「読むと書く」 若松英輔さん

今週末6月1日と2日、批評家の若松英輔さんの「読むと書く」の京都教室の講座が若干名、受付可能なようです。(このあとすぐ満席になってましたら、すいません。)

「読むと書く」は、文章技術を学ぶ教室でもなければ、一般的な読書会とも少し違うような気がする。仕事に役立つとか、お金が儲かるとか何か道具のような言葉ではなく、自分にとって大切な言葉に出会うための準備運動のような時間。

若松さんは「読むと書くは、呼吸のように対になるものだ」といつもおっしゃる。「現代はたくさん本を読む人はいるけれど、今日の自分のために、ただ書くという個的体験が、自分を根底から支える」「誰しも護符のような言葉との出会いがあり、それは書くことによってより、一層確かなものになる」と。

イノベーションなんて言葉が叫ばれて久しいけれど、読むと書くという行為は、一見静かだが、わたしというOSをときにぐらつかせる、消して終わらないさざ波のような力があります。

6月1日土曜日はC・J・ルイスの「ナルニア国ものがたり」
6月2日日曜日はエリザベス・キューブラー=ロス「死の瞬間」を読み解いていきます。

必要なかたにお知らせが届きますように。

若松英輔さん「読むと書く」教室
http://yomutokaku.jp/detail.html

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