見出し画像

「仕事論」を楽しく学ぶ術

↑の画像、有名ですよね。

出典はもちろん横山光輝「三国志」です。アニメにもなりました。「劉備=善、曹操=悪」という典型的な「三国志演義」の脚色ですが、入門編としてオススメです。

少し前に歴史シミュレーションゲーム「三国志3」をプレイして挫折した、という記事を書きました。実はその後再開し、あと一押しでクリアという状況まで漕ぎ着けています。

前回はシナリオ1の劉備でしたが今回も劉備。ただしシナリオ4にしました。曹操や孫権に比べたら弱小ですが、軍師に諸葛亮孔明がいるのです。

彼は知力100なのでアドバイスの的中率も100%。情報が錯綜する世の中、信用の置けるブレインは絶対不可欠です。そして兵を多数抱える敵の有力武将をあの手この手で誘い(「うまくいくでしょう」と孔明に言われるまで何度もトライ)、どんどん引き抜きました。新進の中小企業が大企業の優秀な営業マンをヘッドハントし、抱える顧客ごといただくようなものでしょうか。

無論そういう「他力本願」だけでは勝てません。まず時間をかけて内政をしっかり整え、カネと食料を十分に確保する。「貧すれば鈍する」は間違いなく人生の真理です。そして軍の士気と訓練度に気を配り、徴兵して数値が落ちてもすぐ100へ戻す。量が少なくても質さえ高ければある程度カバーできるから。逆に言うと、質を保ちつつ増やさないと期待したような戦果は得られません。

兵の士気と訓練度を上げる際は大勢で分担した方が効率がいい。でも実戦では武力の高い精鋭のみに兵を預ける。他の武将は使わない。真剣勝負の局面で「アイツも頑張ってるからチャンスあげよう」みたいな情は無用です。じゃないと被害が大きくなるし、最悪勝てるものも勝てなくなる。情で報いるには別のやり方があります。結果だけが求められるケースでは、変な平等主義を避けるべし。

戦に勝つと仲間が増えます。でも降伏した後で反旗を翻す者もしばしば。一度はいい。二度目は許しません。二度許すと三度裏切るから。判断の難しいところですが、私はそうしています。どんなに地位やお金で報いても寝返る奴はあっさり寝返るものです。

どうでしょう? けっこう仕事に応用できると思いませんか? 実際↓みたいな本も出ています。やはり「三国志」にはビジネスに役立つ何かが潜んでいるのでしょう。

マンガで楽しく学び、そこで得られた仕事論を歴史シミュレーションゲームで遊びながら試す。きっと想像している以上の効果があるはずです。ぜひ。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!