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双極性障害/広汎性発達障害/閉鎖病棟入院歴2回/精神科通院歴8年/障害基礎年金2級受給…

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双極性障害/広汎性発達障害/閉鎖病棟入院歴2回/精神科通院歴8年/障害基礎年金2級受給/精神障害者保健福祉手帳2級所持 Twtterやってます⇛https://twitter.com/C19H21N3O_mari

マガジン

  • 通院記録

    転院3回目、今度は東日本から西日本まで飛んできました。日々の通院記録をまとめています。

  • お薬紹介

    向精神薬の薬理動態解説始め、服用感や服薬方法を実体験ベースに書いていきます。

  • Hb2.4の貧血で救急入院

    自傷瀉血による鉄欠乏性貧血でHb2.4となり救急搬送即時入院となりました。 そのときの日記です。

最近の記事

『戦場のピアニスト』が映画との出会いだった

人生で初めて映画館に行ったのは小学5年生のとき、『戦場のピアニスト』をどうしても観たいと思ったときでした。 この体験をきっかけに、映画へのめり込むようになったことを昨日のことのように覚えています。 生まれて初めて映画館で観る映画は人生で一度きりの経験だからこそ、それが『戦場のピアニスト』でよかった、今でもそう思っています。 『戦場のピアニスト』に惹かれてからの道のりもともと戦争に興味があり、幼いながらに戦争物の本を読みあさっていました。 その折、公開されたのが『戦場のピアニ

    • 私家版・この映画がすごい2020

      今年はPrime Video、Netflix、U-NEXTを掛け持ちしてあれこれ映画を観ていました。 2020年私が観た中で面白かった映画を並べていくだけの記事です。 順不同・ジャンル区別なし・ネタバレも多分そんなになし。 私が今年観た作品、かつ良かったかだけが選出基準なので、2020年公開以外のものがほとんどです。 いくつかの例外を除き、今年初めて観た作品、かつ現在配信中のものを中心に挙げています。 ハウス・ジャック・ビルト最も好きな監督の一人であるラース・フォン・トリ

      • 通院日記9・10 - コンサータカードが来た

        12月の通院分、つまり今年最後の通院までが終わりました。 今月2回の通院はだいたいコンサータの感想について話していた気がします。 12月1回目と2回目の通院についてメモ。 12月1回目の通院12月頭に今月1回目の通院があり、その際コンサータを飲んでみてどうだったか?というお話をしました。 私の感想は ・頭の中が静かになった感じ ・お会計のとき財布から小銭をぼとぼと落とすことが減った ・ものに躓いたりする動作の不器用さが減った ・一つの目的からどんどん脇道にそれていくことが

        • 通院日記8 - コンサータ処方されました

          予定がズレて訪看さんから精神科、内科がすべて一日に詰まってしまったのですが、何とかこなしてきました。 ここまで慌ただしい一日を送ったのは久しぶりです。 それでも動けたのはコンサータのおかげなのか、躁気味だったのか…… 以下、20日の過密タイムテーブルです。 1.AM11:00〜 訪看さん到着11:00 そろそろ起きよう、なんて考えていたら訪看さんが到着 11:30 訪看さんに謝罪しつつ慌てながらメイクして慌てすぎたがゆえに失敗しまくる 12:00 訪看さんが車を取りに行って

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        • 通院記録
          9本
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          4本
        • Hb2.4の貧血で救急入院
          4本

        記事

          通院日記7 - コンサータの話

          先日木曜日は通院日でした。 実はうっかりその前の週と通院日を勘違いしており、今月2回目の通院となってしまいました。 先週の通院日からまず、先週の通院日には実家から取り寄せた通知書や母子手帳、母の意見書を持っていきました。 先生が別室で呼んでいる間、私はADHITというADHDに関する不注意を調べる検査をしていました。 いろいろなノイズが入る中、四角い枠の中に○が表示されてたときのみ左クリックする単純なものです。 しかし、○が表示されてから消えるまでのスピードが速く、少し慌て

          通院日記7 - コンサータの話

          通院日記6 - ADHDの不注意がしんどい話

          今月最後の通院日でした。 今回はどうしても話したいことがあり、メモをまとめたり入念に準備して診察に臨みました。 不注意優勢型ADHDを自覚したとき引っ越す前のクリニックでCAARSを受け、ADHDという診断が降りています。 それ以前にも、初診から通っていた病院では2回のWAIS-IIIを受けて、ここでもばらつきが大きく、発達障害傾向にあることを言われていました。 WAIS-IIIでは特に作動記憶、ワーキングメモリがめちゃくちゃ低かったです。 CAARSの結果はこんな感じ。

          通院日記6 - ADHDの不注意がしんどい話

          通院日記5 - いろいろありまして

          いろいろありまして。 先生も訪問看護師さんもいつも通り優しく、「何でも相談してね」とか、「一人で抱え込むのが一番よくない」と言ってくださったので安心しました。 ちょっと、どころか相当出費が大きくなりそうですががんばります。 先生は「ない袖は振れないでしょう、あんまりあなたが身を切るのもねえ」とのほほんとしてらして、その変わらなさに救われます。 そんなわけで、最近はさすがにもうダメだ死ぬしかないと泣いたり跳んだり跳ねたり、めっぽう参っていました。 少し前から感じていたことでは

          通院日記5 - いろいろありまして

          フルニトラゼパムへの異常な愛情

          またはロヒプノールは如何にして販売するのを止めてサイレースになったか。 舌が青くなる睡眠薬、それも鮮やかな水色に染まる睡眠薬といえばサイレース。 最近では後発品のフルニトラゼパムも次々と剤形変更され、そのほとんどに青色1号が添加されています。 かつて、フルニトラゼパムの先発品にはロシュ社のロヒプノールも肩を並べていました。 ロヒプノールは銅ロヒ、白ロヒ、青ロヒと、頭に色の名前を冠して呼ばれていた過去があります。 そのためか、個人的にフルニトラゼパムはどうにも色と縁のある睡

          フルニトラゼパムへの異常な愛情

          サノレックスは本当に痩せるのか?

