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総合商社ニュース(11月2日週)

こんにちは!Yasuです。
11月2日~11月8日までの5大総合商社に関する注目ニュースを掲載していきます。
先週三井物産の第2四半期(上半期)決算があり、今週は残りの4商社の決算発表がありましたので、紹介していきます。

また、三菱商事の先進的な投資事例や、英語のまとめ記事にも触れていきます。

まずは簡単な自己紹介です。

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
出身大学はMARCHレベル。
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

総合商社ニュース(11月2日週)

記事のURLも貼りますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

5大総合商社 第2四半期(上半期)決算発表

今週で5大総合商社の決算が出揃いました。
簡単に純利益をまとめると以下の通りです。

純利益

★伊藤忠が独走態勢に入っており、2位の三井物産に大きく差をつけています。
★丸紅は業績改善に伴い、通期見通しを1,000億円から1,500億円に増加。
★三菱商事、住友商事は1Qから回復したものの芳しくない決算となりました。

以下の記事で、気合を入れて分析していますので是非ご覧になってください!

三菱商事、EV無線充電に出資

三菱商事が電気自動車(EV)の無線充電技術を持つ、ワイトリシティ社に戦略的投資を行いました。

ワイトリシティは三菱商事の米国子会社を含む3社から計35億円を調達するとのこと。

彼らの技術を使えばEV車を駐車した際に、”非接触で自動的に充電”することができ、従来の給油作業を簡便化できます。

同社への出資の目的は、スマートシティの発展です。

スマートシティとは?
スマートシティとは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市のこと
https://iotnews.jp/archives/1218

三菱商事は2020年9月にインドネシアでスマートシティ開発に着手し、4万人~6万人の規模で都市開発を推進中。
このインフラ開発にワイトリシティ社の技術を活用する予定です。

低炭素社会に向けてますますEV車が普及していく見込みですので、
EV車の利便性を向上させるワイヤレス充電への先行投資は、有効ですね。

今後、他商社もEV関連の投資に注力していくのではないでしょうか。

Warren Buffett's Japan trade: The changing world of 'sogo shosha'
Nikkei Asia

こちらは英語記事になりますが、是非読んでいただきたいと思い、掲載しました。

伊藤忠のファミリーマートについて言及した後、総合商社の変遷が書かれています。

皆さんは、”コングロマリット・ディスカウント”という言葉をご存知でしょうか。

幅広くビジネスを展開する会社は、事業同士のシナジーを生みづらいため、本来のパフォーマンスよりも時価総額が低く見積もられてしまう傾向のことを指します。

まさにトレーディングから事業経営を様々な分野で展開している総合商社に当てはまっており、これまで株価が低く見積もられてきた理由でもあります。

今後もデジタルトランスフォーメーションなどを活用し、変化に素早く対応する総合商社が求められているようです。

個人的にはこの表が分かりやすかったので共有します。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

やはり一番注目していただきたいのは、総合商社の上半期決算のニュースです。
総合商社志望の就活生の方は、どのような事業が上手くいっているのか、把握しておくと良いかもしれません。

また、今回初めての試みとして、英語の記事も紹介しました。
英語ですと、とっつきにくいかもしれませんが、良質なまとめ記事が多いのでチェックすることをおすすめします。
今後も分かりやすい英語記事がありましたら紹介します!

以下の記事も宜しくお願いします。


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