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宮ミュージック
2021年2月18日 10:46
あっという間に2月になっていた。あの大震災からもうすぐ1年が立とうとしていた。3月11日東日本大震災だった。連日連夜悲惨な惨状をテレビで放送し続けた。この記事はストーリーになっております、マガジンを作ってみましたので、そちらから第1話からも是非ごらんください!自分はというと高卒で入った工場で何の目標も持たず、惰性で3年働いていた。世間も何も知らなかった。回りは皆年上、というか
2021年2月16日 12:26
「手ぶらで教えを乞おうとする人間が世の中多い。」それってぶっちゃけどうかと思う。人に教えを乞う場合必ず、提案か手土産の一つでも持っていかなければいけないと思う。人は人の為になんか生きていないし、誰しも自分が一番、その人に物を教えて自分にも返ってくるんだから人は人に物を与えると思う。この記事はストーリーになっております、マガジンを作ってみましたので、そちらから第1話からも是非ごらんください!
2021年2月15日 11:38
入門テストがいよいよ発表された。その当時11月、開催は3月。まさに寝耳に水、好きな水はいろはす。いよいよ舞台は整った。この記事はストーリーになっております、マガジンを作ってみましたので、そちらから第1話からも是非ごらんください!まず、自分の受ける団体は入門テストメニューが公開されていた。・スクワット300回・ジャンピングスクワット30回×5セット・プッシュアップ30回×5セ
2021年2月8日 20:21
「おお!来たのか!!」「ああ、あの時の変な奴か!」的な怪しいグレーな響きがあったかと思う。深夜11時半頃の夜行バスに乗って翌5時頃に東京に着く。その後、中古CD屋巡り等をして、「東京ってあったけーなー」とのほほんと過ごしていた。この時の自分と来たら、大都会に圧倒されて、完全に風景的にも浮いた存在だった思う。高層ビルをボーッと眺めている麦わら帽子を被った虫取少年がいたらおそらく自分だ
2021年2月8日 00:27
「ハンバーガーを食べようとした瞬間起きた。」現実に戻ってきた。食べ物にしても、ムフフな夢にしても、いつも思わせ振りに目を覚ましやがる。おかげで汗だくだ(そうでもなかったかもしれない)トレーニング→すき家→プロテインという生活サイクルは続く。頭文字を取って「TSP」という若者言葉が生まれても不思議ではないし、なんなら岩波国語辞典に載ってもいいと思う。「TSP」・・・目標達成の為に自分の人
2021年2月7日 00:49
身震いがする。憧れの団体の道場にいて、憧れの選手達に教えてもらえるんだから。道場に住んでる=若手=自分と皆同世代。しかも、自分はこの団体をくまなくチェックし続けてる。これだけのアドバンテージがあれば何も緊張する事も無い。むしろ、だから来たのだ。そう、準備と下調べは万全だった。ただ、当初思っていた「レスラーとは」という本質には迫れなかった。やはり本物のレスラーを会場ではなく、間近に
2021年2月6日 01:22
「東京に来た」というより「気付けば来ていた」という方が正しい。東京には何度か、東京ドームや両国国技館に試合を見に行った事はあったが、今回は目的がまるで違う。自分の人生の大きなステップにしなくてはいけない。地方の田舎から高速バスで片道6時間。目的は明確で「レスラーとは」、「その為の準備」。これを知らない事には何も始まらない。敵は強大であって、テストを受けて、一発限りの真っ向勝負は確か
2021年2月5日 00:07
「ビッチョビチョだった。」毎日がビッチョビチョだった。スクワットを1日10回ずつ増やしていくと、気づけば足下が水溜まり。市民体育館のトレーニングルーム内で黙々とスクワットをしている絵はあまりにシュール過ぎる、且つ絵的にも変わらない。テレビ的には一番困る。絶対情熱大陸は来てくれない。なので、体育館内の人目につかない一角でひたすらやっていた。漫画ならそろそろ「私スクワットする男性大好き♥
2021年2月3日 22:35
一にも二にも体を鍛えるしかない!発言権があるのは努力して実績を積み上げた人間だけだ。幸い色んなプロレスラーの自伝本を昔から読んでいた事によって、なんとなくこういうトレーニングをする物だ!というのが頭にはあった。よく目にしてきたのが「スクワット1000回」おそらく、よく理解出来ないと思う。非現実過ぎて、「ここはジュラシックパークか?」と思っても不思議ではない。マルコム博士はどこだ?
2021年2月3日 20:52
「パキン!」作業中に使っていた一本のドリルが折れた。「仕事辞めよう!」元々もう仕事に対する熱意も何も無かった。高卒で入った工場仕事には嫌気がさしていた。そんな悶々とした日々を過ごしていた時に痛快な快音一発がバックスクリーンに飛び込んだ。そしてドリルと共に心も折れた。「プロレスラーになる!」冴えない工場人からプロレスラー、「フリーターが大統領選に立候補」と同等の響きだ。