呪術廻戦 25巻【ネタバレあり読書感想文】 二人の世界
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
新聞の広告格好いいですね。
しかも、2つの新聞に1枚づつというなんともずるい掲載方法です。
動画の宣伝も格好いいです。
この声は誰だったかしら?
1.万の歪んだ呪い
渋谷事変で五条悟を封印して持ち去った、夏油の中の羂索。彼は、日本中の人間を天元と同化させ異なる存在に変えるために行動しており、今度は多くの非術者を術者に変えたり、昔の術者を受肉させて殺し合いを行わせる死滅回遊を始めた。
伏黒の姉・津美紀も参加者となっており、彼女の解放のため虎杖たちは死滅回遊に参加していた。しかし彼女は平安の術師・万に受肉されてしまっており、新しいルールを追加して飛び立ってしまった。衝撃を受ける伏黒に虎杖から意識を奪った宿儺が指を飲み込ませて、伏黒の中に宿儺が移動した。
宿儺に執着する万と宿儺の殺し合いが開始されたところで、25巻スタートです。
「愛ほど歪んだ呪いはないよ」
五条悟の言葉を裏付けるような、万の宿儺への執着。
強さゆえの孤独に対し、愛を教える、そのために殺すという、万。
ごめん、、、よくわからないよ。。。
ただ、宿儺はつまらなそうだな、とは思います。
自分を恐れるものや自分に従うものは多いけれど、誰も自分と対等に戦うことができず、誰とも自分の強さを共有できない。いつもひとりぼっちになってしまう。
漏瑚への褒め言葉はその裏返しではないだろうか。
万のいう、宿儺の知っているという愛とは何か。
それがこの漫画で示されることはあるのでしょうか。
彼女は最後に何を託したのか。
深く沈んでいく伏黒に希望はあるのか。
2.最終決戦へ向けて
11月19日、五条悟復活。
なぜかすぐには戦わず、12月24日に決戦の日取りを決める五条と宿儺。
五条も不思議がっていましたが、羂索に非常に協力的な宿儺。
宿儺が蘇るのに当たり、羂索が何か協力して縛りを作ったのでしょうか。。
今まで押されっぱなしだった高専を含め術師側。
この間に協力しあって協議し対策を立てます。
気になったのが、虎杖の修行。これは中身が入れ替わっているのかな?
そして抹殺された上層部。これは五条、、それとも乙骨くんかな?
3.周囲を置き去りにする最強二人の戦い
生徒をはじめ多くの仲間の声援と協力を受けて最終決戦に向かう五条悟。
19本の指を取り込み伏黒を沈めた宿儺と、誰もいなくなった新宿を破壊しながら激突します。
術式と領域展開と肉弾戦の入り混じる戦闘。
その戦いを、戻ってきた冥冥の術式で見守りながら解説する仲間たち。
これがまあ、難しくてわからないわからない!
この漫画の世界観と設定の上に、それを超えてくる規格外たちの戦いですからねえ。
呪力というエネルギー、それを操る術師、その術師のもつ生まれつきの必殺技のような術式がある。五条の術式はアキレスと亀で近寄れないさわれないというものであり、それゆえに彼は最強となっている。
さらに、相手を精神世界のような別世界の空間に閉じ込めて必ず攻撃を当てるという必中の技が、領域展開。ものすごく呪力を消費するためごくごく一部の術師しか使えないが、五条の術式にも当たる。
術式も領域展開も使ったあとはしばらく冷却期間が必要ですぐは使えない。
これらとはさらに別に、簡易領域という一部の術師が使う技があり、領域展開の内部で抵抗できる。
また、反転術式という呪力でのダメージを回復させる治療技もあり。
ここまでを前提として、
五条の術式に対し、宿儺は簡易領域の発展形である領域展延で術式を中和する。
また、領域展開はその特性から周囲の枠がしっかりと閉じているのが本来の領域展開であるが、宿儺の領域展開は閉じず、ありえないと驚く面々。
両者の領域展開は押し合いにならず、五条の領域の外側から宿儺の領域が押してを五条の領域を破壊する。
これに対し五条は反転術式で肉体ではなく術式そのものを修復して対抗し、さらに領域展開の条件設定を変更して外側から破壊されないようにする。
そして宿儺は、、、
と、相手の技に対し、それを上回る技を繰り出し、さらにそれをその場で上回って繰り出し、という応酬のバトルが続く、五条対宿儺戦。
それを見ているもう1人の特級術師・乙骨は不安を感じている様子。
最強対最強の結末は。。。
ついに最終決戦のようです。
作者もそろそろ終わりと言われていたようなので。
初期よりも絵が雑になってしまったので見にくいです。
毎週でなくてもいいので、納得いく終わらせ方をしてほしいですね。
よろしければこちらもどうぞ〜