世界がリセットされる時かもしれない

新型コロナウイルス感染症の影響で様々な状況の変化が日々起きている。こんなにも
多くの時間を家で過ごすこと。人にリアルにこんなにも合わないこと。様々な場所に
こんなにも行かないこと。気おつけないと身体をほとんど動かしていない。食生活も
幅が狭くなっている。普段のリズムとは全く違ったリズムがここ2年過ぎようとして
いる。当初は変化に慣れず戸惑いもあったが最近は少々当たり前に慣れてきた。

コロナ禍長期化する中さまざまな動きをみていると意図的な経済のリセット、権力システムのリセット、思考のリセットの3つは確実にあると感じた。

いろいろな見方はあるとは思うがここ数年一部の株価が急激に上がっていたり中国を
始めとした新興国の経済力が急激に大きくなり紛争が勃発する動きなど激変する中で
世界的には2050年までは続くであろう人口増加。世界中の人々が豊かを手にしていく中、このままいくと大きな経済戦争、水資源、鉱物資源の不足は既に起きている。
もし日本と同じような暮らしを世界中の人が望んだらできるという事を仮定すると
その資源は地球が果たして何個必要なんだろうう。それくらい切実な状況に来ている。それ以外にも様々な大気汚染やプラスチック問題を始めとした人類が作り出す環境破壊それと連鎖した自然災害が加速していく中で豊かとかけ引きしていく中での答えは
まだ見えていない。
そんな渦中な状況でもコロナ蔓延を背景に各国家予算の巨額な資金投下により
株価はアップダウンを繰り返しながら上昇を続け日本を除き世界はデフレ状態。

AIやディープランニング発展していく中で大きくネックとなる事は多くの産業構造が
変わりリストラされる。それ以上に今までの時間配分が変わる事で持て余すその時間をどのように使っていいかと言う不安に駆られていくことが恐れられている。

そういった意味では今回ありえない自宅待機を余儀なくされ時間をどのように使っていくのかが各個人に問われ日常を再構築せねばならない状況に人類のほぼ全てが問われている。こんな時だからこそ俯瞰で冷静に見直す。深呼吸をしてみる。ちょっとサボってみる。断捨離したりやりたくてやってない事をやる、
やるべき事を今一度見直すには生まれ変わるくらいの好機かもしれない。

今までのリズムが崩れる中で更に何が怖いのかそれは不安からくる思考が崩れていく
ことだと思う。

そもそも文化的活動がこれほどまだ止められている上で人間がアートをはじめ様々な
文化活動を通じて育まれる感性や高揚感、心を満たす状況、時には違った視点での
違和感や発見が抑制されている。思考が鈍ると判断能力も鈍ってくるのではないかと
思う。何が正しくて何が間違っているのか解らない。不安になる。そうなると答えを
求めがちになる。専門分野を超えた答えを1人のリーダーたちに求めていく結果にも
なりがちに。個人個人が判断する事柄を見失いIリーダーに求めてしまう事はまずい
状況だ。
この状況をうまく切り盛りしている国のリーダーは大きな力を持ち俯瞰で見れず
足元ばかりの困惑した対応に追われてる国はコロナ終息後も再び以前より良い状況には戻れないであろう。
逆に巨大権力を形成するチャンスでもあるので世界情勢は他人事では済まされないと
感じる。
どうにもならないと諦めず小さな事からでも打開策とアクションは続ける事は重要
だと考える。

大きな変化が始まっている。

コロナ終息後は急速に合理的で便利で効率よくと言う流れが進行する一方で
一人では生まれにくいライブでのコミュニケーションで生じる意見の相違や転換から
バリやエッジと言われる異物感や想定外の無駄や遊び事、人が最も成長するための
失敗をAIをはじめとしたテクノロジーとコラボして新たな状況を生み出す事が出来るのでは。自然のリズムの中の根源的エッセンスにコンテンポラリーなアートセンスをとりいれた新たなくらしのシステムも生まれてくるのでは。
そして地球を離れた宇宙での自由なくらしのフィールドづくりも広がっていくに
違いない。想像するほどにワクワクする。

激動に動いてる「今」

常に人から言われた事、流れている情報を鵜呑みにするのではなく先ず情報を客観的に置いてみて俯瞰で眺める。繋がりを想像する。起きている状況を描いてみる。
自身の感じた事、考えを人に話す。反応を素直に受け止め否定せず思考する。
そして描く。何より重要なのはその結果を身体を動かし行動に移す事、大変ですけど。楽しまないと！新しい幕開けに！