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記事一覧

舞台芸術作品の映像化

舞台芸術作品の映像化

劇団なかゆび本公演
Nakayubi.-11「戦争前夜の作家たち」より
菊池寛『父帰る』
岸田國士『是名優哉』
森本薫『みごとな女』
上演映像 無料・無期限公開
※各作品を選択するとYouTubeに遷移します

劇団なかゆびの神田です。
2021年3月の劇団公演Nakayubi.-11「戦争前夜の作家たち」の上演映像をYouTubeにて配信することにしました。コロナ禍を機に、多くの演劇団体が映像

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未だ見ぬ観客へ(宣言文に代えて)

未だ見ぬ観客へ(宣言文に代えて)

「探しているんだ! 亡くしたんじゃない! どこかにあるんだ!」 劇作家である私自身のなかに答えがあるのなら、私は書かないだろう。私自身のなかにあるのは、問いの鎖のみであり、それが出口を求め、外へ向かって書くことになる。同様に、演出家である私自身のなかに答えが見出だされるのならば、作品が稽古場を出ることはないだろう。私自身のなかにあるのは、問いの鎖のみであり、それが出口を求め、外へ向かって、上演にた

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製作ノート(74)『珠光の庵~遣の巻~』出演者インタビュー③

製作ノート(74)『珠光の庵~遣の巻~』出演者インタビュー③

(English below)
劇団衛星『珠光の庵~遣の巻~』制作の吉岡です。
2020年も残すところ、あとわずかですね。ということは『珠光の庵~遣の巻~』生配信ももうすぐ!
出演者インタビュー最終回は、共に劇団衛星の公演には初参加となる安岐さんと藤井さんです。

藤井颯太郎さん(幻灯劇場) as やまびこ簡単に自己紹介をお願いします!
―どうも、藤井颯太郎です。「幻灯劇場」という写真家から音楽家

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うさぎの喘ギ×ツレヅレ 交流企画

同じ稽古場を利用し公演期間の重なっているうさぎの喘ギとツレヅレ。両団体の交流とお互いの公演の周知を目的としたのが本企画の趣旨である。
 今回は、うさぎの喘ギ第七回公演『いみいみ』の作・演出を務める泉宗良とツレヅレ第二回『ハムレットマシーン』の演出・森本綾乃とプロデューサーのキャメロン瀬藤謙友の3人で「今、作品を上演する意味について」そしてお互いの作品について座談会を行なった。

第二回 
『演出座

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うさぎの喘ギ×ツレヅレ 交流企画

同じ稽古場を利用し公演期間の重なっているうさぎの喘ギとツレヅレ。両団体の交流とお互いの公演の周知を目的としたのが本企画の趣旨である。

今回は、普段舞台の表に立っていながらも、俳優自身の言葉を聞く機会が少ないのでは?という発想から、俳優たちによる座談会を行った。

第一回 
『俳優座談会〜コロナ禍における創作活動について〜』参加者
 うさぎの喘ギ
  浦長瀬舞(冷凍うさぎ)
  髭だるマン(笑の内

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よるべ『深呼吸』出演者紹介

よるべ『深呼吸』出演者紹介

宇垣サグ

大阪府出身。2018年からフリーの役者として、様々な演劇作品に客演として参加。主な出演舞台は、小骨座、プロトテアトル、黄色団等。

▶︎脚本・演出から見た印象
名前呼び。初対面。プロトテアトル「レディカンヴァセイション(リライト)」を見て、お声がけさせていただきました。なんかおもろいなー、またあの人喋らへんかなーって思って見てた。初稽古でセリフ読んでもらって、思ってた通りで嬉しかった。

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よるべ×シイナナ 劇塾同期対談!後編

よるべ×シイナナ 劇塾同期対談!後編

旗揚げ公演『深呼吸』を2週間後に控えたよるべ。
主宰・田宮ヨシノリと、伊丹想流劇塾4期生の同期でありウイングカップ(2020年度)にて優秀賞を受賞されたシイナナのお二人で、Zoomによる対談を行いました。
後編ではウイングカップ参加のきっかけと、劇塾を経た現在の活動について話していただきました。

※劇塾=伊丹想流劇塾を指します。
※Zoom収録は、2022年11月23日(水)ウイングカップ前夜祭

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『深呼吸』公演情報

『深呼吸』公演情報

2022年度WINGCUP参加公演
よるべ『深呼吸』
脚本・演出|田宮ヨシノリ

穴を掘る。すぐ目の前にある地面にスコップの先を差し込む。ザクッ。思っていたより固い。衝撃が腕に来る。負けじと体重をかける。ボコッ。穴ボコができる。見えていた地面とは違う面が顔を出している。もう一度スコップを差し込む。サク。今度は柔らかい。体重をかける。ポコ。また違う面が見える。いつか。このまま掘り続けてさえいれば。わ

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よるべ×シイナナ 劇塾同期対談!前編

よるべ×シイナナ 劇塾同期対談!前編

旗揚げ公演『深呼吸』を3週間後に控えたよるべ。
主宰・田宮ヨシノリと、伊丹想流劇塾4期生の同期でありウイングカップ(2020年度)にて優秀賞を受賞されたシイナナのお二人で、Zoomによる対談を行いました。
前編は二組が出会うきっかけとなった、伊丹想流劇塾の経験について話していただきました。

※劇塾=伊丹想流劇塾を指します。
聞き手・編集:吉岡ちひろ(劇団なかゆび)

参加したきっかけ

—簡単

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「over30割」について

「over30割」について

100年後の日本よりも、
10年後の自分たちのほうが重要だ。 「over30割」は劇団のこれからを考えての企画である。
 京都特有の事情なのかもしれないが、多くの小劇場演劇で当然のように学生≒若者は割引価格で観劇できるようになっている。しかし、これは劇団経営にとってほんとうに利益のあることなのだろうか。
 観劇習慣のある若者〈A〉は、何を観に行くか選択するとき、500円程度の割引には強い影響を受け

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声明文

声明文

【劇団と観客は不平等な関係にあるか?】
 このノートは、劇団なかゆび第9回公演「象徴の詩人;My Dad was God.」にまつわる創作の過程を公開していくものである。
 未完成稿の脚本、演出のアイデア、戯曲のモチーフといった普段ひた隠しにされている作品の骨子をオープンにし、誰であってもアクセス可能にする。これにより、観客と作り手の間で生まれる――作品に対する理解度や、前提となる知識の――不均衡

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製作ノート(71)『珠光の庵~遣の巻~』出演者インタビュー①

製作ノート(71)『珠光の庵~遣の巻~』出演者インタビュー①

(English below)
はじめまして。この度劇団衛星『珠光の庵~遣の巻~』にて制作を担当します、吉岡ちひろと申します。
劇団衛星としては初の「オンライン生配信」となる今回の公演。この製作ノートでは、インターナショナルver.ご出演の皆さんにショートインタビューを行ってまいります。どうぞ宜しくお願いいたします!
まずはトップバッター・大石さんのインタビューです。

大石達起さん(IN SIT

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