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亡き父へ

書簡

父へ もうすぐお盆ですね。そちらはいかがお過ご     しですか?

父へ 小さい頃、病弱でごめんね。高熱を出して心配かけましたね。

父へ 反抗期と思春期の頃、反発ばかりして、時には甘えたりしてごめんね。

父へ 姉とケンカして、裸足のまま家出した私をずっと探してくれてありがとう、そして本当にごめんなさい、いちばん苦労かけたね。

父へ 夫と婚約中の時、結婚の準備や支度を手伝ってくれてありがとう、嬉しかったよ。

父へ 結婚後、経済的に悩んだ私を幾度なく励ましてくれてありがとう。心配かけたね。

父へ それから大病になって、旅立ってしまったね。辛くて本当に悲しかったけど、家族が見守る事ができたから、最後の最後まで優しさだったね。

父へ お盆には大好きだった日本酒とかりん糖を用意します。今でも私が思い悩む度に夢に出てきてくれてありがとう。

父へ たぐいまれな人です。この先も父に似た男性に会わないでしょうね。もし、似ている人に出会ったなら恋に落ちるかもしれないです。

父へ 深海の様な、深い愛で姉と私を育ててくれたね。本当にありがとう!
もう、涙があふれて書けなくなってきました

父へ あれからだいぶ経ちましたね。私は元気です。悩む事あっても、これからは大丈夫です。またね。

追伸 

お父さんの娘で良かった!

私の心の中で永遠に生き続けているよ!

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