チア・アート

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チア・アート

チア・アート(https://www.cheerart.jp/)は、医療福祉を応援する(チアする)アートやデザインを展開しています。医療とアートを考える勉強会「チア!ゼミ」のレポートや医療福祉×アート・デザインに関連する記事を掲載します。

マガジン

  • チア!ゼミ

    チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるアート・デザインの考えを深めるプラットフォームです。実践者や当事者の方に話題提供していただいた後、参加者同士で対話しながら、異なる視点や考えを共有します。多職種の方が集まって話し合うことで生まれた発想や新しい視点を、参加者のみなさんがそれぞれのフィールドに持ち帰ることで、医療や福祉環境を変えていく社会的なアクションへ繋がることを期待しています。

  • ヘルスケアとクリエイティブの本棚

最近の記事

#10 こどもたちが○○したくなる医療環境のデザイン ゲスト:中川将吾さん

第10回チア!ゼミのゲストは、小児整形外科を専門とする医師の中川将吾さん。中川さんは、こどもたちが夢中になれることを大切に、体・運動・健康を総合的に支援する環境づくりに取り組んでいます。2022年に開院した「つくば公園前ファミリークリニック」を中心に「こどもたちが『〇〇したくなる』医療環境のデザイン」についてお話していただきました。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者

    • #9 社会的処方とアート活動 -イギリス北東部でのフィールドワークを通して- ゲスト:中野詩さん

      イギリスでは、医師が治療の一環として患者に処方する「社会的処方」の一つとして、アート活動への参加があります。第9回チア!ゼミのゲストは、医療施設や美術館で学芸員として活動されたご経験をもつ中野詩さん。これまで中野さんが携わってきた実践と、そこでの経験を踏まえて調査をおこなったイギリス北東部におけるヘルスケアとアート活動についてお話しいただきました。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たち

      • #8 チャイルドライフのデザイン ゲスト:岡﨑章さん

        第8回チア!ゼミのゲストは、感性デザインの視点から医療を必要とする子どもや家族の心に配慮したチャイルドライフ・デザインの研究に取り組む岡崎 章さん。岡崎さんがこれまで開発してきたプレパレーション・ツールや心理量・感覚量評価のためのツールなどを紹介していただきながら、子どもの不安や恐怖を和らげるデザインについて考えました。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話に

        • #6 音楽療法とWell-being ゲスト:三道ひかりさん

           第6回チア!ゼミ「音楽療法とWell-being」のゲストは、認定音楽療法士で保健学博士の三道ひかりさん。「そもそも、音楽療法って?」といった基本的なことから、日本と欧米における音楽療法の位置づけや制度的な違い、セッション中の患者さんの反応やご家族の想いなど、研究者と実践者の視点からケアの現場における音楽のあり方について、三道さんにお話ししていただきました。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景

        #10 こどもたちが○○したくなる医療環境のデザイン ゲスト:中川将吾さん

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        • チア!ゼミ
          12本
        • ヘルスケアとクリエイティブの本棚
          2本

        記事

          #7 社会的処方とまちづくり−小規模多機能な公共空間から考える− ゲスト:守本陽一さん

          第7回チア!ゼミでは、コミュニティヘルスにおけるアートに注目し、ケアの視点でまちづくりを実践する総合診療医、守本陽一さんにお話ししていただきました。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるアート・デザインの考えを深めるプラットフォームです。実践者や当事者の方に話題提供していただいた後、参加者同士で対話しながら、異なる視点や考えを共有し

          #7 社会的処方とまちづくり−小規模多機能な公共空間から考える− ゲスト:守本陽一さん

          #5ヘルスケアとクリエイティブの本棚 ーヘルスケアとデザインをつなぐことばー  ゲスト:吉岡純希さん

           第5回チア!ゼミでは、看護師からデザインやエンジニアリングの領域に飛び込み活躍する吉岡純希さんをゲストに招き、ケアの現場におけるデジタルアートや3Dプリンターを用いた取り組み、ヘルスケアとデザインをつなぐための越境的な考え方についてお話しいただきました。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるアート・デザインの考えを深めるプラットフ

          #5ヘルスケアとクリエイティブの本棚 ーヘルスケアとデザインをつなぐことばー  ゲスト:吉岡純希さん

          #4 アートな医療的ケアの拠点とは? ゲスト:西出真悟さん

           第4回チア!ゼミのテーマは「アートな医療的ケアの拠点とは?」です 。本レポートでは、オレンジホームケアクリニック副院長の西出真悟さんによる新しい建物がオープンしたばかりのオレンジキッズケアラボの取り組みから、アートな医療的ケアの拠点について考えたいと思います。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるアート・デザインの考えを深めるプラ

          #4 アートな医療的ケアの拠点とは? ゲスト:西出真悟さん

          #2コロナ禍で実践される病院のアート・プロジェクト –病院経営者からみたアート-

           新型コロナウイルス感染症の拡大により、病院内では緊張感の高い状況が続き、家族による面会、ボランティアやアーティストらによる活動も制限されています。こうしたなかで、アートディレクターやコーディネーターが配置されている病院では、継続的に活動を実施しているだけでなく、今だからこそ、患者さん、家族、スタッフに必要とされる環境づくりや企画を実践しています。トークイベント「コロナ禍で実践される病院のアート・プロジェクト」では、3つの病院が取り組んでいるプロジェクトを紹介するとともに、各

