見出し画像

容姿コンプレックス。

子供の頃から、自分の容姿がコンプレックスだった。

白くない肌、高くない鼻筋、すらっとしてない小鼻、
ぱっちり二重じゃない、奥二重。薄くない唇。
「色白で、ぱっちり二重で、鼻筋が高くて小鼻で、薄い唇で、華奢。」
そんな女の子がずっと憧れだった。でも自分は違っていて、自信が持てなかった。

大人になって、人並みに恋愛もした。
彼は積極的に沢山愛情表現をしてくれた。すごく幸せだと言ってくれていた。確かに表情やしぐさからそれは伝わっていたし本当だと思えた。

だけど数ヶ月が経った頃、彼自ら愛情表現をしてくれる事は少なくなった。
不安に駆られた。「私に魅力がないから?」「愛されてないのかな?」

その度にもう少し美人だったら違ってたのかな、もう少し可愛ければ、
あと少し〇〇だったら…もっとこんな自分だったら…見た目も中身も、
どんどん自分に自信が無くなっていった。

今振り返れば、自信を失くしていったのは彼が原因じゃなく、
自分に最初から自信がなかった事がすべての苦しみの原因だったと思う。

彼が違う誰かに、もう私には送ってくれなくなったハートマークを
打ち込んでいるのを偶然見てしまった。

それから少しして、彼と別れた。

一人は気楽だった。誰かに自分が愛されてる事を確認する必要もない。
ただ自分は自分でいればそれでよかったから。

自分で肯定してあげる事を増やしていった。
自分を否定する癖があったから、まずはそこから、ひとつずつ自分に優しくしてみる事にした。自分を自然に好きになれるまで4年かかった。

4年かかってしまったけど、
自分以外の誰かに愛されようとするより、認めてもらおうとするより、
それはとてつもなく心がラクだった。

そして悟ってしまった、
「自分で自分を受け入れて、好きになれたら最強」だと。

自分で自分を好きになれたらこんなに心強いなんて知らなかった。
ぐらぐらだった基盤がちょっとやそっとじゃ揺らがなくなった。

可愛いとか、愛されるとか、それを誰かの判断に任せるのはもう卒業。

きれいの形が一つだけと思うから苦しくなる。
可愛いの形が一つだけだと思うから不安になる。

私の目や、鼻や、唇や、輪郭や、身体、肌の色、目の色は、
万人受けする可愛さでなければ、万人受けする綺麗さでなければ、
醜いという事になるのだろうか?

まるでそれが悪い事かのように、
罪であるかのように感じなければいけないのだろうか?

本当に大切な事はもっと違うところにあると思う。

自分を大切に♡


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?