就活に有利になるTOEICの点数とは?

みなさん、こんにちは!
就活アドバイザーのYasuです。

「TOEICが高得点だと就活に有利」
と先輩やキャリアアドバイザーから聞いたことありませんか?

最近では、多くの大手企業が海外進出を進めているため、英語力が重要になってきています。

TOEICは、Listening 495点、Reading 495点の計990点の英語能力試験(所要時間は約2時間)。
ビジネス英語に特化しているため、採用活動や会社での昇進条件など幅広く使われています。

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上の図は1979年からの受験者数を年度別に示しています。
新型コロナウイルスの影響で試験が中止となり、2019年度は受験者数が落ち込んでいますが、2011年から徐々に増えていますね。

TOEICは誰もが認めるメジャーな英語試験なのです。

就活に有利になるTOEICの点数とは?

英語力とTOEICの重要性は分かっていても

「何点取ればいいの?」
と疑問に思うか方もいらっしゃると思います。

今回はデータを分析し、私の就活経験を振り返ることで、
"どれくらいのTOEICの点数を取得すれば有利に就活を進められるか"
お話ししようと思います。

stand.fmにて耳で聞きたい方はこちらから!

以下、簡単な自己紹介です。

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
出身大学はMARCHレベル。
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。
面接も70回以上受けていました。
結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただき、現在は就活アドバイザーを行っています。
ココナラでもES添削や就活に関する悩み相談を受け付けていますので、よろしくお願いします。
https://profile.coconala.com/users/1982314

TOEICと英検の比較

皆さんが馴染みのある英語資格として、実用英語技能検定(英検)が挙げられます。
まずはTOEICと英検の点数を比較してみることにします。

比較表

肌感覚として英検準2級までは比較が正しいと思いますが、3級以下はちょっと微妙です。

半分以上寝ててほぼ勘で解いたという友達がTOEIC290点くらいとったという話を聞きましたが、英検で半分以上寝たら3級の合格は難しいでしょう。

英検が絶対評価であるのに対して、TOEICはその回の難易度によってスコアを調整する相対評価であるため、3級以下は正しく反映されていない印象です。

また、英検1級が870点~というのも少し疑問があります。

私はTOEIC950点持っていますが、1級は対策しないと受からないでしょう。

英検は「アカデミックな英語能力を測る試験」、TOEICは「ビジネスで使える英語能力の試験」と、目的が違うので正確に比較するのは難しいかと思いますが、
英検準1級レベル(TOEICでいうと740点以上)は就活で評価されやすいのではないかと思います。

TOEIC受験者 点数の分布(2020年1月実施分)

次に、2020年度1月に実施された試験の点数分布をみてみましょう。

2020年1月実施試験の平均は581点でした。

率直な感想として結構高いですね!
平均点を取る人は英検2級に合格できるという想定になります。

また、TOEICオフィシャルサイトのデータを参考に点数分布を4つに分けてみました。

スコア分布3

TOEIC800点以上が全受験者の上位15%、大体600点が真ん中くらいで、450点に届かないと下位25%となってしまうようです。

目指すべきスコア

データの分析を踏まえて個人的な意見ですが、

大手企業志望の方:800点
大手グローバル企業志望の方:900点

を目指すのが妥当だと考えます。

上で説明しましたが、800点を取得すると全受験者の上位15%に入りますので、大手人気企業でも有利に就活を進められるかと思います。

しかし、グローバル企業の就活においては、800点で必ずとも有利とはいえないですね。
就活で英語力を武器にしたい方にとっては、少し物足りない印象です。

900点あると評価が変わりますし、面接官の目を惹くことができます。
肌感覚ですが、900点を持っている就活生はあまりいないと思います。

総合商社などのグローバル日本企業・外資系を志望し、英語力をアピールしたい方は900点を目指すことをおすすめします。

最後に

画像4

今回は就活に有利なTOEICの点数について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

結論から言うと、大手企業を目指す方は800点、グローバル企業を目指す方は900点あると就活に有利かと思います。


TOEICは英語力と言うより「慣れ」が重要な試験ですので沢山受けて点数を上げてみてください。

就活が本格化するとなかなかTOEICの勉強に時間が割けないため、早めに準備しておくことをおすすめします。

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