キャス狐

TIE Ruモデレーター

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最近の記事

コメント欄での言い合いを止める

 先日のALGS LCQのミラー配信において、コメント欄が荒れかけた。コメント欄でのリスナー同士の口論というのは、時々起こるものだけど、その対処について少し書いてみようと思う。  たぶん同じような悩みを抱えているモデレーターや配信者もいると思うので、ひとつの事例紹介として捉えて貰えれば良いのかなと思う。 1.事の発端  そもそもの事の発端は、選手の1人が、初動ファイト直前で回線落ちしたこと。初動ファイトで負けかけたので、一旦バナー回収してリスポーンビーコンまで向かい、リス

    • 配信での定期コメントの作り方

       私は配信モデレーターとして、定型文を作ってコメントする(&それを定期的に流す)ことが割と多い。たぶん4年近くずっとこんなことをやっている。  モデレーターになった人で、定期コメントの作り方に悩んでいる人がいるかもしれない。なので、どういう点を意識すると良いかを書いてみようと思う。 1.そもそもなぜ定期コメントをするのか 定期コメントは、リスナーに情報を伝達するために行う。リスナーはいつ配信に来るか分からないので、それを定期的に反復するのである。  では、リスナーに伝えなけ

      • TIE Ru配信コメント管理の基準

         私自身のモデレーターとしての考えは、  この2つの記事で概ね書き尽くしています。  ただ、実際にどういう基準で管理しているのかという点について、リスナーも気になるでしょうし、他の配信者やモデレーターも参考になるかもしれません。なので、少しまとめておこうと思いました。  念のため記しておくと、これはあくまで私の意思でやっていることで、🐧や他のモデレーターは関知していません。もちろん、🐧の意思に沿うようなコメント管理基準ではありますが、あくまで「私はこういう基準でやっている」

        • ウメハラの思想

           ウメハラというのは、日本初のプロゲーマーである梅原大吾のこと。格ゲープレイヤーで、世界チャンピオンに何度も輝いている。  以前、ウメハラの書籍を3冊ほど読んだのだけど、そこで書かれているエッセンスを整理したいと思った。半ば自分のための備忘録。ちなみに、読んだ3冊は以下のもの。  特にこの記事の内容は、1冊目の書籍をベースにしている。そこで書かれていることを、私なりに整理し直したもの。 1.成長し続けることの必要性(1)目先の勝利を追い求めると勝てなくなる  人はどうして

        コメント欄での言い合いを止める

          ASGSの記憶

          1.ASGSの概要 ASGSとは、碧依さくらさんが主催するAoi Sakura Gachinko Seriesの略。カジュアル大会ではあるけれども、ALGSと同じルールで行われるということで耳目を集めた。予選は各グループ総当たり戦で、40チームのうち上位20チームが一旦Winnersに進出する。下位20チームはLosers1に進出する。  この総当たりの予選で敗退が直ちに決まるわけではなく、Losers1で上位10位に入れればLosers2に残れる。要するに敗者復活戦だ。  

          『暗殺教室』を読み解く

           普段は配信だとかモデレーターの話を書いているけれども(基本的にはそれに特化するつもりであったけれども)、「暗殺教室」を改めて読み返して感じるところがあったので、読み解いてみたいと思った。もう10年前の作品ではあるけれども、今読んでもおもしろい名作だ。そして、逃げ若を最近見始めた人にとっても、楽しめると思う。  「暗殺教室」を読み解くに際し、「どういう人になるべきなのか(生徒をどのような人間にすべきなのか)」という話と、「そういう人に育てるためにはどうすべきなのか」という話と

          『暗殺教室』を読み解く

          正論コメントやモデレーター批判が削除されたりする理由

          1.はじめに 配信コメントで、「なんで正論を言っているのに削除(・タイムアウトや永久BAN含む)されるのか」「モデレーター批判はなぜ許されないのか」と思う人もそれなりにいるように思う。  究極的には配信者次第だし、配信によって違うと思うが、いくつかのモデレーターをやって感じた私なりの考えを書こうと思う。毎度のことではあるが、あくまで私個人の考えであって、モデレーターを務めている配信者の意見の代弁や、モデレーターの総意などではない。 2.正論コメントが削除される理由 理由は

          正論コメントやモデレーター批判が削除されたりする理由

          PS5とゲーミングPC―TIE×GALLERIAコラボを参考に―

          1.はじめに PS5も入手が容易になって、PS5とゲーミングPCのどっちを買おうか迷っている人も多いのではないかと思う。そこで、両者について書いてみる。  PCといっても構成は無限に存在するので、最近発売されたTIE×GALLERIAコラボPCと比較するかたちで、見てみよう。 2.スペック比較 まずは、PS5とPCのスペックを比較してみよう。  PS5は特別仕様のCPU・GPUを使っているが、おおよそのスペックは判明しているので、それを踏まえて比べよう。CPUとGPUの末

