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イチ非正規書店員が「レジ内の水分補給」に思うこと

スーパーは大変ですね。

わざわざ貼り紙をするのだから、レジで水分を取ることに文句を言う人がいたのでしょう。

例の感染症が猛威を振るっていた時期に「スーパーは遊び場、レジャーランドではありません」というツイートを目にしました。つまりそういう状況が全国で起きていた。自分たちは国や自治体が少人数でと訴えても家族総出でレジに並び、子どもたちを店内で大騒ぎさせる。気に入らないことがあれば心ない言葉を投げつける。でも従業員には水も飲ませない。

売り手と買い手は対等。お客さんが神様なら従業員も神様になってしまう。しかし接客業に長年従事している私は、自分や同僚が神様ではないことを知っています。ならば。

レジでの水分補給。以前勤めていた街の本屋ではOKでした。カウンターの下にある空きスペースの隅へペットボトルを置いていた記憶があります。もちろん備品類からは距離を取って。

クレームをもらうことはなかったはず。でもいま考えると、何か言ってきそうな人を店内で見掛けた際は誰も飲まなかった気がします。たとえば閉店間際に来てなかなか帰らず、もうすぐ閉めますよと伝えたら怒り出す謎の老婦人がいる時とか。

いまの職場では、レジ時間であっても水分補給のために事務所へ戻ることが認められています。しかしカウンター内で飲むのはNG。チェーン系の大型書店だと、あるいはこれがスタンダードかもしれない。 

マスクを年中外せない状況です。施設にも会社にも強制はされていないけど、外したら水分補給よりも高い確率で何か言われそう。猛暑時における脱水の危険性を考えたら、ルールを再考する意義は十分あります。

最近こんな本が出たので仕入れました。参考になるかもしれません。

スーパーのレジ店員は、書店員以上のエッセンシャルワーカーです。いつも本当にありがとうございます。

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