内藤 久幹/cdc

コミュニケーションデザインを日々の活動としてます。「くらしを豊かにする」ことをテーマに…

内藤 久幹/cdc

コミュニケーションデザインを日々の活動としてます。「くらしを豊かにする」ことをテーマに考えている事や思いを発信していきます。

最近の記事

世界がリセットされる時かもしれない

新型コロナウイルス感染症の影響で様々な状況の変化が日々起きている。こんなにも 多くの時間を家で過ごすこと。人にリアルにこんなにも合わないこと。様々な場所に こんなにも行かないこと。気おつけないと身体をほとんど動かしていない。食生活も 幅が狭くなっている。普段のリズムとは全く違ったリズムがここ2年過ぎようとして いる。当初は変化に慣れず戸惑いもあったが最近は少々当たり前に慣れてきた。 コロナ禍長期化する中さまざまな動きをみていると意図的な経済のリセット、権力システムのリセット

    • 「楽しむ事」を仕事にしょう!

      最近なにかと仕事と生活を分けて考える観点が蔓延している。 本来なら人は生きるうえでの本能以上に想像力を他動物と違い持っている。 この想像力は欲望からくる部分も大きい、時には創造へも導いてくれる。 また 感情の起伏の喜怒哀楽のウェイブから生まれる事もある。 想像は本来自由だ。 しかし社会という枠組みが発展した結果ルールに縛られ、リーダーの都合に操られ自由を守る為にルールを増やし続けどんどん不自由になっていないかと最近切に感じる。 便利にラクにを選択するほど自由は束縛されてい

      • 変進力は今年のキーワード。

        変化に適応し進化していく。 適応は流されるのではなく有利な状況を つくっていくこと。 ここ数年の変化は凄まじいスピードで便利と 駆け引きに襲いかかってくる。 コンピュータの活用が日常的になった以降未来が一瞬にあたりまえとなっていく 。 そしてこれからAIやALIFEが一気に加速していく中では人間力を超えた技やスピード、思考 さえも生み出されていく時が既にはじまって いる。 どうしていいかを考えるまもなく流れてきた 流されてきた時を予期でない世界規模のコロナ感染症によって大きく

        • 縄文人は超人だった?!

          人類の文化は縄文が最古かもしれない。 1万2,000年前、人間は他の動物には真似できない「火を使う」文化を創造した。いろりを真ん中に暮らす「竪穴式住居」という建築技術を生み出し、矢じりや斧などの最新の道具を作り、狩猟や農耕を覚えていった。さらに、調理や保存に使う土器や、未だ使徒が明かされていない様々な形状の土偶の存在など、中には現存したのか?という創造もいわゆる4大文明とは明らかに違う生活文化が生まれている。 紀元前5.000年中期に出現した、神器とも言われる火焔型

        世界がリセットされる時かもしれない

          未知の解明が一気に加速する。

          AIやディープラン二ングが、 人間の思考の実証を加速的に早めてくれる。 科学とは、ある仮説に基づいて実証や検証を 繰り返すことで進化を遂げ、やがては発明や 新たな領域の景色を生み出していくことだと 思う。そういう意味では、芸術も科学なのかもしれない。 最近では、これまで100年はかかるとされて いた実証や検証が、AIやディープラン二ングと いったテクノロジーの力によって、 ほんの数ヶ月単位で解き明かされ、次の段階に進むという状況が始まっている。 個人レベルでは、例えばクラ

          未知の解明が一気に加速する。

          風景印は検索機能が優れモノ。

          一般的には「風景印」または「風景スタンプ」と呼ばれますが、その正式名称は「風景入通信日付印」。直径36mmの印面に、地元ゆかりの風景や名所などが描かれた日付印です。円形が基本なのですが、中には工夫を凝らした形 (変形印とも呼ばれます)もあって、 コレクションに楽しさを加えてくれています。 今年、広島県尾道市の「浦崎郵便局風景印」をデザインしました。地元の名産品「いちじく」を型取り、その中に、浦崎の名称の由来とも なった「沖の観音」と地元民が伝統的に残してきた「神楽」を描い

          風景印は検索機能が優れモノ。

          床絵こそ絵の始まりなのでは。

          北九州の門司港にある黒田征太郎さんの アトリエが、9年を経て引越しとなった。 数万点にも及ぶ作品が、平成生まれの若者たちの手で丁寧に整理されていく。 部屋の壁面には壁画が点在しており、 壁そのものがキャンパスとなっていた。 作品整理が数ヶ月間続く中、 黒田さんはその壁面にさらに絵を描き続けて、境界のない黒田空間へと進化させ続けていた。 「この間を写真に撮りたい!」 写真家・田頭真理子さんの思いから、 セッションが始まった。 壁面の撮影が続くうちに、なんと黒田さんは床に絵を

          床絵こそ絵の始まりなのでは。

          バーチャルこそ、背景力が大切だ。

          最近頻繁に行われている、Skypeやzoomなどのリモート会議ツールを使った「テレミーティング」。私自身も参加することが多いが、 今回取り上げたいのは「背景」だ。特に感じるのが、参加者それぞれの背景を見ることで、 その人の人柄も見えてくるという点。 個性を感じさせない「無機的な壁派」を はじめ、自宅の一番良い感じの場所を選んで、レイアウトにも工夫を凝らす「個性派」、 全く気にせず生活感満点の場所で会議を行う「自然派」、会議ツールのバーチャル背景の 中から好きなものを選んで設定