          PS5とゲーミングPC―TIE×GALLERIAコラボを参考に―

          配信モデレーターで最も大事なこと

          1.はじめに この記事は、以前書いた↑の記事の中から、単発のトピックを取り上げて掘り下げたもの。  この記事で扱うのは、↑の2(4)で書いた「モデレーターとして真に重要なこと」。そこでは、モデレーターにおいて最も重要なのは信頼だという話を書いた。そのことを、もうちょっと掘り下げていこうと思う。  ちなみに、モデレーターとして最も重要なのは信頼だというのは、あくまで個人的な意見である。特に一般的な共通了解などではない。 2.誰からの信頼が、なぜ必要なのか(1)配信者からの信

          配信モデレーターで最も大事なこと

          リスナー同士の会話はなぜダメなのか

          1.はじめに  私のモデレーターとしての考えは、  で書いているので、そちらをご覧いただければと思う。  この記事は、そこで書いてある内容を一部切り出したようなもの。「リスナー同士の会話NG」という単体のトピックについて、もう少し掘り下げてみようと思う。 2.リスナー同士の会話がダメな理由(1)リスナー同士の会話がOKな配信もある  最初に断っておくと、リスナー同士の会話がOKな配信もある。典型的には身内向けの配信。つまり、「部外者が来ることは排除しない/歓迎するけ

          リスナー同士の会話はなぜダメなのか

          配信モデレーターってなに?

          1.はじめに 以前、配信モデレーターとして大事なこと・必要なことという記事を書いたことがある。  モデレーターとしての考え方はそこで書き尽くしたつもりではいるけれども、かなり堅苦しく書いたので、たぶん読みやすくはない。  ということで、「モデレーターってなに?」っていうシンプルな疑問に答えるかたちで、モデレーターについて書いていこうと思う。 2.モデレーターってなに? モデレーターは、名前の横にスパナマーク(YouTube)や剣マーク(Twitch)がつく。Mildom

          配信モデレーターってなに?

          TIE Ruを見始めた理由とモデレーターになろうと思ったきっかけ

          1.はじめに モデレーターになって3年半の月日が流れた。古参リスナーというほどではないけど、たぶん現役のモデレーターとしては最古参に近く、配信の視聴時間も相当長い方だと思う。  なんでそんなに長時間見続けているのか。どこに惹かれたのか。そんなことを書いてみようと思う。 2.見始めたきっかけ 動画を最初に見たきっかけは余り覚えていない。たぶん、シーズンアプデ情報とかそんな動画を、お薦めから見たのがきっかけだろうと思う。ただ、その手の動画をあげる人は他にもいたので、「誰の動画か

          TIE Ruを見始めた理由とモデレーターになろうと思ったきっかけ

          配信モデレーターとして大事なこと・必要なこと

          1.はじめに TIE Ruという配信者のモデレーターになって3年が経つ。モデレーターとしての経験もそれなりにはあると思うので、その経験を踏まえて、配信者のモデレーターについて書いてみようと思う。  「モデレーターとして活動しているけど悩んでいる」「モデレーターになろうかと思うけど、モデレーターっていうのがよくわからない」という人もいるだろうから、そういう人の参考になればと思う。私自身、モデレーターになったときは、ネットで色々なものを読んで参考にした。なので、いくらかは参考に

          配信モデレーターとして大事なこと・必要なこと

          えぺまつり夏の陣をモデレーターとして振り返る

          1.はじめに 去る2023.8.26に、えぺまつり夏の陣が開催された。  そこで私が行ったコメントの数を数えたら、144に達していた。なんでそんな大量のコメントをしたのか。それには理由があるので、その理由を綴りながら、何を考え行動していたのかを記しておこうと思う。 2.えぺまつりの特殊性 基本的には、Apex Legends Asia Festival日本予選をモデレーターとして振り返るで書いたのと同様、大会の場合にやっていることは概ね変わらない。  ただ、えぺまつりは

          えぺまつり夏の陣をモデレーターとして振り返る

          Apex Legends Asia Festival日本予選をモデレーターとして振り返る

          1.はじめに  2023年7月22日に、Apex Legends Asia Festival日本予選が開催された。予選上位3チームがマカオで行われる本戦に出場できるという、本格的な大会だ。  例によって、🐧モデレーターとして意識していたことを綴ってみようと思う。大きな大会に挑む配信者のモデレーターとして、どういうことを意識するのか、というのは参考になるかもしれない。  そして、これも毎度のことであるが、基本的な事項については配信者から方針を言い渡されており、またモデレーター

          Apex Legends Asia Festival日本予選をモデレーターとして振り返る

          参加型カスタムのときにモデレーターとして行っていること

          1.はじめに 昨日、TIE RuによりApexの参加型カスタムが開催され、そこでモデレーターとして色々コメントをしたので、そこで何を考えてコメントをしていたのか等々を綴ってみることにしようと思う。  参加型カスタムが開催されるときのモデレーターの役回りとして、参考になるところもあるだろう。  もっとも、これは私がほぼ独断でやっていることであって、他のモデレーターとも共有していない。その点はご理解頂きたい。 2.参加型カスタムにおいて意識していること 参加型カスタムにおいて

          参加型カスタムのときにモデレーターとして行っていること