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静馬
2021年4月2日 10:37
あなたがあなたをきらいでもわたしはあなたがいいのですあの輝かしい秋の日にはっとしてふりむくとあなたの横顔があったときわたしは世界が怖くなくなったあの日が終わらないのですあなたの横顔があったあの日がだから人混みのなかでいつまでもパイプ椅子に座って天井を見上げてた高いところにひっかかったまま忘れ去られているバドミントンの小さなシャトル粉雪のように朝日に透けた
2021年4月8日 12:35
無職になって約三週間。なんだかまるで人間の生活から引退したような気分でいる。これからは静かな余生を送りたい。そんな言葉さえ浮かんでくる。まだまだこれから頑張らなくちゃいけないのに……。最近の午前中の過ごし方。朝、顔を洗って化粧をしたら、まず植物に水をやる。ブラッサイア、ナギ、ガジュマル、サボテン、寄せ植えの花。最近は室内でレタスも育て始めた。それから猫のトイレを掃除したり、部屋をざっと片付け
2021年4月1日 11:07
昨日、用事があって市役所に行ったとき、駐車場のアスファルトの上に散らばる鮮やかな桜の花びらにふと意識が向きました。それと同時に、作家の渡辺淳一さんがエッセイ集「退屈な午後」のなかで、桜の美しさと憂鬱さについて綴っていたことを思い出し、帰宅して読み直してみると少しだけ思うところがあったので、本の引用を交えてここに書き残しておきます。✎︎__________________渡辺さんは、桜があ