          バーチャルこそ、背景力が大切だ。

          ものづくりはチームワーク

          一人でコツコツと極めていくクリエーションもいいが、チームで取り組むものづくりの醍醐味もまたいいものだ。特に想定外の化学反応があった時などは、たまらない。そこで大切なのは、人と人との関係づくり。それぞれの役割を持ったメンバーが、それぞれの能力を発揮しながら、無限に広がる可能性と方向性をまとめていく。まとめるうえで欠かせないのは、柔軟かつ変幻自在な思考力。それらを動かす上では、「変化を楽しむ事ができるかどうか」がかなり重要なカギになると感じる。 人間はそもそも変化に弱い。安心

          ものづくりはチームワーク

          リモート会議のいいところそして問題は。

          この2ヵ月間、会議の数は、リモート導入のおかげで一気に増えた。打ち合わせ場所までの移動時間が節約できる分、会議以外に使える時間が増えるというメリットは大きい。また無駄話が少なくなる分、リモート会議はライブ会議よりも時短にもなる。情報の伝達や確認など、要件を端的にこなすうえでは確かに便利なツールなのかもしれない。 しかし、ディスカッションの場やプランを絵に描きながらのミーティング、0からのアイデア創出などの時にはイライラする。それは、メディアというフィルターを一枚かけること

          リモート会議のいいところそして問題は。

          客観的に捉え、俯瞰で眺めよう。

          ここ最近、経験なき長期の自宅待機を 要請され、人間の暮らしには様々な状況変化が起きている。 多くの時間を自宅で過ごす。リアルで人と 会わない。食生活の幅がどんどん狭くなる。 今までのように様々な場所に出かけることも なくなり、体をほとんど動かしていない自分に気づく。少なくともここ1ヵ月間は、誰しも 今までとは全く違った生活リズムの中で 毎日が過ぎていったのではないだろうか。 人間は2週間以上同じ行動を続けるといると、それが習慣化されてしまうと言われている。 長期間に渡る「

          客観的に捉え、俯瞰で眺めよう。

          時間って何だろう?

          自粛要請が続き、個々の時間軸も大きく変化している今、あらためて「時間って何だろう」と考えてみた。 自身、これまでかなり自由に生きていたつもりだったが、ふと立ち止まって振り返った時に「かなり型にはまった時間の流れの中で活動していた」ことに気づかされた。決まったスケジュールで拘束され、時間の枠組みの中で生きている。「変化を好む人間」を自称している自分でさえ、安定した変化のない状況を、知らず知らずのうちに選択してしまったのだ。 そもそも人は、自由を好む。だが、それは決められ

          時間って何だろう?

          100 年、200 年先の絵空事を描きだせ。

          AI やディープラーニングが広がることで、 人間一人ひとりの使える時間が増えていく。 「人間の役割とテクノロジーの役割」について考えてみます。AI やディープラーニングの進化によって、車の自動運転や、店舗・工場の無人化が現実化のものとなり、その結果、人間の仕事が奪われてしまうのではないかという不安をよく耳にするようになりました。しかし、テクノロジーに仕事の一部を委ねても、人間にしかできないことがあります。変わっていくのは、人間の役割やテクノロジーとの関わり方です。

          100 年、200 年先の絵空事を描きだせ。

          トップレベルの研究者確保と「アート的思考力」の起用が、 これからの日本の「AI」・「ALife」を活性化させていく。

          日本には AI や ALife の先端的な研究者が数多く存在し、ユニークな研究を進めているにも関わらず、一向に大きなうねりとして活性化しないのには、主に2つの理由があります。

1つ目は、日本政府・企業側の受け入れ体制、それ自体です。東京大学大学院工学系研究科准教授・松尾豊氏のリサーチによれば、諸外国における最先端のディープラーニング研究者の年収は、トップ5のレベルで数千万ドル。30位内だと数百万ドル。300位前 後でも50万ドルにものぼるとされています。例えば、研究ラボを立

          トップレベルの研究者確保と「アート的思考力」の起用が、 これからの日本の「AI」・「ALife」を活性化させていく。

          AIは、Intelligenceを超えてLifeを指向する。 生命の新種「ALife」は、世界を更新していくのか。

          「ディープラーニングが人間のコントロール下を離れて学習が進むため、自ら思わぬ方向に進化していく可能性が ある」と言われています。 昨今の AI における学習技術の発展はめざましく、画像認識の精度は人間のレベルを超えたとされています。例えば、2015 年に Google が発表した「DeepDream」や、2016 年に「AI がレンブラントの新作を書いた」などのニュースは、記憶に新しいことでしょう。 また画像認識の分野以外でも、IBM ワトソンを活用した、シェフ・ワトソンによ

          AIは、Intelligenceを超えてLifeを指向する。 生命の新種「ALife」は、世界を更新していくのか。

          今や世界中で実用化が進む「ディープランニング」。 人間の的確な「問いかけ」こそが、AI活用の第一歩。

          1950〜60年当時は推論の領域でしかなかったAI(人工知能)は、いくつかの段階を経て急速に進化を続け、今や「ディープラーニング=深層学習」によって、さらなる発展を遂げようとしています。 ディープラーニングは、人間が行うタスクをコンピューター自身に学習させる仕組み「機械学習」の中でも大きく進化した、要素技術のひとつです。最近では、車の自動運転や音声認識、機械翻訳などの自然言語処理でも重要な役割を果たし、全世界の様々な分野で実用化が進んでいます。2016年にAIの囲碁プログラ

          今や世界中で実用化が進む「ディープランニング」。 人間の的確な「問いかけ」こそが、AI活用の第一歩。