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1972年リリースのアルバム トップ50

自分のブログで ”1972年リリースのアルバムでRateYourMusicのユーザ評価が高いもの” トップ50を調べてみた。
50年後に世界中のユーザーが振り返っての評価なので、リアルタイムでの評価・評判とはもちろん異なっている。

これまで主に自分が聴いてきたロックなジャンルのアルバムを紹介してきたが、実際のトップ50にはジャズなど全ジャンルのアルバムが入っている。

以下が半世紀前、1972年のトップ50アルバムである。

  1. The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders From Mars / David Bowie

  2. Pink Moon / Nick Drake

  3. Close to the Edge / Yes

  4. Clube da Esquina / Milton Nascimento & Lô Borges
    ミルトン・ナシメントというかMPBの名盤。

  5. Ege Bamyası / Can

  6. Superfly / Curtis Mayfield

  7. Harvest / Neil Young

  8. Exile on Main St. / The Rolling Stones

  9. Acabou chorare / Novos Baianos
    ブラジルサイケとして今は有名なノヴォス・バイアーノスの2nd

  10. Thick as a Brick / Jethro Tull

  11. Foxtrot / Genesis

  12. Transformer / Lou Reed

  13. Black Sabbath Vol. 4 / Black Sabbath

  14. Let My Children Hear Music / Charles Mingus
    植草甚一が褒めてたミンガスのアルバム

  15. Machine Head / Deep Purple

  16. On the Corner / Miles Davis
    今でこそ泣く子も黙るマイルスのオン・ザ・コーナーだけど当時はみんなよく分からなかったんだ

  17. Roforofo Fight / Fela & The Africa 70
    フェラもその存在が語られるようになったのはパンク以降だ

  18. Black Unity / Pharoah Sanders
    ファラオ・サンダースも当時はフリージャズ好きが聴いていて、今とは雲泥の差

  19. Talking Book / Stevie Wonder

  20. Transa / Caetano Veloso
    カエタノもまだこの頃はブラジルだけのアーティストだった

  21. A Clockwork Orange / Various Artists
    キューブリックの「時計じかけのオレンジ」の本来のサントラ。

  22. Música popular contemporánea de la ciudad de Buenos Aires, Vol. 2 / Astor Piazzolla Conjunto 9
    ピアソラの「ブエノス・アイレスの現代ポピュラー音楽」

  23. The Godfather / Nino Rota
    「ゴッドファーザー」のサントラ。

  24. Walter Carlos' Clockwork Orange / Wendy Carlos
    ウェンディ・カーロス(当時はウォルター・カーロス)版のサントラ

  25. Can't Buy a Thrill / Steely Dan

  26. I'm Still in Love With You / Al Green
    アル・グリーンは1972年にこれと「Let's Stay Together」をリリースしている。まさにピーク。

  27. Argus / Wishbone Ash

  28. The Slider / T. Rex

  29. The Grand Wazoo / The Mothers

  30. Eat a Peach / The Allman Brothers Band

  31. Science Fiction / Ornette Coleman
    フリージャズなオーネット・コールマンの傑作

  32. Saint Dominic's Preview / Van Morrison

  33. Études Op.10 & Op.25 / Maurizio Pollini
    マウリツィオ・ポリーニはグレン・グールドみたいな感じでピュアなピアニストとして捉えられていたみたい

  34. Hosianna Mantra / Popol Vuh

  35. Caravanserai / Santana

  36. Sahara / McCoy Tyner
    70年代のマッコイ・タイナーの傑作

  37. NEU! / NEU!

  38. What Color Is Love / Terry Callier
    レア・グルーヴで再発見されたテリー・キャリアの傑作。詳しいことは渋谷のアプレ・ミディが詳しいと思う。

  39. Arthur Verocai / Arthur Verocai
    これもレア・グルーヴ絡み。ブラジルのサイケなアルトゥール・ヴェロカイのデビュー作

  40. #1 Record / Big Star

  41. Octopus / Gentle Giant
    超絶テクが売り物の英国プログレバンド。

  42. Música popular contemporánea de la ciudad de Buenos Aires, Vol. 1 / Astor Piazzolla Conjunto 9
    これもピアソラの「ブエノス・アイレスの現代ポピュラー音楽」集。

  43. Darwin! / Banco del Mutuo Soccorso
    バンコのイタリア時代のアルバム。マンティコアからリリースされるまでバンコなんて誰も知らなかったと思う。

  44. Captain Beyond / Captain Beyond

  45. Per un amico / Premiata Forneria Marconi
    P.F.M.のイタリア時代の2ndアルバム

  46. Storia di un minuto / Premiata Forneria Marconi
    P.F.M.のイタリア時代のデビューアルバム。小林麻美がPFM推しするのは1973年。

  47. Still Bill / Bill Withers
    ビル・ウィザーズの2ndアルバム。今やスタンダードでBLMのアンセムにもなっている「Lean On Me」収録。

  48. Lee Morgan / Lee Morgan
    1972年に内縁の妻に射殺されたリー・モーガンの遺作。現在は「The Last Session(邦題はリー・モーガン・ラスト・アルバム)」としてリリースされているようだ。

  49. Young, Gifted and Black / Aretha Franklin
    アリーサの傑作。タイトルはニーナ・シモンの名曲から。2021年に公開された『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』ではニーナ自身による、この時、この場所で歌われるべきだった名曲の名パフォーマンスが観られる。

  50. Shakara / Fela and The Africa 70
    1972年のフェラはRoforofo FightとこのShakara。

なんというか、1980年頃にロック名盤ガイドみたいな本を書いてみましたみたいなリストである。


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