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お医者んだったり病院だったり癌だったり

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癌になって、かかりつけ医だったり日本の医療システムだったり標準治療だったり医療ガイドラインだったり色々と感じたことを残していこうかと。実家が医者だったけど医者を継がなかったので今…
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#病院

#7.インフォームド・コンセント

#7.インフォームド・コンセント

そもそもインフォームド・コンセントとは
診察から入院までなんとなくで進行してしまって、手術の細かい説明やリスクなどの丁寧な説明も入院後に行われるというおかしさに気づかず手術まで済ませてしまった私は、同じ病院で友人がちょっと危ない目にあいかけて初めて「なんかおかしくね?」って気がついた私はアホなんでしょうが、多分殆どの人がこの辺たぶん理解していないと思うので、自分自身の整理も含めて確認しようと思う。

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♯6.同意書への署名

♯6.同意書への署名

9月30日 これってインフォームドコンセントなのか?

入院初日、晩ご飯も食べてのんびりしていると主治医のN先生登場。
説明と同意書への署名が必要なのでということで、ナースセンターの奥の別室に連れて行かれます。
病名の説明から「左肺下葉悪性腫瘍の疑い」なぜか疑いをなんどか強調。「あくまでも疑いですね」ということで簡単な絵を描きながら。肺はこうなってここが下葉です。って入院前に受けた説明を再度繰り返

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#2.良かったですね。良性の腫瘍でしたよ。

#2.良かったですね。良性の腫瘍でしたよ。

ちょっと脱線したので。前回のあらすじ(笑)
呼吸器内科を受診。3ヶ月の経過観察を経て6月24日にCT撮影して判断しましょうということでCT撮影結果見ながら診察。

「3ヶ月で少し大きくなってますね。癌の疑いもあるので生検しましょうか?口からカメラ入れて組織採って検査します。3日間の入院になります。7月6日検査の予定抑えたので5日から3日間入院です。検査は手術は静脈麻酔しますので痛みは感じません。」

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追記ー信頼する先生が紹介する病院に間違いは無いという勝手な思い込み。

追記ー信頼する先生が紹介する病院に間違いは無いという勝手な思い込み。

昨日の記事なんか書き足りない気がするので整理しながら追記です。

かかりつけの先生が紹介先の担当医と親しいわけではなく、まず一番近い病院で地域連携している総合病院を紹介しているだけ。
もちろん紹介先の病院の先生が恩師だったり、親しい友人だったり、有名なゴッドハンドの知り合いの医師だったりすることがまったくないわけではない。
人に人を紹介するというのはどちらに対しても大きな責任を追う。
とても慎重に

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#1.「これ私が見てから紹介状書くか見ないで紹介状書くか。どっちにする?」

#1.「これ私が見てから紹介状書くか見ないで紹介状書くか。どっちにする?」

2022年2月 人間ドック受診。大阪は毎年特定健診のオプションで1日人間ドックが1万円で受診できるというサービス?をやってくれているので毎年1月の終わりか2月に受診をしている。
右肺下葉にある小さな影を毎年指摘されるのだが15年ぐらい前からあってかかりつけの循環器のクリニックの先生からは「大きさが変わっていないので子供の頃の軽い肺炎かなんかの痕だろうから気にしなくても良いんじゃない」みたいな軽い感

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