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えぺまつり夏の陣をモデレーターとして振り返る



1.はじめに

 去る2023.8.26に、えぺまつり夏の陣が開催された。

 そこで私が行ったコメントの数を数えたら、144に達していた。なんでそんな大量のコメントをしたのか。それには理由があるので、その理由を綴りながら、何を考え行動していたのかを記しておこうと思う。

2.えぺまつりの特殊性

 基本的には、Apex Legends Asia Festival日本予選をモデレーターとして振り返るで書いたのと同様、大会の場合にやっていることは概ね変わらない。
 ただ、えぺまつりは、大会の内容がかなり特殊だ。今回のメンツは、TIE Ruに八雲べに、Civ;a, そしてコーチとして788という4人構成だった(以下すべて敬称略)。そして、トリオのマッチは3試合で、ソロマッチがそれぞれ1試合、デュオマッチが2試合あった。
 トリオに関しては特筆すべきことはないのだが、ソロマッチはそれぞれ5分間隔で順次開始され、デュオマッチも10分くらい経ってから開始されるという流れだった。
 そして、自ずとポイント計算もかなり複雑になり、現在順位を把握することが難しくなる。
 こういった特殊性があったため、私の方としても特別な対応をする必要があり、結果として通常の2倍近いコメントをすることになったというわけだ。
 それぞれの点について、少しずつ敷衍していこうと思う。

3.えぺまつりで特に行ったこと

(1)ソロ・デュオマッチの速報

 私がまず行ったのは、ソロマッチ・デュオマッチの速報だ。
 ソロマッチは、788→Civ;a→TIE Ru→八雲べにという順で開始された。
 TIE Ruは788の配信画面を画面共有で映していたため、Ruや視聴者は788の戦況は確認できる。しかし、788の5分後に開始したCiv;aの戦況はまったく把握できない。
 なので、私はCiv;aの配信画面も開き、随時順位・キル数を速報していた。
 また、Ruのマッチが開始したら、当然788の画面共有も終了するため、Ruや視聴者は788の戦況も確認できない。そこで、私は788の画面も開いて、788とCiv;aの戦況を常時報告した。

【ソロマッチ速報】なは:4位1kill(終了), Civa:5位1kill(途中)

 というような感じだ。
 これは、配信者としても知りたい情報であろうし、視聴者も知りたい情報であろう。
 他方で、文字情報ではなく配信を直接見たいという人もいるであろうから、それぞれのマッチ開始直前に、それぞれの配信URLも貼り付けるようにしていた。
 それらによって、えぺまつりのソロマッチをより楽しめるように工夫したつもりだ。

 デュオマッチについても、基本的に同様だ。
 788・Civ;aのマッチが先に開始したため、随時戦況を報告した。

 Civ;aさんがバリスティックでウィングマン3丁持ちしようとしている場面とかも、随時実況した。それによって、視聴者が「みんなで楽しむ感」を共有できたのではないかと思う。

(2)現在順位の速報

 現在順位の速報は、えぺまつりに限らず基本的には行っている。
 かつて、Excelでポイント計算表を作り、数字を打ち込んでリアルタイムで順位を弾き出すようにしていたのだが、あまりにもきついのですぐにやめた。チーム名を見て誰のチームかを照合するのが結構大変なのだ。
 なので、現在順位の速報は、公式配信をつけておいて、そこで表示されたものをコメント欄に打ち込んでいた。今回は、3位までの情報を書き込んだ。3位までが賞金獲得対象だったからだ。
 なので、まず1位~3位がそれぞれ誰のチームなのか、ポイント差がどのくらいなのかを抑えてコメントする。上述のように、チーム名を見ても誰のチームかすぐに分からないことが多いので、ここは骨が折れるのだが、そこさえ特定できれば、あとはポイント差を算出するのみ。

【リザルト/定期】総合6位(5試合終了時)。1位(パカエルさん)と20pt, 2位(ギアさん)と12pt差

 こんな感じだ。
 えぺまつりの場合、ソロマッチやデュオマッチが開催され、しかもキルポイントの計算方法が違うので、体感順位と実際の順位が大きくずれやすい。なので、実際の順位を適宜伝達するように心がけていた。

4.終わりに

 ということで、文字にしてみるとやったことは大したことないように見えるのだが、複数の画面を同時に開いて戦況を把握するというのはなかなか労力の要る作業だった。
 「なんでこんなことをしたか」といえば、「そうすればみんな楽しめるだろうから」の一言に尽きる。
 事前にそうしようと思っていたのではなく、咄嗟の思いつきだ。そういう意味で、その場その場で「これやるとよさそうだな」と思って対応することも必要だし、そういった経験があれば「前回あれやってうまくいったから、今回もやるか」という準備もできるようになる。
 日々成長であり、日々学習だ。

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