🎬️映画「幸せなひとりぼっち」
「幸せなひとりぼっち」
まさにそうで、そうではないのかもしれない。
最後は、心は「ひとりぼっち」ではなかったと思うから。
観て良かった、と思えたし、おすすめしたい映画。早速友人におすすめした。
(↓以下、ネタバレ含みます)
頑固で威張り、無駄に有り余る正義感を持つオーベ。短気だしすぐ怒る。
奥さんに先立たれて、職も失い、自分も後を追おうとする。しかし何度も失敗。
近所に家族が引っ越してきて、そこからオーべとの交流が活性化されていく。
短気じいさんが子どもや近所の人間たちと触れ合い、前を向いていくのが心あたたまった。
オーべの周りの人達の温かさも素敵。
私だったら、短気じいさんに塩対応されてもめげずに何度も話しかけられるか?
と考えたら確固たる自信はない。
短気な人や怒りっぽい人は苦手だ。
でも、何か背景があるかもしれないし、オーべみたいに変わる可能性もあるから関わってみたいと思えた。
オーべと奥さんソーニャの出会いも素敵だった。
電車で偶然出会い、そこからオーべが会いたいがために何度も同じ時間の列車に乗り、やっと会えた。そして食事。
オーべが見栄をはって嘘をついたことを白状し、ソーニャを諦めるようなことを呟いた瞬間、ソーニャが熱いキス。男前だ。
ソーニャが教師になれて、不真面目な生徒が輝くシーン、オーべが亡くなるシーン、ルネと意志疎通できたシーンなど、泣けるシーンが沢山あった。後半めっちゃ泣いた。
心温まったし、生と死を感じられたし、自分の周りの人々を大切にしたいと思った。
自分の大切な人が自分よりも先に亡くなるなんて、嫌だし、その悲しみは計り知れない。
大切な人を大切に、周りの人を大切に、生きたい。
やはりどんな本や映画を見ても、
「今、伝えられるうちに言葉で伝える。
会えるうちに会いに行く。 感謝や愛は伝える。」
が大事だなあと思う。
あと、優しさは巡り巡る!