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「遅番&雑誌担当時代」の思い出

記事を読みました。

写真の説明に「本を整理する」とありますが、3枚目を見ると朝に入荷した雑誌を開梱し、棚に出しているところですね。

↓によると、佐藤厚志さんが勤めている「丸善 仙台アエル店」は「東北最大級の売り場の書店」「50万冊の在庫を持ち、洋書コーナーはもちろんのこと、医学書を中心とした専門書も充実しています」とのこと。おそらく雑誌もかなりの量でしょう。おつかれさまです。

都内の一部店舗を除いては、雑誌及び雑誌扱いのコミックは発売日の朝に入ってきます。私は前日入荷の店も当日の店も経験していますが、前者の方が気分的にはラクでした。ただ後者だと開店前に出し終える必要があるため、ほぼ全員で取り掛かります。ゆえに雑誌担当の負担に限れば前者より少ないかもしれません。どちらにしても大変ではありますが。

前日入荷の店で遅番の雑誌担当をしていた頃は、21時の閉店後に残業して雑誌を棚に出していました(日によってはレジ締めも手伝ってから)。量の多い日は22時までかかりました。いまの会社で同僚にその話をすると驚かれます。「なんで早番にしてくれって言わなかったの?」と。

言えば考慮はしてくれたはず。ただ、そこは遅番をやりたがる人の少ないお店で(どこもそうだとは思いますが)、私が早番になると17時以降は学生バイト数名と社員ひとりになる。それだと電話やお問い合わせ対応で社員の手が塞がっている最中にレジで何か起きた際に(返品&交換希望やクレームなど)バイトが誰にも相談できない。

状況を俯瞰した時に「俺は早番じゃない方がいいんだろうな」「一応キャリアの長い契約社員だし」と判断し、そのまま遅番を続けた次第です。まあいい経験にはなりました。

佐藤さんの受賞を機に書店員という仕事への関心が高まり、仕事量や待遇に関する議論も活性化してくれるとありがたいです。

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