスデー」の企画に携わったメンバーのひとりです。 社内でもお酒と食が好きなことで有名なみのさん、オンラインインタビューの前にはカメラを動かして自宅に並ぶたくさんのジンのボトルを見せてくれました。最近はひとりで飲み歩くことも増えたそうです。

        • 「食べてすぐ寝ると牛になる」は、本当に悪いことなのか?

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、子どもの頃に親から言われた人も多いであろう言葉「食べてすぐ寝ると牛になる」がテーマ。ことわざとしての意味・由来から「食べてすぐ寝る」行為、そして「牛になる」ということまで、おそらくどこよりも広く考察していこうと思います。 「食べてすぐ寝ると牛になる」の意味・由来食後すぐにゴロゴロと寝転が

        なぜ今「エコツーリズムなのか——「観光」と「環境」を両立する

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        記事

          牛乳と人類の旅路

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、私たちが普段何気なく口にしている乳製品と人類の長い長い付き合いの中で、その「長さ・時間」に着目して少し考えてみたいと思います。 🌱🐮🌱 まず、私たちになじみ深い乳製品といえば、牛乳、ヨーグルト、バター、チーズの四種類が思い浮かぶのではないでしょうか。特に「牛乳(生乳)」、つまり無加工の

          牛乳と人類の旅路

          長野からリモートワークで支える、千葉ウシノヒロバ|千葉ウシノヒロバメンバーインタビュー⑨蔵田千佳さん

          千葉ウシノヒロバでは、キャンプやバーベキューを楽しんでいただく観光事業、酪農家の方から仔牛を預かり育成する預託事業、地域の農家の方と連携して地産地消を進める農業関連事業、大学や施設、専門家と共に酪農や農業に関わる研究・開発・情報発信する研究開発事業と、4つの事業を展開しています。その全てに欠かせないのが、広報や窓口対応の仕事です。今回は、長野からそんな仕事をしている”くらっちさん”こと蔵田千佳さん(以下、くらっちさん)にお話をお伺いしました。 同じ気持ちの人と一緒に働きたい

          長野からリモートワークで支える、千葉ウシノヒロバ|千葉ウシノヒロバメンバーインタビュー⑨蔵田千佳さん

          「日常」と「非日常」をつなぐキャンプ

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 千葉ウシノヒロバの特長のひとつでもある「キャンプ」。かつては、家族や友人とたくさんの荷物を持って参加するキャンプが主流でしたが、最近では一人で参加する「ソロキャンプ」という楽しみ方も誕生。屋外で距離をとって楽しめるレジャーのひとつとして、ここ数年で急速に人気が出てきました。 そんな「キャンプ」

          「日常」と「非日常」をつなぐキャンプ

          酪農を糸口に、100年後の社会を考える

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 東京大学には、「One Earth Guardians育成プログラム」というものがあります。これは、「地球からまなび、地球を守る」をコンセプトに生まれた、100年後の地球を考えるためのプロジェクトです。このプロジェクトでは、100年後の地球を守るための人材を「One Earth Guardian

          酪農を糸口に、100年後の社会を考える

          「私たち」とは誰か——ブラジル先住民と問う、環境と社会とアイデンティティ

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、この社会に生きる私たち一人ひとりのアイデンティティ(「私」とは誰か、「私」とは何か)の問題と、私たちを取り巻く環境、山や川、海など特に自然環境へ耳を傾ける、声を聴く才について考えてみたいと思います。 🌱🐮🌱 震災や新型コロナなどをきっかけとして、社会のあり方そのものがひっくり返るので

          「私たち」とは誰か——ブラジル先住民と問う、環境と社会とアイデンティティ

          江戸時代に学ぶ循環型社会

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、さまざまな領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を文字って「サーキュラーエド(江戸)ノミー」と呼ばれることもあるほど循環型社会を実現していた江戸時代の暮らしに迫ります。 🌱🐮🌱 医療の発達や科学技術の進歩によって、人類はこの数百年で寿命をのばし、望むものをつくり出し、行きたい場所へ行き……と

          江戸時代に学ぶ循環型社会

          何気ないコミュニケーションを大切に、「お帰りなさい」と言える場所をつくっていきたい。千葉ウシノヒロバメンバーインタビュー⑧田中順子

          千葉ウシノヒロバでは、毎週土曜日になると色とりどりの野菜が並ぶ「とみだマルシェ」が開催されています。そこでは、千葉の農家さんが大切に育てた千葉野菜やウシノヒロバで採れた野菜、また、ウシノヒロバオリジナルのフードなどを販売しています。 そのとみだマルシェをオープン当初から支えているのが、田中順子さん(以下、じゅんこさん)です。 人と人がやさしく交わりながら開催が続いている「とみだマルシェ」。マルシェから生まれるつながりはどのようなものなのでしょうか。今回は、マルシェの運営を

          何気ないコミュニケーションを大切に、「お帰りなさい」と言える場所をつくっていきたい。千葉ウシノヒロバメンバーインタビュー⑧田中順子

          たくさんの社会課題の解決に向けて

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 私たち千葉ウシノヒロバでは、2020年に千葉市から預託事業を引き継ぎ、牛の暮らすキャンプ場として運営してきました。牧場、キャンプ場、物販など、さまざまなビジネスモデルを、社会問題の解決や長期的ビジョンを軸にしながら、確固たるコンセプトで貫いたことが評価され、2022年にはグッドデザイン賞を受賞し

          たくさんの社会課題の解決に向けて

          牛の歩みに寄り添って

          はじめまして、今回、牛ラボマガジンを担当させていただく、三木柚香と申します。 柚子の香りと書いて、「ゆうこ」と読みます。 私はこれまで、人と自然と社会のかかわりのなかで紡がれている「ひとりひとりのいのちのあり様」に関心を持ち続けてきました。牛ラボマガジンを通じて、出会った人々との出来事や、その中で考えてきたことをお伝えしながら、人と自然と社会について、みなさんとともに考え深めていけたらと思っています。 🌱🐮🌱 歩くこと、東京駅とベトナムさて、今回は「歩く」ということにつ

          牛の歩みに寄り添って

          牛の「いのち」から考える

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は、普段は見えない/見ていないけれど、私たちの命や生活がその上に成り立っているというものについて考えてみたいと思います。 🌱🐮🌱 私たちは毎日、あらゆる食材の「いのち」をいただいて生きています。日本語特有とも言われる食事の前の「いただきます」という挨拶は、食事の作り手のみならず、食材のい

          牛の「いのち」から考える

          企業とSDGs、また、SDGsのその先

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は「企業がSDGsに取り組むために必要なこと」について考えたいと思います。 🌱🐮🌱 最近あらゆるところで目にしたり、耳にしたりする「SDGs」というキーワード。SDGsとは国連が定めた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことですが、少しわ

          企業とSDGs、また、SDGsのその先

          頭の中に「牛」を飼う

          みなさん、こんにちは。牛ラボマガジンです。牛ラボマガジンでは「牛」を中心としながらも、食や社会、それに環境など、様々な領域を横断して、たくさんのことを考えていきたいと思っています。 今回は牛の「反芻(はんすう)」に着目して、牛たちの生きる姿が私たちに教えてくれることについて考えてみたいと思います。 🌱🐮🌱 以前の牛ラボマガジンに、夏目漱石の「牛になる事はどうしても必要です」という言葉を取り上げた記事があります。 牛のように生きるーー夏目漱石の言いたかったこと 「牛に

          頭の中に「牛」を飼う