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書店にまつわる「交通機関トラブル」

またもやズンドコツアーですね。

なぜデスぺ選手がアメリカに行くと、決まってこういう事態が起きるのでしょうか。

WWEの中邑真輔選手も、たしかヨーロッパツアー中にしばらく空港で足止めを食ったことがありました。アメリカ人レスラーが「早く家に帰ってハンバーガー食べたい」とぼやく中、彼は「出汁の利いた味噌汁が飲みたい」と考えていたとか。

私も乗るはずの飛行機が諸事情で飛ばなくなり、急きょ九州から新幹線で帰ったことがあります。駅の階段を猛然と走りました。でも彼らの被ったしんどさとは比べ物になりませんね。

交通機関のトラブルは書店員の業務にも影響を及ぼします。いちばん頻度が高いのは「道路が混んでいて荷物の到着が遅れる」こと。どうしようもありません。こちらのタイムスケジュールはきつくなる。でも急ぎ過ぎて事故を起こされる方がもっとまずい。

あと以前あったのは「雑誌の梱包の数が足りない」もしくは「他の書店の荷物が混ざっている」ケース。前者は受け取り時に数えることで対処できますが(100を超える時はかなりの手間)、後者はドライバーに連絡して再度来てもらうしかない(向こうのミスですし)。あれも参りました。予約の上がっている本や雑誌が来ていないと胃が痛くなります。

3.11の直後はガソリンが足りないとかで、取次から「荷物を2日に1度しか送れない」と通告されました。やむを得ません。でも書籍はともかく、雑誌とコミックの2日分を1日で棚に出すのがどれだけ大変か。付録を付けたりシュリンクしたりするわけですから。

「アサヒグラフ」が飛ぶように売れたことをよく覚えています。

こういうのって、後で振り返っても全然「いい思い出」になりません。人によるのかな? アントニオ猪木さんみたいな器の大きい方なら「どうってことねえよ!」で終わらせてしまうのかも。

デスぺさんが無事に帰ってこられますように。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!