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モテ学2「モテない男の共通点」

BARには、モテる男がちらほらといる。
だが、モテない男の方が圧倒的に多い。だからBARは、モテる男たちの天国になっていくのである。
モテない男には、いくつかの共通点がある。

1.人の話を聞かない、或いは聞いていない。
(自分のことばかり話す、自分の自慢ばかりする)
2.否定的会話が多い。
(反論が多く、話し方の口調が傲慢)
3.自分が特別な「何か」だと勘違いしている傾向が強く、アウエーのコミュニティの中あっても、自分を譲らず協調性に欠ける。

モテない男には、これらの共通点があるように思う。

インテリの男はひたすらに知識をひけらかす。
体育会系の男は筋肉やトレーニング方法を、料理男子は作った料理や食べに行った高級店の話だ。これらの共通点は、自分の得意な領域の中でのみ展開される自慢話ばかりということだ。

バーテンダーの私には、見ていて本当にもったいないなぁ、と思うことがたくさんある。
前回、「モテる男とモテそう男の違い」基礎知識編でも話したが、ギャップ萌えは正しい。

得意領域で得意話をした場合、聞いている人は、先生なり師匠的な扱いはしても、けして「モテる男」としては扱わない。本当にもったいないことだ。そして、ここを勘違いしているモテない男は非常に多いのではないだろうか?

つまり人の魅力は、ギャップがあればあるほど増幅していくわけだから、得意領域で得意技を展開しても、消費されてしまい、遂には飽きられてしまうのである。
なんともったいないやり方をしているのだろう。試合開始早々に、フィニッシュホールドをかけるプロレスラーがどこにいるのだ。ある意味、観てみたい気もするが。
仮に、得意領域での得意技に魅了された相手が、もっとあなたを知りたいと言って来た時、あなたのポケットにはもう通用するカードは1枚も残っていないのだ。
これも、飽きられる理由の1つだろう。

相手の興味を引いて、矢継ぎ早にさらなる一手を打つ強力なカードをポケットに忍ばせているのがモテる男なのだ。全身全霊の直球勝負一本槍は、あまりにも芸がないのである。

ならば、脳ある鷹は爪を隠さなければならず、得意カードは最後の最後まで取っておかなければならない。これは、男女に共通していえることだ。

モテる男は、これを心得ている。
自分の得意カードは極力使わない。
あまり自信のないカードで、勝負する。
これは謙虚な姿勢と受け取られれる。
だから、否定的な口調になりにくい。
謙虚な姿勢になり、相手の話を聞き、より肯定的な会話に発展していくのである。

得意カードは、相手が食らいついてきた時、はじめて鬼神のような効力を発揮するのだ。
自らせっせと曝け出してどうする、愚か者めが、となるのである。

これを実践したからと言って、すぐにモテ始めるわけではないだろうが、やってみる価値は十分にあると思う。
まずは、得意技を封印して、相手とどれだけ会話を弾ませられるかを試してもらいたい。





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