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自分の価値観に影響を与えたドラマ。矢沢栄吉さんが主演で先生役をやるということで当時話題になった。学園ものなので、定番のイジメ、妊娠の話しがでてくる。

妊娠の回だけ覚えている。クラスの生徒が妊娠する。相手も同じクラスの男の子だった気がする。

学生ということもあり、最初は中絶することを選択するが、矢沢栄吉が反対する。でも結局は中絶を選ぶことになる。
最初は反対していた矢沢栄吉も2人が真剣に考えてだした結論を伝えに行くと、あっさりと納得した。

当時の自分としては「え?結局、結論は最初と同じじゃん。考える時間意味あったの?」って思ってましたが、なぜか腑に落ちずにずっと記憶されていた。

結果的には最初の決断と同じ中絶を選ぶわけなんだけど、矢沢栄吉が言いたかったのは、簡単な安易な判断(学生だから、育てるの大変だから)で中絶を選ぶのではなく、真剣に考えてくれってことだった。結果を出すまでの過程がとても大事ということを伝えたかったんだと思う。本人の主体性・自主性的なことを大切にしてほしいということだったんだと思う。

最近はネットで調べればすぐに答えが出る。効率的な仕事もすぐに知ることができる。すぐに結論にたどり着くようになったことで便利になったことも増えたけども、過程を経験することが減ってきてしまったように感じる。

そういうことを感じるようになって、やっと、アリよさらばの矢沢栄吉の言いたかったことに気がついた。過程も大事にしろってことを伝えたかったんだろなと。ようやく腑に落ちた。



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