「名ドラマ」に欠かせぬもの

先週の水曜、夜に大きな地震がありました。

私の部屋は本とDVDのタワーが崩れたぐらいで済みました。とはいえ、3.11を思い出してなかなか眠れなかったのも事実です。昨日の↓も。

電力需給ひっ迫による今晩の停電の恐れはなくなった＝経産省

どうしても裏を読もうとしてしまいます。原発のこととか。陰謀論みたいになっても困るのでここには書きませんが。

ところで崩壊したタワーの中から↓が顔を覗かせました。

私立探偵 濱マイク DVD BOOK vol.1 (宝島社DVD BOOKシリーズ)

TVドラマ版です。映画は見ていません。いつかいつかと思っているうちに自分の中で旬が去りました（スイマセン）。放送は2002年。毎回異なる監督と脚本家が担当するという斬新な全12話です。

最大の売りは主人公のファッションとキャラクター。「探偵物語」の工藤ちゃんとはまた異なる傾奇者風のロックな佇まいに痺れました。全体的なテイストは不気味な印象です。最初の話や第6話の「名前のない森」など。

そして何より好きだったのは、EGO-WRAPPIN'が歌う主題歌「くちばしにチェリー」。前述の「探偵～」や「傷だらけの天使」、さらには「あぶない刑事」「古畑任三郎」と共に「何度でも見たいドラマOP」の系譜に連なる名作です。

ところが手に取って思い出しました。実はこのDVD、OPがカットされているのです。

ずいぶん前にデアゴスティーニから出た「名探偵ポワロDVDコレクション」を買ったときも似たような経験をしました。あの艶めかしいテーマ曲が収録されていなかったのです。無論こちらの思い込みというか勘違いが原因で、デアゴスティーニさんに非はありません。NHKから出ている↓を買うべきでした。

名探偵ポワロ DVD-SET１　全4枚組

本当に蕩けるような名曲なのです。公式ではありませんがよかったら。

プロレスラーと入場曲が切っても切り離せないように、名ドラマと秀逸なOPもいわば一心同体。音楽の力の偉大さを改めて学びました。メルシーボク。