「書店員」「ぎっくり腰」「吉川晃司」

書店で働いているフォロワーさんが何人かいらっしゃいます。

その中のひとりが、いわゆる「ぎっくり腰」をやってしまったようです。

最初に書店員になった際、本社で人事部の方から「腰痛に気をつけてください」と念を押されたことをいまだに覚えています。それぐらい我々の仕事は件の箇所を痛めやすい。実際キャリアの長い人は、概ね「ぎっくり腰」を経験しています。

もちろん私も例外ではありません。様々なパターンが存在するようですが、私の場合は重いものを持ち上げるときではなく、腰を不自然に伸ばした際に見舞われることが多いです。

数年前、仕入れ室で立ったりしゃがんだりしながら午後の新刊を台車に載せていたときのことです。文庫本の低い山を台車の奥に積んでしまい、手前に持ってこようと不用意に中腰になった際「魔女の一撃」が襲ってきました。

見た目は普段と一緒。でも動けない。まったく動けない。ガチで焦りました。レジから応援を呼ばれても行けない。仕入れ室を出ることすら叶わない。

数分後、おそるおそる足を踏み出し、騙し騙し上半身を動かすと、少しずつ可動範囲が広がっていきました(じっとしていた方がいいケースもあると思います)。しかし骨のずれたような感覚が残っていて、ロボットみたいにしか歩けない。屈むこともできない。あれには参りました。

昔、吉川晃司さんが散歩をすることで腰のヘルニアを克服したと聞きました。なので、私も帰宅中に遠回りして歩くことを時々しています。休みの日に気が向いたら腹筋やスクワットも少々。疲れない程度に。

いまも日常的になるべく屈まず、低い位置にあるものはしゃがんで取ることを心がけています。腰は身体の要です。どうぞお大事に。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!