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岸ちゃんの「アルケミスト」
アルケミストは、20代の頃出会った本だ。世界的ベストセラーだから手に取ったわけではない、当時同じビルで働いていた岸ちゃんが教えてくれた。
岸ちゃんは、会社は違うけれど、同じ業界の同期で、彼女は会社を辞め、今からイギリスにアロマの勉強で留学するのだと言っていた。
そんな頃に「この本を時折、手にとっては、開いたページを読むんだ」と彼女は教えてくれた。小説や物語の順を追った読み方以外に、そんな言葉との
枕元のルート・ブリュック
ルート・ブリュックという人を知らなかった。肥後橋のCalo book shopで西岡潔さんの写真を見に行った帰り、たまたま手に取った、小さな図録。まだ実物も見る前に、なんだか離れがたい感じを受けて、優柔不断な私にしては珍しく、そそくさとレジに持ち込んだことを覚えている。
そこからその年は、彼女の影を追いかけて、東洋陶磁美術館・アートエリアB1・そして伊丹市立美術館へ。伊丹ではガラスケース越しでは
STAY HOMEという労働
批評家・若松英輔さんの音声メルマガを定期的に聞いている。ユダヤ人の哲学者「ハンナ・アーレント」の「人間の条件」という本を題材に「仕事」と「労働」について話されていた。
現代は「仕事」をしていないと価値がないなんて、風潮もどこかにあって仕事が量的に語られてしまう一方で、「労働」は徹底的に質的である。そして「命」と密接に関わっている。とおっしゃっていた。困難が立ちはだかるとき、病気で思うように動けな
ほぼ日の学校のこと。
ほぼ日の学校オンラインクラスが、延長して、4月30日まで無料公開されています。シェイクスピアや万葉集などの古典がここでしか聞けない魅力的なキャスティングで、知識がなくてもいちから楽しめる「ごくごく飲んで味わう古典の講座」。日々の情報に自分がどうしても揺れてしまう中で、古典の言葉に触れる時間をつくりたいなと。
https://www.1101.com/n/s/gakkou_onlinefree20s
離島経済新聞を読んでみる
\イベントレポート/
「読むからはじめる世界の窓」と題して、離島経済新聞の上月さんとenocoにてリトケイを読む会を開催しました。
最初は、表紙のデザインに一堂釘づけになり、まずはジャケ読み!わたしはこれ!と手にとるところからスタート。
そこからリトケイを読んでいるうちに、
それぞれ縁のある島のことを思いだしたり。
昔の沼島のこと、波照間島で感じたこと。
課題先進国、子供が大事にされる環境
「読むと書く」 若松英輔さん
今週末6月1日と2日、批評家の若松英輔さんの「読むと書く」の京都教室の講座が若干名、受付可能なようです。(このあとすぐ満席になってましたら、すいません。)
「読むと書く」は、文章技術を学ぶ教室でもなければ、一般的な読書会とも少し違うような気がする。仕事に役立つとか、お金が儲かるとか何か道具のような言葉ではなく、自分にとって大切な言葉に出会うための準備運動のような時間。
若松さんは「読むと書くは
理由は、まだわからない。
今月29日に、映画の上映会を企画することになり、作者の奥田くんと山川ひいろさんと3人で昨日はenocoの会場に下見にいってきた。
実際に機材をおいてみたり、椅子を配置したりして仕事でもない、誰に頼まれたわけでもなく、勝手にやりたいなと思って準備するこの時間は、なんだかワクワクする。
帰宅してから、ふと、あれ?と思った。
そういえば、上映会をすると決めたとき、私は作品をまだ見ていなかった。
中
マチオモイ帖のこと。
3月15日木曜日から「myhometown わたしのマチオモイ帖」がメビック扇町で始まっている。まちおこしはできなくても、まちおもいはできる。しげい帖という一冊の本から、全国へ広がった、この取り組み。私も、今住んでいるまち谷町六丁目周辺の「からほり帖」を作り始めて4年目になる。
1年目は「暮らしはじめの小さな記憶」
京町堀のマンションの隣人トラブルから、ほうほうのていで飛び出して、
流れ着いたこ