江戸時代の結婚
これまで、結婚の略史として、飛鳥時代・奈良時代、そして鎌倉時代から戦国時代にかけて述べてきました。
続きの江戸時代は・・・
⇧江戸時代といえば、このような規範のもとで、男性側から勝手に三くだり半(離縁状)をつきつけるというイメージで、女性の地位が著しく低く暗い時代と見られがち。
でも、現実には260年余の長期にわたる、大きな戦いのない平和な世が続くなか、他の時代に比べて庶民の生活は安定し、その婚姻も、かなり自由でおおらかだったそうです。
へぇ〜じゃあ、嫁が姑のやり方に従わないといけないとか、そんな感じではなさそうですね。
現代では「できちゃった婚」とか叩かれますけどね。あと、ヴァージン・ロードでしたっけ、ああゆう価値観は西洋のものですね。
なるほど、じゃあ、恋愛なんてしなくてもいいし、できなくてもよかったんだ。
私の弟のように「リア充爆発しろ」とか、そんなことも考えなくてよかったわけですね。
離婚でも「三くだり半」とは、実際には離婚したという証明で元夫からの再婚許可証でもあり、男性は求められると、やせ我慢をしてでも書いたケースもあったんだとか。
女性と男性の財産も別と考えられていて、なかには、結婚前に離縁するときの条件をあらかじめ文書化する現代の契約婚に近い制度も存在したと。
妻の不倫も死罪という理(ことわり)だったけど、よくあることで、ほとんどお金で解決されていた。
もちろん離婚による不利益も、現代とは違い、女性は労働・家事育児のキャリアの持ち主として重宝され、再婚にも支障はほとんどなかったと。
☆出典☆
『性の“幸せ”ガイドー若者たちのリアルストーリー』 著者:関口久志 (エイデル研究所)
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