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日記など

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限りなく私に近い私の日記
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#小説

よくある話なのだろうけれど

よくある話なのだろうけれど

「30歳になってもお互いに結婚してなかったら結婚しようね」
これは私が言ったことで、相手の答えがどんなのだったか憶えていない。でも、おおむね同意だったのだと思う。

彼と会ったのは、予備校に通っていたときで、進学した大学は遠く離れていた。
大学の生活がはじまってからも、メールのやり取りをした。
大学1年生の夏休み、帰省した時期が合っていたから、彼と会った。
私は、とにかくずっと持っていられるものが

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明けわたしと取り込み

わたしは全部、明けわたしている、と、いいたいところだけれど、ほんとうに全部ならば、きっともっと毎日はたのしいはずだ。

中途半端に差し出して、残った部分を大切にかかえ、これはわたしていないのだから、きっと安心、わたしは傷つかない。

そんなことをしているから、泣くのだろう。

それでもわたしは、だいぶ明けわたしているよ。
そこにあなたを取り込んでいる。

助けてあげたい人

助けてあげたい人

私が書いた小説に「私がみたもの」というのがあって、noteにも載せてあります。一番初めに投稿した小説だと思う。

自分でも、タイトルが思い出せない時があるくらいに(みたものだっけ? みたこと? みたは漢字だっけ? というように)、どうかしてる題名だと思ってる。ちなみに、改稿してタイトルも変えたのがあるのだけれど、それと差し替える気になれない。そのうちやろうかな。

「私がみたもの」には、木島という

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寝ている時

寝ている時

私はどうやら、寝ている時に、よく、うなされてるらしくって、それが結構ショックです。うなされるっていうのは、私の知らない私の世界で、私の知らない私がうなっているっていうことで、私はそれが結構ショックです。

私は、私の隅々まで私の意識をめぐらせることが出来ているのだと思っているので、寝ている時にうなされているっていうのはショックです。人には意識と無意識があって、無意識の方が大きいと言われていて、でも

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手紙

手紙

ずっと、大事にしている手紙があり、それを昨日、読んだ。
病院に入院していた私は、誰かにべったりと縋りたいと思っていた。べったりと縋る人が欲しかった。親に縋りついた私は、ショウカフリョウを起こして、食べたものを吐いたのだと思う。
親がくれるソレっぽいものを食べ、吐き戻すのは、その行為自体に縋りつく価値があった。だから、辞められなかった。
モノよりもサイクルに嵌まり込んで、疲れていた。

私は、中学校

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フミさんの小説を書いていくうちに

フミさんの小説を書いていくうちに

私は男の人のチンコ的ものの考え方が好きじゃないんだなあと思った。

チンコ的ものの考え方とは、刹那的に求めたものを女の人の穴に埋め込もうとするやり方で、それはかなり暴力的であるくせに、愛とか言っちゃうところ。

でも、あの形状であるからこそのメリットもあるんだと思う。機敏だし、自分の種を残そうとする強さ。そのあたりもたぶんあの無防備な感じだからこそではないだろうか。さびしいと言えばいいのに。

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脚

新年会のため、夫の帰りが遅い。私はひどく眠いので先に寝ることにした。十一時半くらいに目が覚めて、隣に夫がいないのを確認した。家には帰って来ているのか、まだ外なのか、わからなかった。不安ではあったけれど、なんせ眠かったので、目をつぶれば夢にできた。
よく眠れたと思う。朝はアラームが私を起こした。隣には夫がいた。しばらく目覚ましのメロディを聴いて、起き上がった。
洗濯やその他のことをしていると、夫が起

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創作について

創作について

注 私が書く小説における性描写の話なので、性的描写があります。

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私は小説の中で性描写をするのですが、たぶん、乳首がどうのこうのとか、男の人の性器がどうのこうの、勃起がどうのこうのと書く時は、セックスではなく、違うものを書こうとしているのだなと。
セックスの後ろの感情というのだろうか。セックスをセ

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安心から行動した話と三島由紀夫の「潮騒」

安心から行動した話と三島由紀夫の「潮騒」

今まで、セルフのガソリンスタンドで、給油できなかった。
大爆発しそうで。

ガソリンスタンドには、自分が帯びている静電気を除去するために、触れる部分があるのですが、それは、静電気がガソリンに引火するとマズイからですよね。確か、地下にガソリンが大量に貯蔵されているんです。

ガソリンスタンド、危ない危ないとずっと思っていて、いつも給油は夫がしていました。
私も一緒にいる時は、
「静電気静電気!」

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新じゃがのポテトサラダ

新じゃがのポテトサラダ

私の大切なくま君。競馬場のくま君

今、うちに帰省中です。くま君は、毎年新じゃがの季節に帰って来るんです。

「新じゃがのポテトサラダが食べたいな」
くま君は、家に帰ってきて荷物をおろすと手を洗い、そう言います。
誰か他の男の人にこの台詞を言われたら、私はその人を殴るでしょうね。なんかムカつくわ、ボガーンと。でも、くま君に言われたら、せっせとポテトサラダを作ります。

ポテトサラダを作るの、好きで

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(日記)お酒とヒヤシンスとスポーツ

(日記)お酒とヒヤシンスとスポーツ

手元にある、載せられそうな小説を二つ載せました。
『私がみたもの』
『メルヘン』
読んでいただいた方、スキをつけて下さった方、
本当にありがとうございました。

今、長編を書いていて、とりあえず、脳みそを刻んだりつついたり。

何か、もう一つ違う視点が必要な気がして、探しているところです。きっと見つかるはず。

そんな日々ですが、先日、飲みすぎた。

飲み過ぎる時って、飲む前から既に、
泥酔する準

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年末と肌荒れ

顎に、大きなニキビがあって、その一センチほど離れたところに、次に大きくなるであろう痛いしこりも待機している。

何が不満なんだろう。私の顎。
ストレスの溜まらない生活をしてるのに。
あそこにいると、惨めだからと、大雪の中、実家に帰ってきたのに。

私を責めるひとは、一人もいないけれど、いつも私はアホみたいにしんどい。