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1972年リリースのアルバム#6 「Superfly」

自分のブログで ”1972年リリースのアルバムでRateYourMusicのユーザ評価が高いもの” トップ50を調べてみた。
50年後に世界中のユーザーが振り返っての評価なので、リアルタイムでの評価・評判とはもちろん異なっている。

その1972年のリストのNo.6はカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)の「Superfly」(以下 スーパーフライ)。

日本には同名のバンドがいるけど、もちろん本家「Superfly」からいただいているもの。

今では ”ブラックスプロイテーション" というジャンルで呼ばれているが当時は ”ブラック・アクション映画”。この「スーパーフライ」とか「黒いジャガー」とか。どっちもちゃんと日本公開されているし、サントラも日本盤が発売されている。

「スーパーフライ」の映画の評判はよく覚えていない。でもたしか淀川長治もちゃんと解説していたはずだが。
しかし、このサントラの方は発売時から傑作扱いされていた。カーティスとしても ”ニュー・ソウル” というジャンルにしても。

「プッシャーマン」とか「スーパー・フライ」とかの曲で聴けるこのファンキーな感覚は今はもう世界共通の快感になっていて、その影響はソウルだけでなくロックも含めた多くのポピュラー・ミュージックに及んでいる。
だから50年経っても世界のユーザが選ぶリストのNo.6にいるわけだ。

映画の「スーパーフライ」にはカーティス本人も登場する。
主人公がクラブを訪れるとThe Curtis Mayfield Experienceというバンドが「プッシャーマン」を演奏している。
そのシーンをYouTubeで見ることができる。

ズンドコいってるディスコ時代になる前の、ブラックミュージックが最高に洗練されていた頃の音楽である。

1972の#5はこちら


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