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2023年10月の記事一覧
田中涼子さんの個展 青の深層世界
日本橋人形町のJINEN GALLERYで今日から始まった、田中涼子さんの個展に伺って来ました。
田中涼子さんの版画に最初に出会ったのは2018年のリトルクリスマス展でした。その時は、1作家1作品という個性がひしめく展示の中で、田中さんの作品は「おしゃれで品のいい感じ」という好印象でしたが、購入したのは別の作家さんの作品でした。
でも何か心に残るものがあったようで、その後移転前のJINEN GAL
トーハクで震えた話「焔」上村松園
昨日は東京国立博物館で開催中の「やまと絵」展に行ってきたが、今日はそのトーハクの思い出を語ろうと思う。
1996年、渋谷Bunkamuraで開催された上村松園回顧展を観に行った。松園の代表作が網羅された見応えのある展覧会だった。ただ「焔」の展示期間が終わっていて観られなかったのが心残りだった。
「焔」は、源氏物語に登場する嫉妬に狂う六条御息所の生霊を描いた、松園には珍しい負のオーラを放つ異色作だ
「やまと絵展」いにしえをリアルに感じる
国宝と重文が目白押し、という評判に釣られて行ってきました。
源氏物語絵巻と鳥獣戯画は、以前混雑で諦めたことがあったので、今回四大絵巻集結ということで一度に見られて良かったです。
鳥獣戯画はやっぱり人気やっぱり可愛い、みていてホクホクしました。
面白いものが沢山ありましたが、特に心を掴まれたものを記しておきます。
No.47 平家納経 分別功徳品 第十七
平安時代 長寛二年(1164)奉納 広島・
超絶技巧展からの阿闍梨餅
三井記念美術館で開催中の「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」展を観て来ました。
超絶技巧という言葉のくくりはまあそうなんですが、個々の作家が取り組んできた結果そういう側面もあるということであって、とにかくこれをこうしたいんだという情熱をひしひしと感じました。
何点か撮影可の作品がありました。
この作品はTwitterで見たことがあったので、実物を見られて感激でした。
全て木、着色なし。
豊永凌平さんの展示 透明水彩のまろやかな光
今日は、豊永凌平さんの展示を観に、目黒で開催中のグループ展へ伺ってきました。
豊永凌平さんを知ったのは数年前のTwitterでした。透明水彩で描かれた光と空気の表現、明るさ、センスの良さにすっかりファンになりました。
豊永さんのXとInstagram ↓
2019年の個展に伺ったときには、在廊されていたご本人ともお話させて頂き、ポストカードや作品集を購入しました。作品を購入すればよかったと、