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主義(イズム)について掘り下げます
店舗経営に最も重要な事柄として「クレド(信条)」をまず作るというのがあります。
この「クレド」と似ているものとして「主義(イズム)」というものがあります。簡単に違いを述べると、「クレド=憲法」で「イズム=各法律」のようなものと考えてみてください。あくまでも「クレド」がまずあって、それに反しないという中で細かく様々な「イズム」を成立させていきかつ時にはそれらは改正されるもの、という感じで。
「主
自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う
私が開業前までに読んだ「飲食店開業関連の本」の数々は、途中で数えたら118冊(※写真)あって、その後も増え続けたり処分したりで合計冊数はもはやわからなくなった。
誤解しないでほしいのは、これだけ読まないとダメってことでは絶対にないってこと。頭デッカチになってフットワークが重くて行動が伴わないパターンは最悪だ。でも何も考えず「どうにかなるさ」と本当にただ暴走するのも絶対にイケてない。
私の場合、
「起業独立の際、パートナーを説得するのに必要なこと」
現在ご結婚されてサラリーマンとして働いている方でこれから脱サラしてカフェを開こうと考えている方は配偶者の方にはどのような感じで折り合いをつけていらっしゃるでしょうか?
パートナーの理解がなければ非常に難しいのがこの世界でして、それは何も一緒にお店をやるやらないに関わらず重要なことであります。
私の場合、まだ就職もせず塾の講師として時間給で働くフリーターをしながら音楽活動に軸足どころか両足入れてた時
なぜ人を雇わないのか
「一人で」とか「ワンオペ」がある意味この指南書でのポイントなわけですが、そもそも私がなぜワンオペのお店をやることにしたのかという本音部分です。
今回ひとつ追記するとすれば、私は独身ではなく妻帯者です(何だいきなり)。夫婦でお店をやっていくメリットももちろん計り知れないほどあるのもわかっています。
ただ私は「仕事」と「音楽」のふたつだけはどうにも「細かうるさい」自覚があり(その他のことは超適当、、
「創業時と軌道に乗ってからの違いに合わせて変えていかなければならないこと」
これを読んでいる方々は概ね「これから開業しようとしている方」がほとんどでしょうから創業前または創業時近辺の情報に飢えていると思うのですが、開業はゴールではなくスタートなので、創業時とその後の展開の違いに適応対応していくということが大切になってきます。
「黒字で長く続けて行く」というカフェラボの合言葉を実現させるためには絶対に必要な話ですので創業前や創業直後にはあまり関係ないかもしれませんが必ず頭に
P to P (!?)の強み
前回は「個人店の強み」について述べましたが、今回はこの点をもう少し補足します。
商売の種類には「B(法人) to B(法人)」「B(法人)to C(消費者)」などがありますが、今回はここであまり聞いたことがない(というより便宜上勝手に作って使用します)「P(個人※パーソナル) to CまたはP」という話をしたいと思います。
コロナにより飲食店はかなりの打撃を受けていることは間違いないのですが、
「『がんばるタイム』の発動」
今回の話は既に開業された人に関係する話ではありますがこれから開業される方もぜひ今のうちに頭の中に入れておいてほしい話なので覚えておいてください。
というよりもしかしたら現在サラリーマンとして働いている人の仕事にも非常に活かせる話であるとも思います。
吉越 浩一郎さんという人がいます。
彼はトリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社元代表取締役社長で「平成の名経営者100人」に選出されたこともあ
「3」と「100」という数字から見えるもの
一般的に一度来た店に再来店する人の数というのは少ないものであるが、
3回来た人は以降ヘビーユーザー、つまり常連さんになってくれることが多いというデータがあります。
ですからなんとかして2回ではなく3回お店に来てもらえるような工夫をしましょう(※3回目の人は無料とかそんな発想はナシですよ)。
不思議なもので物事3回繰り返すと気持ちも安心するし慣れてもきます。
よく社会人になったら「石の上にも
「店舗内レイアウトの際に頭に入れておくべき寸法」
店舗の内装工事に入る前に、というより物件などまだ決まっていなくても予め頭に入れておいていただきたい「寸法」というものがあります。
何度も申し上げていることではありますが、黒字で長く続けて行くための店舗設計にするためには10~15坪くらいのスケールで、かつ20~30席の確保が必須条件なのです。
席数=坪数×2の公式とはいえ15坪で30席確保するよりも10坪で20席確保するほうが圧倒的に難しい(厨房の
忙しくても暇でもどちらも嬉しいと思える職業
私がお店をやっていて良かったなぁと思うことのひとつに、「忙しくても暇でもどっちも嬉しい」ということが挙げられます。アルバイト及び大多数のサラリーマン(歩合給ではなく基本給メインの人)は、「暇だと嬉しい」人は多いはずです。また会社役員をはじめ組織の代表者は「自分の会社が忙しい」ことはもちろん嬉しく、これはお店を経営しているオーナーももちろんそれは間違いなく、おそらく例外はないでしょう(雇われ店長や仮
もっとみる高価格帯にビビらない
さて、これまでにワンオペの個人店が扱うべき商品のポイントとして、「安くて良い(おいしい)もの」は大手に勝つのは難しく、でも「少し高いけど物凄く良い(おいしい)もの」になると、大手は実は介入しないことが多いので、狙い目という話をしたことがあると思います。
とはいえこの「少し高い」、はごく一般の消費者レベルから言うと単に「高い!」と感じる場合が多く、これから価格をつける側になる読者の皆様自身がこの「
「当たり前水準をどこに置くか」
間もなくお店をやろうとする人の中には「オープニングスタッフを募集しなきゃ」と思ってる人も多いものです。
ここカフェラボでは大原則として「ワンオペ(あるいはご夫婦2人体制)の個人店」を開業しようとする人に向けて書いているので基本無関係かもしれず、またぜひとも無関係であってほしいと思います。
「オープニングスタッフ」も何も「オープニングキャンペーンは百害あって一利なし」というのが私の考えですのでぜひや
事業計画書の書き方改め事業計画書そのもの(後編)
前回に引き続き、事業計画書の書き方、というより「事業計画書」そのものをここに載せます。融資の決め手となるのはなんといっても前回のほうです。今回は自分のお店のコンセプトとその具象化についてです。
あくまでもこれは私自身のお店のことを書いているにすぎませんので、皆さんはそれぞれにご自身の例に当てはめて書いてみてください。前回も述べましたが、このような計画書は仮に借入れの必要がない恵まれた人であっても