ログアウトした時間も大切だから、ログインしたくなる。

SNSをしていると、ログインしていない
時間のことがとても大切になってくる。

あれって、ちょっとなくした時間みたいに
思うことがあって。

わたしはわたしでなんら変わらないのだけど。

ログインしてない時間を生きている時、すこし
有意義な時間のように味わえる気がするときも
ある。

肉眼でなにかをみているということ。

空を視たり、誰かに触れたり、生き物が
こっちを見てくれたり。

むかし、SNSも何もやっていなかった時は
ほとんどがログとは無関係なわけだから、そっちに
つながってない時間のことを、たぶんないがしろに
していたのかなって思うことがある。

タイムラインで流れて来るいろいろな
方のことばや写真や音。

わたしたちは誰かの意見のはざまにあって。

誰かの意見にちょっと乗ったり頑なに
拒んだり。

そしてじぶんの想いと同じ匂いのする人に
どこか惹かれてゆく。

誰かの意見に誘われて、じぶんを置き去りに
してしまいそうになるけど。

自分の意見ってなんだろうって。

きっちりわたしだけの意見ではなくて。

きっと好きだった人の誰かの意見も混ざり
あったりしているものだと思う。

最初から頑なに自分の意見ががちがちに
決まっていて、

そこからはみ出す意見はじぶんと相容れない
意見として、嫌ってみたり。

論破する人がカッコいいって思っている
時もあったけど。

今もたしかにあるけど。

あの人勝ったね負けたねみたいに。

わたしも言い負かしたい欲が勝る時が
あって、それカッコ悪いなってあと口が
悪くなる。

論破する人よりもちゃんと話を聞ける人の
方が断然いい。

話し合いって当たり前なのだけど。

それ、勝ち負けじゃないよって最近身を
もって知って。

言い負かしてしまえばこっちのもんだ、
それ勝ちだ！って意味もないなと。

今更だけど。

建設的になにかを進めるために、話そうよって
あの時あの人が言ったのに頑なに拒んだことが
あって。

あれもったいなかったなって思う。

今、もう一度そういう問いかけしてくれたら
あの頃よりもケンカ腰じゃなくてなにか、
言葉をあなたに置いてゆけるのになって。

どうしてこんなこと書いているのかな。

そうログインしていない時間のことを
言いたかった。

ちゃんと話そうよって言ってくれるって
ちゃんと知りたいよって言ってくれること
なんだと最近知った。

noteで知り合った人のこともちろんぜんぶ
知らないし。

知ったつもりにもなってはいないけど。

いちど、ログインしない時間を過ごしている
noteで知り合った大好きな方からメールで
すてきな画像を頂いた。

広島の尾道の写真。

階段と坂のある街並み、そして猫ちゃん。

尾道美術館の岩合光昭さんの作品展と共に
ふいに訪れた休日を満喫している写真だった。

こんなふうに、ログアウトしている彼女の
時間を、ほんの少し知ることが楽しかった。

ログインしている時間だけが生きてる時間
じゃなくて。

ログアウトしている時間もかけがえないん
だって。

彼女から教わった。

note来て間もない頃はnoteに住むことが
幸せだと本気で想っていた。

でもそうじゃなくて。

ログアウトしている時間があるからこそ
その時間をちゃんといいこと悪いこと
含めてちゃんと体感しているからこそ
気持ちよくログインできるなって。

SNSに縁遠かったわたしの個人の意見ですが。

最近そんなこと感じるこの頃です。

昨日は書けなかったにも関わらずつぶやきにスキして
頂きありがとうございます。とても励みになりました！

（今日もわたしの歌集からの画像でお邪魔しました）

お忙しい中読んで頂きありがとうございました。

それはことば　それはきみの声　それはきみの
つぎどこにいく？　どこにいかない？　こころに聞いて