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ハードボイルド書店員の「座右の銘」

岩崎投手の暴投も含め、敗因は守備の乱れ。これに尽きます。

9戦連続エラー。今シーズンの失策数はリーグワーストの71です。

気になるのは、この日の山本選手みたいに不慣れな守備位置(ショート)を任されてミスをするケース。彼は控え選手ゆえ、使い方が流動的になるのは仕方ない。でも事情があるにせよ、レギュラーの佐藤選手や糸原選手でさえもポジションを固定されないのは気の毒です。きっと打つ方にも影響しているはず。 

点を取れないのはある意味やむなし。打たれるのも。実力の世界ですから。しかしアウトにできる打球を凡ミスでセーフにするのは違います。書店でいうなら、同じ本を二度レジに読み込むようなものでしょう。誰でも一度はやる。でも絶対にやっちゃいけない。

数年前、朝礼で当時の店長が話していたことを思い出しました。「『売り上げを伸ばせ』といってもお客さんあっての商売。難しいのはわかってる」「だからこそ『当たり前のこと』をきちんとやってほしい。ホントそれだけでいい」

阪神の選手が練習していないとは思いません(足りないのかもしれませんが我々にはわからない)。ただ「当たり前のこと」をできていない場面がしばしば目に留まるのはたしかです。他球団なら普通にダブルプレーにしている局面でワンアウト止まりとか。

勝てる試合を半ば自滅でちょくちょく落とし、その蓄積が終盤に響いて優勝を逃す。これがタイガースの必敗パターンなのです。

来季の監督には「守備に対する意識改革」を望みます。まず「当たり前のこと」をきちんとできるように鍛えてほしい。そのためには何が必要か。コーチの選定、ポジション固定、守備固め要員の育成&確保云々。。。

僭越ながら、最後に私が座右の銘としている「勝てない時は負けない努力をするんだ」という落合博満さんの名言を贈らせていただきます。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!