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ケアの時代1~なぜ今「ケア」が必要とされているか

「ケアの時代」とは

2019年に、「これからは『マイノリティの時代』になる。」と書いたことがある。
それからたった数年だが、2022年現在は「ケアの時代」と呼べるのではないか。
「マイノリティの時代」から「ケアの時代」に。
その変化は早い。

ここでの「ケアの時代」とは、過剰な競争や経済成長に疲れた現代人が身体的、また精神的に「ケア」を必要としている大きな流れを指している。
「5人に1人は一生の間に何らかの精神疾患にかかる」といわれ、心療内科や精神科にかかる人が増加しているという。
これだけストレスに溢れている社会なのだから、すんなり納得できる話だ。

実は筆者もストレスでうつ状態・適応障害になった経験がある。
自分は明るくて前向きな性格だと自他ともに認めていただけに、うつや適応障害などは誰でもかかりうると病気だと実感した。

もちろん、ここでいう「ケア」にはこうしたメンタルだけでなく、高齢者と障害者の増加による身体的な「ケア」、すなわち介護なども広く含む。

すべての人に今、必要とされている「ケア」について着目したい。

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