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新日本プロレス、納得できません

ツッコミ① 新王者オスプレイと鷹木信悟のタイトルマッチの結果が出る前に次の挑戦者が決定。これだと「IWGP世界ヘビー級王座戦」「オカダカズチカ挑戦者決定戦」になってしまう。

ツッコミ② 直近のオカダにそれだけの実績があるのなら話はわかる。でも彼は先の「NEW JAPAN CUP」で1回戦負けを喫している。オスプレイに1月のドームで勝っているけど、あれは10月のG1公式戦で負けたのをリベンジしただけ。

ツッコミ③ そもそもオカダは新設された「IWGP世界ヘビー級王座」を「クソダセえ」と一刀両断していた。オスプレイに指名こそされたが、実は挑戦する意志を表明していない。彼自身のモチベーションはどこまで高いのか? 「コロナで苦しい会社の収益のために気乗りしないけどやります」ということなのか? 

ツッコミ④ いまの流れだと東京ドームの2週間前におこなわれる横浜スタジアムでは、IWGP世界王座戦が組まれないことになる。そりゃないだろう。かつて93年のG1初日にリーグ戦が組まれないという意味不明な事態が起きた(週刊プロレスのターザン山本に「冷夏のG1」と書かれた時だ)。こういうことをしていたら、カードが出る前にチケットを買うファンがいなくなる。

ツッコミ⑤ オスプレイが自身の持つもうひとつのベルト「ブリティッシュヘビー級王座」に「IWGP」の冠を付けたいと言い出した。インターコンチネンタル王座を封印したと思ったらそれですか。アメリカでも地味にベルトが一本増えているし。世界中に乱立するベルトをまとめるのが「IWGP」本来の理念。いまは逆に世界中に王座を撒き散らしている。

タイトル戦で歴代王者の映像を流そうが、過去のベルトのデザインを全て引き継ごうが、肝心の理念や精神性を引き継ぐ気がないのなら敬意はゼロだと受け取ります。逆に理念や精神性を継承しているのなら、ベルトやプロレスのスタイル、団体の形などはいくら変わっても構わない。

改めて思いました。いまの新日本の問題はリング上ではなくリング外だと。「ストロングスタイル」というリング上の理念が受け継がれていることは、飯伏VSオスプレイでわかったので。

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