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はるか
2023年3月1日 22:08
ワンオペ育児で地味に困る瞬間が自分の食事だ。ひなちゃんの場合日中あまり寝ないため、食事時間の確保は容易ではない。限られた昼寝時間にご飯の用意をし、食べるタイミングで起きて泣き出すというのがお決まりのパターンだ。横で派手に泣き散らしているひなちゃんを放置し、のんびり食事をとるというのもなんだか気が引ける。そこでワンオペ食事法を二つ編み出した。 一つ目は、だっこしながらの片手ご飯だ。ひなちゃん
2022年12月12日 18:52
ひなちゃん: ひなちゃんです。ママとパパに好き勝手に書かれるのもいかがなものかと常々考えておりまして。たまには私目線の報告があっても良いのでは?と思っている今日この頃です。いやー、最近めっきり冷え込んできました。テレビをつければ天気予報氏が何年に一度の寒さとか何十年に一度の寒波とか毎年言っているようですけれども。生後数か月の私にしてみれば、人生最大の寒さを毎日更新しているんですから。たまった
ぐっち
2022年12月2日 11:35
点字版の母子手帳があるのをご存じだろうか。我々視覚障碍者でも読めるように、母子手帳の内容を点字化した冊子だ。かく言う私も役所で教えてもらうまでその存在を知らなかった。 妻の出産からさかのぼること約9ヶ月前、役所に母子手帳をもらいに行くと、やたら分厚い冊子があることに気付いた。広辞苑ともいえそうな大きさのこの冊子こそが、点字版の母子手帳だ。夫婦ともに全盲の視覚障害であることを職員さんに伝えたとこ
2022年11月14日 19:43
赤ちゃんのお世話の代表格「おむつ替え」!見えない不便さをひしひしと感じたお世話の一つでもある! ひなちゃんが生まれ、代えなければならないおむつを前に、早速私は頭から壁に激突したような気分になった。一般的におしっこをするとおむつの色が変わり、一目で確認することができ、おしりふきで汚れた箇所を的確に拭き取ることもできるだろう。ところが見えない私たちの場合そうはいかない。お尻のどこが汚れているの
2022年11月11日 08:03
ひなちゃんがやってきてからの一月は正直あまりよく覚えていない。四六時中ただただ眠くてぼーっとしていた。この期間は妻と僕の親が交代で家事をしてくれていた。我々のミッションは、この一月の間にひなちゃんのお世話を一通りできるようになること。それに徹した。 病院で一足先にひなちゃんの世話をしていた妻に、だっこの仕方やおむつの代え方、ミルクの飲ませ方などを伝授してもらう。さすがは六日間の先輩だ。我々な
2022年11月7日 19:18
「ひなちゃんに告ぐ!母はなりたての新人である!お世話に手抜かりしかない!あしからずご了承を!」産後の病院生活は子育ての第1関門であった。 1日目は大半の時間を病室でゆっくり過ごし、二日目から本格的なお世話が始まった。3時間おきのおむつ替え、授乳、寝かしつけのセットを永遠繰り返した。どの作業も意外と難しい。一連の作業には少なくとも1時間はかかる。結果休む時間は残り2時間となった。2時間と
2022年11月3日 17:32
ひなちゃんが我が家に初めてやってきたのは9月の終わり。風が心地よい秋晴れの日だった。この時に合わせて広島から駆けつけてくれた妻の母と、僕の両親も一緒に病院へお迎えに行った。出産の立ち合いは一人だけしか認められなかったため、僕以外はひなちゃんと初対面なのだ。改めてひなちゃんに触れて感じたことは、やはり小さい!指なんて爪楊枝のように細いし、頭もちょっと大きめのみかんぐらいじゃないか。当たり前の
2022年10月31日 19:34
私にとって妊娠と出産が富士山登頂に相当するぐらいの試練だったとするなら、子育てはエベレスト登頂に相当するぐらいの試練なのかもしれない。そう思い始めたのは実際に我が子のお世話をし始めた時だ。出産まで頑張ってきたつもりではあったが、決してゴールではないのだ!産 後一日目、目覚めて真っ先に「あれ?ひなちゃんはなにしているんだろう?」と考えた。子供の性別が女の子だとわかった時から、私たちはひなち