静かなアクションもアクションなんだよって、AXNのＣМが言っていた。
いつも誰かの意見に乗っかって
それはそうだね！ って思っている
そんなタイプだった。
自分でアクションを起こさないとなんも
始まらないよって言われても。
なんもできなかった、ずっと。
だから、アクションとかって言われると
ちょっと拒みたくて、いいですわたしはって
後ずさってしまう。
アクション起こせないまま
どうしていいかわからなくなって。
なし崩しになって。
未だにそういうとこあります、って思いながら
最近夜中眠る前に見るドラマがなぜか
AXNばかりで。
そして、ぼんやりとＣМ見ていて。
ここのＣМって、ちょっとふざけていて笑えるから
好きだった。
そうしたら、ちょっと裏切られた。
笑う方向じゃなかった。
マジだった。
それはそれでよかったんだけど。
あまりに唐突にストレートに
そして、あまりにも爽やかに
新たなアクションを起こそう。
って言ってくるもんだから。
だから、そういうのは苦手なんだってって
キャッチフレーズにホットレモン片手に
ツッコミながらも、
画面は好きだったドラマのシーンが次から次へと
はさまれてあのシーン知ってる、じんわ～みたいな
感じで映像が流れてゆく。
そうしたら、
今度は
闘いだけが、アクションじゃない。
って、ナレーション。
そうなの？
それでいいの？ ってぐいと引き込まれ。
命を懸けて誰かを救うことも
犯した過ちを正すことも
友人と再会し
新しい自分に気づくことも
信じる道を突き進むことも
アクションを起こせば
ドラマが生まれる
ドラマが生まれれば
主人公が生まれる
さぁ、あなたもアクションを起こそう
って、ＣМのナレーションが言った。
わたしに言った。
今そう言ったよねって、言葉を巻き戻す。
アクションって、動いていることばかりって
思っていたけれど。
動く前にはやっぱり、なにが必要かっていうと
心が動くことがまず最初に来るんだなって。
そして、このＣМのキャッチフレーズのように
友人と再会し新しい自分に気づくことも、
アクションなんだって。
そして
そんな自分に気づいた後は、
信じる道を突き進めばいいんだと。
思い切りいつものように笑いたくて
AXNのＣМ待ちしていたら、気が付いたら
感動していた。
それって、まずは静かなアクションから
やってみなよって言われてるみたいで。
そしたら、わたしは昔から好きだった
映画監督の小栗康平さんの言葉を思い出していた。
外の動きなんてどうでもいいじゃないですか。
外だけが動いていて、心が動かないことが
動くってことじゃなくて、ほんとうに動くとは
こころの中が動くことでしょう。
いつか見たドキュメンタリ番組で小栗監督が
語っていらっしゃった言葉が思い起こされた。
そして昨日、わたしが書けなかったことを
全部余すところなく書いてくださった方が
いらっしゃって、ずっとわたしの中で
わだかまっていたことだったので
わたしはその言葉を読みながら。
記事の中に登場するその人の味方になって
あげたいって思ったのだ。
誰かの味方になる。
それって、わたしの中では
静かなアクションだったけど。
あなたの味方だからねって、言われてきたことで
わたしの中のなにか心がうごめいたんだと思う。
味方になりたいって思ったとき、いつもと違う
ぶれないだろうなこの想いはっていうそんな
強さのようなものが芽生えていることを知った。
ほんとうはずっと、わたしもそう思っていたよって
いう言葉に出会ったり。
ある風景に立ち止まりたくなったりする時って
ぜんぶそれは相手からなにかを授かっている証
なんだと思う。
授かった瞬間、心が動いて名付けられない場所が
鳴るようなあの体感。
それが昨日ふいに訪れた。
とある記事を読んだときにわたしの何かが動いた。
それは、かけがえのないあなたやあなたの
静かなでもとてつもない心が大きく動いたのちに
言葉にしたためてくれたとてつもないおおきな
アクションのおかげだった。
千都子さん、トマトちゃんほんとうに
書いてくれてありがとう。
書きたくても書けなかった言葉、
思っていたのに言えなかった言葉が
ぜんぶここにありました。
アクションがあるからリアクションできるんだ。
そんなことを気づかせてくれてありがとう！
ほのしろい せかいをみてる 一月の夜
しんじてる しんじる道の あわいを縫って
いつも、笑える方向を目指しています！ 面白いもの書いてゆきますね😊