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自分を否定しちゃいけない、理由を知った。

やさしい言葉だけじゃなくて、

ちゃんと、その想いは好きじゃない

おかしいよって伝えてくれるとき、

わたしの心はたしかに脈打つ。

たとえば、

自分よりも遥かに先にいらっしゃる

仕事をされているかたの、今までの

道のりを称える場面っていろいろ

あるけれど。

同じ職種であれば、あるほど。

じぶんは、まだまだだと思うシーンって

よくある。

わたしも大御所の方とご一緒することが

多く。

彼らの仕事と賞歴に圧倒されてばかりだから。

そういう時にじぶんと比べてかなり

卑下しながら賞賛の言葉を述べて来た。

わたしはわたしの仕事をするだけだと

わかっていても。

先人の仕事と比べたら箸にも棒にも掛からぬ

と思ってしまう。

一生やっても到達するんんだろうかと、

途方に暮れる。

同じようなシチュエーションをとある場所で

みかけた。

その方は、わたしが出たり入ったりした

広告の世界で30年も働いていらっしゃった

トップランナーの方。

密かにそのお仕事ぶりに憧れている、

アートディレクターの方だ。

後輩の方が、仕事をはじめてから30年に

なった彼に祝福のメッセージを寄せて

いらっしゃった。

じぶんの仕事はまだまだですから

という意味のことを仰った。

後輩の方も作品を通してだけだけど、

存じ上げている。

人のよい面を写真作品で照らし出すことで

わたしたち読者が気がつかなかったことの、

人の営みを気づかせてくれるそんな視点を

持った方だった。

つまりわたしにとっておふたりは、もう

すでに路の先の方にいらっしゃる方。

写真を撮っていらっしゃる後輩の彼が

自分の仕事は消費されるだけで、なにも

残っていないですからと、つぶやいていた。

その言葉を受けた、わたしの憧れの方の

お返事を目で追った。

その文字一つずつに、雷に打たれたみたいに

しびれていた。

世の中になにも残らない仕事なんてないんだぜ。
ほんとうに自身がそう思っているなら、君が
いつも書いている素晴らしい人たちのことを
自分で否定することになる。

この言葉を知った頃、わたしは仕事に

失敗したようなどんよりとした気持ちを

抱えていたので、とにかく細胞に沁み

渡るように沁みていた。

その時、じぶん自身、現在の仕事のことだけで

過去まで、否定したい気持ちになりそうに

なっていた。

その時点でわたしは、きっとじぶんの今しか

みえてなかったんだと思う。

そして、過去やって来たことも否定しようと

して、ますます自信をなくす。

そんな負のスパイラルっていうなかにいたから。

それって、ぜんぜん違うよって、半ばイラ立ちながら

Uさんは断言したことばに触れて、目が覚めた。

つまり、現在のわたしを否定することをなにも

やれてこなかったと、否定することは自分だけじゃ

なくて、仕事で出会った人々との

よかったことうれしいこと泣笑いを含めて

すべてをダメだったことに葬ることなのだと

知った。

仕事って、もはやじぶんひとりの問題じゃない。

そのことを気づかせてくれたUさん。

この言葉を知ったから、その人の人となりや

その方がどんなスタンスで今まで仕事を

されてきたのかわかるっていうことがある。

まさにそんな一瞬だった。

わたしは誰かと比べてこんなに追いついて

いないということと。

〆切を消化するだけの仕事しかしてこなかったと

いうこととは全く似て非なるものだという

ことをふいにみかけたコミュニティサイトで

教わった。

年齢とは裏腹にじぶんを誰よりも下っ端意識で

喋ってしまうきらいがある。

そのことは、過去わたしと出会ってくれた

人達までをも捨てようとしていることだと

身に沁みた。

わたしの中の仕事にたいする意識が変わった

瞬間だった。

Uさんに後にお礼を申し上げることができた

ことがうれしかった。

思い込みを捨てられた。

そして思い込みを捨てることができたことで

過去も受けいれられた気持ちになった。

あの言葉をお守りのように、オーダーがある限り

仕事をしていきたいと思った。



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