          一時期、ダイエットによる食事制限が行き過ぎてほとんど拒食症に片足を突っ込んでいました。 毎日カロリー計算と体重測定を繰り返し、気がつけばBMI13.9にまで。 日常生活を送るのも辛かった記憶があります。 今思えば病的ですが、さらなる高み(あるいは低み)を目指して、ダイエットに効果的だというサプリや医薬品を試していました。 そんな中手にしたのがサノレックス。 日本で唯一の食欲抑制剤です。 サノレックスで本当に痩せられるのか、効果や服用感はどんな具合だったのか、思い出していき

          サノレックスは本当に痩せるのか?

          音楽家の家系に生まれ、音楽家を挫折した人間が音楽と戦争の関係を考える

          母方の親族は、ほぼ全員が音楽に携わっている。 母方の祖母の父、私の曾祖父はバイオリニストだったそうだ。 大伯母は80歳を超えた今でも声楽家として活動している。 祖母もソプラノ歌手として合唱団に所属していた。 居間にはオーストリアのコンクールで受賞した際の賞状が飾られている。 祖父方の大伯母は、戦前の生まれで、さらに女性でありながら音大卒の経歴を持つ。 祖父自身は仏文学を専攻し音楽の道には進まなかったものの、自分の娘、つまり私の母には強く音楽家になることを望んでいたらしい。

          音楽家の家系に生まれ、音楽家を挫折した人間が音楽と戦争の関係を考える

          マイスリーに溺れながらシュヴァンクマイエルを眺める

          ストップモーションアニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエル。 シュルレアリスムな表現、実写とストップモーションアニメが入り混じる映像、そして極端にグロテスクな食事の描写。 『アリス』(Něco z Alenky)は、1988年にスイス、イギリス、ドイツによって製作されたチェコスロバキア映画。ヤン・シュヴァンクマイエル監督で、同監督の初長編映画。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に、シュヴァンクマイエル独自の世界観で脚色、映像化した作品。通常の不思議の

          マイスリーに溺れながらシュヴァンクマイエルを眺める

          通院日記4 - 血液検査の結果

          今日は2週間に一度の診察日でした。 最近涼しくなってきたとはいえ、運動不足の体には片道10分の道行きがなかなか堪えます。 今週は月曜日に訪問看護、火曜日に診察、金曜日に再び訪問看護と、人と会う機会の多い週になりそうです。 待合室でうたた寝するここ最近夢見が悪く、毎日悪夢にうなされては泣きながら飛び起きる生活をしています。 今朝は久しぶりに良い夢をみたためか目が覚めても起きたくなくて、予約に間に合うぎりぎりの時間までアラームをセットしつつ寝ていました。 体が長らく続いた寝不足

          通院日記4 - 血液検査の結果

          記録癖の効能と副作用

          昔から何につけても記録しておかないと気が済まない、いわば嗜癖のような記録癖があります。 毎食のカロリーと毎朝の体重、体脂肪率を3年、観た映画メモを5年、夢日記を10年、通院や日常の日記を11年。 今継続しているものだけでもこれだけあります。 どれも記録の量は膨大で、中にはすっかり忘れていたような出来事も少なくありません。 昨日から長々時間をかけて、11年続けている日記を読み返していました。 当時の自分が抱えていた生々しい感情に圧倒され、記録の持つ効能と副作用を感じているとこ

          記録癖の効能と副作用

          通院日記3 - 採血検査

          今日は2週間に一度の通院日でした。 通院日の前日は妙に緊張してしまいなかなか寝付けず、朝は4時に起きる始末。通い始めてもう5ヶ月ほどになるのにまだこんな調子です。 睡眠不足と暑さが祟って、待合室では話したいこともまとめられないままうとうとしていました。 予約時間ぴったりに名前を呼ばれて、今回の診察スタートです。 いつもきっかり時間通りに始まるのがふしぎなところ。 診察室へいつもどおりまずは最近の生活のお話から。 過食は収まり、映画を観るのに熱中していること、やや低めなとこ

          通院日記3 - 採血検査

          「大吟醸」レキソタン

          かつて抗不安薬の中でデパスと人気を二分していたレキソタン。 しかし、デパスの個人輸入が禁止され、処方も厳しくなった今、レキソタンの方に軍配が傾いているのかもしれません。 あるいはベンゾジアゼピンの時代自体が終わりに向かいつつあり、SSRIやSNRIに方向転換しているようにも感じます。 それでもなお、安心ラムネとして多くの患者様に愛されているであろうレキソタン、セニランについて取り上げてみたいと思います。 レキソタンとはベンゾジアゼピン系抗不安薬 一般名:ブロマゼパム(英

          「大吟醸」レキソタン

          ハルシオンを嗜む

          前回の通院日記、マイスリーをつまみながら書いたせいでほとんど内容を覚えていません。 見事に健忘しました。あそこまで鮮やかな健忘は久しぶり。 誤字脱字も多い上に読みづらく、文体が普段と違うのもそのせいです。 しかも健忘中にほとんどのマイスリーを飲み干してしまい、通院日まで持ちそうにないのが悩みどころ。 そんなわけで今日はみんな大好き青玉アップジョン銀春こと、悪名名高いハルシオンを引っ張り出してみました。 ハルシオンとはベンゾジアゼピン系超短時間型睡眠導入剤 一般名:トリ

          ハルシオンを嗜む