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雑記『小さくて大きい』

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ただの日記。もしくはエッセイ的な何か。曖昧な日常。
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#青い傘

3つの質問

3つの質問

「で、実際のところ、かのこさんはどうなのよ?」
「何の話?」
「3つの質問。」
「あー。あったね、それ。」

というわけで、3つの質問。
忘れてたわけじゃないよ。

質問1 読む方が好き?書く方が好き?読むのも書くのも好き。
読むのは雑食。絵本から学術書まで、何でも読む。
でもミステリーは読まない…ような気がする。
書くのは、恋愛小説っぽいものとか、日常を切り取った系のショートショートが多い。

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『夜中の散歩と一夜城』

『夜中の散歩と一夜城』

「一夜城を作りたいんす。」

いつものように唐突に彼は言う。突然現れた城に、驚く人もいれば、面白がってその城の下に街をつくり住む人もいると思うのだと。

「やれば?」
「え?」
「やればいいじゃん。それ、誰かの許可が要るもんなの?」
 ほんの少し、意表を突かれたような沈黙のあと、彼は笑い出した。
「要らないっすね……。」
「どんな城がいいの?」

「夜中の散歩」

それから私は笑って、Twitte

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嫉妬にも似た何か。

唐突ですが。映画が好きです。
どれくらい好きかというと、社会人になってしばらくの間、自主制作で映画を撮っていたことがある。しかも8mmフィルムで、自分で編集していた。
それくらい好きなのです。

時間と機会に恵まれれば、洋画も邦画も観ます。
エンターテイメントばりばりなものも好きなんだけど、ちょっと古臭くてともすれば古典といわれるような、日なたと埃の匂いのするような、そういう映画。
そして、なによ

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『演じる』ことについて

『演じる』ことについて

「他人の思考を覗いてみたい。」
そんな重たい奴をカジュアルな気持ちで発信したら、これまたカジュアルに「『演じる』ことについての解釈をみたい(超意約)」と打ち返されてちょっと楽しくなっています。

というわけで、コラボ記事です。みりさんからのお題は『演じる』ということ。

何故だか横からサッと挙手した清水涼介:夜中の散歩の一歩目による『演じる』記事はこちら

さて。
『演じる』

友人に、「よく名前

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真夜中に創り出される色々

真夜中に創り出される色々

青い傘のPodcastが始まりました。
『略して青ラジ』です。

番組タイトルは真夜中のテンションで決めました。最初は無駄に長いタイトルにしようとか、色々言っていたんですけどね。

まあ、真夜中なんて、何やっても面白いし、何やっても俺最強とか思うし、何やっても虚しくなるんです。
そういうもんじゃないですか?
もうね、個人的には反省しかない。
そもそも自分は、ラジオとか向いてないとすら思う。
自分の

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うらない

青い傘の片隅に、占い師の志彌さん(ゆきみさん)が小さなテントを出していたので、占いをしていただきました。

ゆきみさんのプロフィールは以下のリンクで。

時のマヤ暦から私のことを読み解いてもらうスタイルです。
まったくの初対面(しかも文字だけの対面で)伝えたのは、生年月日と出身地のみ。この言葉を頂いた時点で、私たちはほとんど会話を交わしていません。
きっと、その方が面白いから。

以下に志彌さんの

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それぞれの「物欲」

それぞれの「物欲」

先日の「物欲の方向性。」をお題に、文芸サロン『青い傘』メンバーの竹原さんとみどりのいぬ氏がコラボ記事を書いてくださったようです。

嬉しいやら、有り難いやら。

せっかくなので、ご紹介を。

まずはこちらの冒頭から始まる。物欲も食欲もあまりないと自称する、みどりのいぬ氏の価値観についてのコラム。

物欲というものが、僕にはほとんどない。
6年前に買ったコートをいまだに着ている。
みどりのいぬ − 

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いくつかの縁と魚と傘と。

Twitterで偶然に目にした「文芸サロン青い傘」の文字。
私は吸い込まれるように、そのリンクを開いて、すぐにそのブラウザを閉じた。
もう一度、Twitterアプリに戻り、即座にリプライを送る。

そうして私は、差し出された青い傘の下に入った。
たった数日前の出来事だ。

始動したばかりのオンラインサロンでは、今、いくつかの計画が動き始めている。

小説家を志すもの、詩人、シナリオライター、アニメ

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