          #2コロナ禍で実践される病院のアート・プロジェクト –病院経営者からみたアート-

          #1 コロナ禍で実践される病院のアート・プロジェクト –病院のアートディレクターたちが語るアート–

           新型コロナウイルス感染症の拡大により、病院内では緊張感の高い状況が続き、家族による面会、ボランティアやアーティストらによる活動も制限されています。こうしたなかで、アートディレクターやコーディネーターが配置されている病院では、継続的に活動を実施しているだけでなく、今だからこそ、患者さん、家族、スタッフに必要とされる環境づくりや企画を実践しています。トークイベント「コロナ禍で実践される病院のアート・プロジェクト」では、3つの病院が取り組んでいるプロジェクトを紹介するとともに、各

          #1 コロナ禍で実践される病院のアート・プロジェクト –病院のアートディレクターたちが語るアート–

          ヘルスケアとクリエイティブの本棚-医療環境を考える本-

          現在、ヘルスケアの領域では、アーティスト、デザイナー、建築家などの芸術関係者と医療福祉関係者が協働して、新しい医療や福祉、健康や暮らしのあり方を考える取り組みが各地で起こっています。 しかし、臨床の場に身を置いていない人にとっては、ヘルスケア領域の本質や課題を捉えることはとても難しいことです。そこで、これまでチア・アートが医療施設でアートやデザインの実践を行うなかで、「何のために活動するのか」「どのように取り組めばいいのか」の手がかりにしてきた本をいくつか紹介したいと思いま

          ヘルスケアとクリエイティブの本棚-医療環境を考える本-

          ArtとHealthとWell-beingの関係を考える3つのレポート

          チア・アートは、アートやデザインで医療や福祉を取りまく様々な課題に創造的な方法で取り組んだり、考えるための場所を作っています。活動の参考になる事例や文献なども紹介していきたいと思います。 国内ではまだ少ないですが、欧州では、早くから医療施設や地域でのアートプロジェクトが実施されてきました。そして、アートやデザインが人々の健康やウェルビーイング(Well-being= 身体だけではなく、精神面・社会面も含めて良い状態)に与える影響に関して、多くの研究が実施されています。200

          ArtとHealthとWell-beingの関係を考える3つのレポート

          #3 生きる力を引き出すデザインを考えよう -外来化学療法室 ワークショップ編-

           第3回チア!ゼミのテーマは、「生きる力を引き出すデザインを考えよう」 。本レポートでは、ワークショップ編でフィールドワークを行った筑波メディカルセンター病院の軸屋智昭病院長、外来化学療法室を担当する看護師さんによる、がん医療の大きな動向や外来化学療法の環境を理解するためのお話をお届けします。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるア

          #3 生きる力を引き出すデザインを考えよう -外来化学療法室 ワークショップ編-

          #3 生きる力を引き出すデザインを考えよう -レクチャー編- ゲスト:中島 ナオさん

           第3回チア!ゼミのテーマは、「生きる力を引き出すデザインを考えよう」。ご自身の経験を通して、がんをデザインする活動をされている中島ナオさんを招いたレクチャー編、外来化学療法室を考えるワークショップ編を行いました。本レポートは、中島ナオさんのお話を編集してお届けします。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるアート・デザインの考えを深

          #3 生きる力を引き出すデザインを考えよう -レクチャー編- ゲスト:中島 ナオさん

          #2 こどもと家族の病院環境を考えよう ゲスト:五十嵐 純子さん

           第2回チア!ゼミのテーマは、「こどもと家族の病院環境を考えよう」。アーティストとして小児病棟でのワークショップを実践し、その研究にも取り組む小中大地(ゴブリン博士)さん、重症心身障害のあるここねちゃんを出産し、子育てした経験から、患者家族会を主催する五十嵐純子さんのお話を伺いました。そして、病気や障害のあるこどもや家族にとって、病院の環境やアートはどうあるべきなのかを考えました。本レポートでは、五十嵐純子さんのお話を編集してお届けします。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは

          #2 こどもと家族の病院環境を考えよう ゲスト:五十嵐 純子さん

          #2 こどもと家族の病院環境を考えよう ゲスト:小中 大地さん

           第2回チア!ゼミのテーマは、「こどもと家族の病院環境を考えよう」。アーティストとして小児病棟でのワークショップを実践し、その研究にも取り組む小中大地(ゴブリン博士)さん、重症心身障害のあるここねちゃんを出産し、子育てした経験から、患者家族会を主催する五十嵐純子さんのお話を伺いました。そして、病気や障害のあるこどもや家族にとって、病院の環境やアートはどうあるべきなのかを考えました。本レポートでは、小中大地さんのお話を編集してお届けします。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、

          #2 こどもと家族の病院環境を考えよう ゲスト:小中 大地さん

          #1 これからの医療とアート -ともにミライを考えよう- ゲスト:蓮見 孝さん

           第1回チア!ゼミのテーマは「これからの医療とアート -ともにミライを考えよう-」。ゲストは、チア・アート理事で、ソーシャル・デザインを専門とする筑波大学名誉教授の蓮見孝先生でした。本レポートは、蓮見先生のお話を編集してお届けします。 チア!ゼミとは?  チア!ゼミは、医療福祉従事者、クリエーター、地域の人々、患者さんやその家族、学生など様々な背景を持つ人たちが集まり、参加者同士の対話によって、医療や福祉におけるアート・デザインの考えを深めるプラットフォームです。実践者や当

          #1 これからの医療とアート -ともにミライを考えよう- ゲスト:蓮見 孝さん